概要
精神科の病気の総称と間違えられること多いが、それは精神疾患を指す。
精神病は、医学が発展していなかった頃に「精神の病気(精神がおかしくなっている)」=「精神病」とよばれるようになったもので、現在ではあまり使われることはない。
精神病という用語が使われていた時代、精神病は、ないはずの知覚を体験する幻覚や、あるはずのない事をあると思い込む妄想といった症状をきたし、現状を正確に認識できる力が低下している状態に用いられた。
現在でいう統合失調症や双極性障害などがそれにあたる。
当時は、幻覚や妄想などが伴う「精神病」と、現在でいう不安障害やうつ病にあたる心の疲労からくる「神経症」に大きく二分されており、「神経症」よりも重い症状を「精神病」と分類していた。
治療は疾患の背景によって様々であるが、基本的に急性期の精神病症状は薬で治療を行う。
患者が「あれは幻覚・妄想だった」と意識できるようになれば、カウンセリングなどの精神療法や疾患教育の、薬以外の治療法も有効になる。
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