「野蛮で結構!最高の褒め言葉だ!」
『紅牙のルビーウルフ』とは、富士見書房から富士見ファンタジア文庫レーベルで出版されている、淡路帆希著作のファンタジー・ライトノベルである。表紙・挿絵は椎名優が担当している。本編の全6巻と外伝2冊でもって完結している。
概要
暁の女傑と称される狼女王ルビーウルフと、真面目で気苦労が絶えない彼女の近衛騎士ジェイドが繰り広げる冒険物語。淡路帆希のデビュー作であり、同作者の第17回ファンタジア長編大賞準入選作品『盗賊娘はお国のために』を改題して出版された作品。ケーナがもふもふ可愛い。
外伝は短篇集の形式で、ドラゴンマガジンに掲載されたエピソード各話が主体で書き下ろしのエピソードが追加されている。外伝1冊目『クローバーに願いを』はとくに本編1~3巻の間の話、外伝2冊目『君に捧げる永久の花』は3~4巻の間の話を中心にした挿話で構成されている。2冊目が『7巻』扱いになっているのは、先の『クローバーに願いを』の『紅牙のルビーウルフ』の表記が小さく、同作品の外伝だとタイトルで分かりづらかったため、変更された結果である。
また、外伝2冊目は『7巻』としても、冒頭及びエピローグで本編の後日譚が語られており、激しくネタバレなので第6巻まで読み終わってから読むことを推奨する。
あらすじ
盗賊モルダに拾われ、雌狼ヴィアンカを母として育った赤毛と紅玉の瞳を持った少女、ルビーウルフは、大勢の盗賊仲間と狼の群れに囲まれ、幸せな日々を送っていた。しかしその幸福を破るかのように、突如現れた男たちに、自分がグラディウス王家直系の最後の一人であることを知らされる。そして同時に、大切な仲間たちを失った。
ルビーウルフは復讐のため、そしてジェイドは佞臣の手からルビーウルフを救うため、共に立ち上がる。神国の栄光を失い、荒廃の一途をたどるグラディウスに、希望の光は差すか。狼の誇り持つ女王に、神器<導きの剣>はいかなる未来を見せるのか。そしてジェイドがルビーウルフにもたらした「傷」は・・・・・・。
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関連項目
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