純白の花嫁カルマとは、DMMのブラウザゲーム『千年戦争アイギス』『千年戦争アイギスR』に登場するキャラクター。
イラスト担当は一斎楽氏。
この項目では別バージョンである黒衣の花嫁カルマ、南瓜祭の花嫁カルマについても扱う。
私もいずれは吸血鬼になってしまうのでしょうか……
2014年2月に行われた緊急ミッション『吸血鬼の花嫁』の報酬ユニットとして実装された。
アイギス世界全般の基準から言ってもとりわけ幸薄いキャラクターで、見た目からして儚げな雰囲気を醸し出している。
その経歴も、イベント開始時点では「魔物に故郷を滅ぼされ、放浪していたところをヴァンパイアに襲われて重傷を負い、戦傷が原因で吸血鬼化が進行し、ヴァンパイアハンターに命を狙われている」と散々なもの。
『吸血鬼の花嫁』は、そんな彼女を救うため、吸血鬼化を抑制する血清(復刻時は刻水晶)を集めるというお話である。なお出会った時点の立ち絵は肌が明らかに死体色。手遅れにしか見えない。
彼女が実装された『吸血鬼の花嫁』は、いわゆるアイテム収集型のイベントだったが、通常の収集イベントとは異なる、実験的な試みが行われていた。
と言うのも、集めた血清の数により、カルマが「レアリティプラチナのヴァンパイアプリンセス」として仲間になるか、「レアリティブラックのイモータルプリンセス」として仲間になるか分岐するのである。
ちなみに、ヴァンパイアプリンセスとして仲間にするために必要な量の血清が集められなかった場合、吸血鬼化を食い止められなかったということで、復讐者ヴィンセントに介錯されて死ぬことになっている。イベントキャラにとってここまで事態が深刻な収集型イベントは珍しい。
実装当初は他のプリンセスと同様の命名法則に従い、どちらのバージョンも二つ名を持たない単なる『カルマ』であったが、2016年3月のアップデートにて、ヴァンパイアプリンセス版は『黒衣の花嫁カルマ』、イモータルプリンセス版は『純白の花嫁カルマ』に名称が変更された。
性能談義などでカルマについて言及する場合、白カルマや黒カルマと呼ばれることがしばしばあるが、この呼び方ではレアリティの色なのか服の色なのかがわかりづらいため、ヴァンパイアプリンセス版をヴァンカルマ、イモータルプリンセス版を芋カルマと呼んで区別することも多い。
復刻の際にはどちらのバージョンのカルマも収集イベント産のキャラクターとして扱われるため、刻水晶のレートが高く、フルスペックで獲得しようとするとかなりの石割りと根気が必要になる。運にもよるが、『純白の花嫁カルマ』のコストを下限にするまでには、大体20~30個くらいは割る必要があると見て良いだろう。
不思議ですね。力が増している気がします。
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | ブロック | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | プラチナ | ヴァンパイアプリンセス | 19 | 16 | 1 | 魔剣ティルフィング | |
覚醒後 | ヴァンパイアクイーン | 19 | 16 | 1 | 魔剣ティルフィング ↓↑ 真魔剣ティルフィング |
追撃 |
血清の投与が一応の効果を発揮し、自身を襲ったヴァンパイアからの支配を受け付けなくなった『黒衣の花嫁カルマ』。
ヴァンパイアプリンセスは回復できない代わりに各種ステータスの高いプリンセス。近接1ブロックユニットで、攻撃は魔法ダメージ扱いなのもプリンセスと共通であり、またプリンセスに有効な各種バフを受けることもできる。また、ヒーラー等のユニットからの回復は受けないものの、アップデートによりエナジードレイン能力を獲得し、攻撃1回につきHPが最大値の2%ずつ回復するようになった。
『魔剣ティルフィング』は近接アタッカー用のシンプルな攻防倍率型のスキルだが、彼女の真価はスキル覚醒『真魔剣ティルフィング』による回復能力にある。
元スキルと比べて更に攻防への倍率が上がるほか、効果時間中は攻撃1回につき最大HPの10%が回復するようになるため、ちょっとやそっとでは落ちなくなる。
覚醒アビリティは『追撃』。30%の確率で攻撃後の硬直時間が無くなる。エナジードレインによって継戦能力を維持する設計上、手数の確保は死活問題である。
なお、こちらのバージョンのカルマは、『純白の花嫁』に先駆けて交流クエストが実装されているが……
完全なヴァンパイアと化すのは避けられたものの、依然として吸血衝動は残ったままであることが触れられる。以後のシナリオに登場するカルマは基本的に『純白の花嫁』バージョンであるため、『黒衣の花嫁』は正規ルートではない扱いなのかもしれない。
力がみなぎるようです。まるで別人になったようです。
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | ブロック | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | ブラック | イモータルプリンセス | 23 | 18 | 1 | 神剣ティルフィング | 罪滅の光 |
覚醒後 | イモータルクイーン | 23 | 18 | 1 | 神剣ティルフィング ↓↑ 真神剣ティルフィング |
サクリファイス |
血清をキメ過ぎたせいで、通常のヴァンパイアを超越する存在になった『純白の花嫁カルマ』。
吸血鬼化は完全に治療された筈だが、相変わらず味方からの回復を受けられないアンデッドである。
