紀田正臣(キダマサオミ)とは、成田良悟原作の電撃文庫ライトノベル『デュラララ!!』に登場する√3点の少年である。
声優は宮野真守。
概要
竜ヶ峰帝人と同じ来良学園に通う男子高校生。陽気な性格で趣味はナンパ。ギャグは寒いがムードメーカー的存在でもある。竜ヶ峰帝人の親友であり、彼を池袋へ誘ったのも正臣だった。
友人想いで面倒見はいいが女の子にも目がなく、原作ではある事件から本命の彼女との関係性に破綻をきたしていた時期に、非常に多くの彼女(というか合意上の遊び相手)が同時期にいた事が明かされている。
実はその本命の娘が入院してる病院の女医さんともそういう関係だったり・・・流石は正臣。
実は結構喧嘩が強かったりする(それでも本人評価で門田京平には全く及ばないレベルではあるが)。
余談だが、彼の中の人も自分と良く似たキャラクターだとコメントしている(あくまでムードメーカー的意味で)。
黄巾賊
初代黄巾賊リーダーでその創設者でもある。仲間からのあだ名は「ショーグン」。
元々は中学時代、埼玉の田舎から出てきて親しい友人もいなかった彼は、遊べる仲間をただ増やしていっただけなのだが、元来のカリスマ性とリーダーシップを取れる面倒見の良さから、それは池袋の一大ギャングの一つ、「黄巾賊」へと姿を変えた。その最中、三ヶ島沙樹と出会い彼の運命は大きく転がる。
沙樹と付き合いはじめ、折原臨也を紹介された彼は、臨也の計略と子供故の認識の甘さ、沙樹への想いがないまぜになった結果、もう一つの巨大ギャング「ブルースクウェア」との抗争で沙樹に怪我をさせてしまう。恐怖の余り沙樹を見捨ててしまった彼は自責の念に押しつぶされ、沙樹と黄巾賊を捨てて元の日常へと帰る。
この後に帝人の進学があって再会を果たしている。
高校2年時に罪歌の事件(リッパーナイト)が起こり、杏里が怪我をした事を知った彼は黄巾賊へ戻り、「切り裂き魔」を探そうと動く。だが、犯人がいると推測したダラーズのトップが帝人である事を臨也に知らされた事や、黄巾賊内部に入り込んでいた元ブルースクウェアの法螺田達の策略によって深手を負う。そこに助けに現れたのは都市伝説の黒バイクに、帝人、杏里に門田京平達だった。
混乱の最中に様々な事を吹っ切った彼は、事件終了後に沙樹への想いを改めて彼女に伝えて再び恋人同士となる。
高校を中退した彼は沙樹と同棲を始め、不本意ながら折原臨也の仕事を手伝って生計を立てている(金払いがいいため)。友人達と顔を合わせる事はまだ恐れているが、帝人を池袋の裏の部分とも言える「向こう側」に行かせないまいと気に停めていた。沙樹に激励された事で池袋を覗いてみた正臣は、かつてとは異なる変貌を遂げた帝人と再会、彼を「引き上げる」為に三度黄巾賊へ復帰、ダラーズとの全面抗争になってでも帝人を止める覚悟を決める事になる。
なお、園原杏里に対しての感情もかなり本気度の高いものだったらしく(沙樹と「遊びの娘達」でいうと比べる対象が沙樹である程に真剣度が高い)、親友の帝人相手でも恋敵になる気は割と満々だった。
関連動画
関連静画
関連項目
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