糸鋸圭介とは、逆転裁判シリーズに登場する人物である。通称「イトノコ刑事」。
概要
推理モノにはよくいる「正義感は強いが、どこか抜けたところのあるヘッポコ刑事」であり、高い情熱と行動力はあるものの、その多くが報われず度々減給を食らっている。一人称は「自分」。語尾に「ッス」をつけて話す。
逆転裁判1~3と逆転検事シリーズにはレギュラーとして登場する。
所属はもちろん刑事課で、初動捜査を担当。裁判において事件のあらましを説明するのが彼の役割となっている。そしてその後の証言・尋問で成歩堂から捜査ミスや思い込みによって発生した矛盾をツッコまれてはヘコまされ、揚句「次回の給与査定を楽しみにしておくがいい」と御剣や狩魔検事らに言われるまでがお約束となっている。そのためか薄給に苦しんでおり、日頃の食事はもっぱらソーメンばかり食べているとのこと。
実際、捜査に関してはかなりいい加減で、ほぼ毎回無実の人間を誤認逮捕してしまっている。
また、2の公式サイトでも「刑事としては完璧な外見と行動力、そして完璧には程遠い頭脳を誇る」とまで記されている始末。
刑事としての立場上弁護士をライバル視しており、特に成歩堂に対する勝手なライバル意識は強いようだが、御剣や真宵などが窮地に陥った場合は本来の仕事を捨てて成歩堂たちに協力し、事件解決に間接的に貢献することは多い。ただし、張り切りすぎて逆に成歩堂らがピンチになる場合も多い。
人物関係では御剣怜侍との付き合いが長く、刑事に配属されて一週間でいきなり事件の容疑者になってしまったのを御剣に助けてもらった(「逆転検事」第4話)のをきっかけに信頼するようになり、以降は頼んでもいないのに執務室の掃除をするなどとにかく世話を焼くようになる。御剣が海外出張に行っている間も「御剣検事の執務室を守り抜くこと」が自分の務めであると考え手入れを欠かさず行っていた。(が、当の御剣からは「他にすることはないのか」と呆れられている。)
御剣のほうも上司としていい加減な捜査や報告に対して厳しい態度をとっているが、基本的にはその刑事としての姿勢を信頼しており、「逆転検事2」では「特別に優秀」と評価している。
ちなみにその「逆転検事2」ではそれまでのシリーズにない完璧な捜査を行っており、終盤ではリアレンジされた専用BGMを引っ提げイトノコのくせにカッコよすぎる登場をしている。
逆転裁判シリーズの英語版である「Ace Attorney」シリーズでは、Dick Gumshoe(ディック・ガムシュー)という名前になっている。Gumshoeとはゴム底靴のことだが「刑事」「探偵」を指す俗語でもあり、わかりやすく刑事っぽい名前である。
逆転裁判4以降
回想シーン(7年前に成歩堂が弁護士資格を失うこととなった裁判)でのみその姿が確認されているが、
それ以降の出番はなく現在の役職も明らかになっていない。
長きにわたって逆転シリーズを支えたレギュラーキャラの一人であるため、再登場を望む声も多い。
イトノコ刑事の台詞
他にも多々あるが、ここではほんの一部を紹介
関連動画
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関連項目
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