1ブロックの近接魔法攻撃である点や、プリンセス用を対象とするバフ等の効果が得られる点もヴァンパイアプリンセスと同じ。
ただし、こちらのバージョンは1体しか出撃メンバーに編成できず、2体以上編成に入れると出撃ができなくなる。
ステータスは防御力を除き『黒衣の花嫁カルマ』より更に一回り高いが、もはや吸血の必要が無いのか、攻撃の度にHPを回復するエナジードレインの特性は持たず、スキルを使用しても同様の効果は得られない。
以前は本当に一切の回復ができないユニットで、後述するスキル終了後に危険な状態を晒す弱点を持っていたが、2017年11月9日のアップデートにて、イモータルプリンセス自体のクラス特性に「スキル終了時にHPが全回復する」という能力が追加され、安全性がある程度確保されるようになった。
受けたダメージの2割分だけ味方全員のHPを回復する『罪滅の光』を覚醒前のアビリティとして持ち、これが覚醒後は回復量が被ダメージの5割にまで上昇した『サクリファイス』になる。
これらのアビリティは、強敵を抱えればそれだけ味方を大きく回復することができるほか、地形や天候等によるスリップダメージでも同様に味方の回復が行うことができる。
最大の特徴はスキル『神剣ティルフィング』で、攻撃力と防御力が上昇するほか、効果時間中はHPが0にならないという効果を持つ。
神剣ティルフィングがもたらす不死性こそが彼女のアイデンティティと言っても過言ではなく、ブロック自体が推奨されない一部の超強敵(魔神キメリエスなど)を相手にする場合、カルマは文字通りの切り札となりうる。
覚醒スキル『真神剣ティルフィング』は、効果時間中はHPが0にならない効果はそのままに、攻撃力への倍率が増え、更に防御力が0になる効果を得る。
防御力が0になる効果は一見して大きなデメリットに見えるが、被ダメージが増えるということは、アビリティ『サクリファイス』の回復効果の向上に繋がる。現在はスキル終了時にHPが全回復するようになったため、防御力低下自体のデメリットはほぼなくなった。
ただし、スキル覚醒後は初動が遅くなるので、急な差し込みには使いづらくなる。
ここぞというときに役立つユニットであるが、逆に言うと「ここぞというとき」以外には使いづらさが目立つ。
普段使う分にはヴァンパイアプリンセスのカルマの方が使い勝手が良いかもしれない。
トリック・オア・トリート♪王子様をいただきに参りました♪
レアリティ | クラス | 初期コスト | 下限コスト | ブロック | スキル | アビリティ | |
覚醒前 | ブラック | イモータルプリンセス | 21 | 18 | 1 | 祭剣ティルフィング | 奇跡の盾 |
覚醒後 | イモータルクイーン | 21 | 18 | 1 | 祭剣ティルフィング ↓↑ 真祭剣ティルフィング |
パンプキン騎士 |
2018年10月11日、ハロウィン限定召喚にて期間限定で実装された『南瓜祭の花嫁カルマ』。元々の儚げな雰囲気はどこへやら、全力でハロウィンを楽しんでいる。
アビリティ『奇跡の盾』は自身への攻撃を20%の確率で無効化する。
スキル『祭剣ティルフィング』の効果は攻撃力と防御力に倍率がかかるほか、アビリティによる攻撃無効化率を3倍にまで増加させる。
覚醒アビリティ『パンプキン騎士』を習得すると、攻撃無効化の確率が25%に上昇するほか、自身へのダメージを肩代わりするパンプキンナイトをトークンとして使役できるようになる。
かつての身を削って味方を癒していた健気な姿からは一変、手下のカボチャ騎士にダメージを押し付ける暴君のような姿には驚きを禁じえない。
スキル覚醒『真祭剣ティルフィング』は、攻撃力と防御力にかかる倍率が通常スキルよりも上がるほか、防御力と魔法耐性を無視する貫通攻撃になり、更に発動時にパンプキンナイトトークンのHPを回復することができる。
しかし元々のスキルにあったアビリティ発動率上昇効果が無くなる。
このバージョンのカルマは、同時期に開催されていた緊急ミッション『降魔の復讐者』前半の神級ステージ『ナイトメア・パーティ』にてNPCとして配置されており、パンプキンナイト・トークンも含めてその性能を体験することができた。しかし……
- 回復手段に制限のあるユニットであるにも関わらず、最前線に立って真っ先に被弾する
- 初っ端からカルマの近くをうろうろしているカボチャ騎士が結構強く、悠長にコスト稼ぎができない
- ダメージを肩代わりするパンプキンナイト・トークンは所持数が少なく、あっという間に底を突く
といった有様で、明らかにNPCとして配置されているカルマのせいで難易度が上昇しており、本来は販促のために配置されていたのが逆にネガキャンになりかねない状態であった。
関連するキャラクター
- 復讐者ヴィンセント
出るゲームを間違えたヴァンパイアハンター。
当初はカルマが完全に吸血鬼化する前に殺そうとしていたが、王子達の説得によりその手を止め、逆に彼女を救う為の手段を教えた。
王子達の奮闘によってカルマが救われたことで、彼の心境に変化があったが…… - オークの英雄アナトリア
直接の関係は無いが、カルマと同様の「効果時間中はHPが0にならない」というスキルを持つことから比較されがちなユニット。
物理攻撃である、回復を受けられる(=ヒーラーの負担になりうる)といった点をはじめ、実際の使い心地はかなり異なる。
関連動画
関連静画
関連項目
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