純資産とは、貸借対照表における、勘定科目の分類の1つである。以下、株式会社を前提に説明を行う。
概要
純資産というのは、会社の正味の資産のことである。例えば、株式会社の設立時に、4000万円を出資で賄い、3000万円を借入金で賄った場合、資産7000万円、負債3000万円、純資産4000万円でスタートする。
この純資産の部分には、以下の4つが入る。
- 株主資本 - 早い話が、株主からの出資金、およびそれに関する剰余金のことである
- 評価・換算差額等/その他の包括利益累計額 - 評価額の差額などである
- 新株予約権 - 発行した新株予約権の金額である
- 非支配株主持分 - 100%子会社でない子会社における、親会社以外が所有している部分に関する子会社の純資産部分の金額である。これは純資産をマイナスする
参考資料:貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準等の適用指針
これらはそんなに頻繁に変動するものではない上、分配などにあたっては株主総会での決議が必要になる。
この純資産がマイナスになっている状態を債務超過と呼び、法人においては破産手続開始原因の1つになる。
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