終焉の者とは、「ゼルダの伝説 スカイウォードソード」に登場する重要キャラクターであり、同作のラスボスである。
英語名は「Demise」。また、終焉の者のもう一つの姿である「封印されしもの」についても本項で扱う。
ゼルダの伝説における「諸悪の根源」と言える存在。以下、本編の重要なネタバレを含むので注意。
概要
真っ赤に燃える炎の髪の毛に漆黒の肌、巨大な剣と強大な魔力を携えた魔族の王。
彼の誕生は、女神ハイリアが大地を作り上げた神話の時代に遡る。
女神と対をなす存在である終焉の者は、女神の守護する秘宝・トライフォースを狙って、配下の魔族たちと共に大地を荒らしまわり、人間たちは成す術もなく蹂躙されていた。
一計を案じた女神は、最もか弱い存在である人間を天空の彼方へと逃がし、大地に残った亜人たちと協力して終焉の者を封じることに成功。
当初はその場しのぎでいつ破られるか解らない封印だったが、ある方法を用いて封印の力を高めることにも成功し、以後終焉の者は1000年以上にわたり眠り続ける。
時は流れ、封印の力が弱まったことにより終焉の者は再び活動を開始。
腹心である魔族長ギラヒムにスカイロフトに住む人間・ゼルダを拉致させ、彼女の魂を生贄とすることにより完全なる復活を画策する。
この事態を予測していた女神は、勇者としてリンクを地上に送るが、このリンクが使う女神の力に反応して、不完全な獣の姿で復活を果たす。獣の姿では封印が弱まるたびに何度も甦ったが、そのたびにリンクが再封印を施して急場をしのいだ。
その後、トライフォースを手に入れたリンクの「終焉の者を滅ぼす」という願いにより、女神様の物凄い力技で完全に消滅。
一件落着かと思われたが、ギラヒムの策謀によって消滅する前の過去で完全復活を果たす。
かつては空へ逃げるだけだった人間の成長を認め、リンクに一騎討ちを挑むが、これに敗北。
ついに本当の最期を迎えたが、断末魔に「これは終わりではない 我の憎悪は悠久の時の果てまで輪廻を描く 女神の血と 勇者の魂を持つ者共は 永遠にこの呪縛からは逃れられぬ」という呪詛の言葉を残した。(やや要約)
見た目は燃えるように荒れた長髪を持った巨漢でガノンドロフを彷彿とさせる。闇のマスターソードとも言える逆さのトライフォースが刻まれた剣を所持している。
封印されしもの
封印の力が弱まったことにより、終焉の者が不完全な形態で甦った姿。全身に黒い鱗がびっしりと生え、目はなく無数の鋭い牙を持ち、手足にはぶよぶよした爪がある。ゲーム中では何度も甦り、そのたびに手が生えたり空を飛ぶようになったりとパワーアップしていく。
本来は物凄く不気味な怪物のはずであり、実際倒し方のコツを掴むまではかなりの強敵なのだが、
何だか妙にユーモラスなウゴウゴした動きをする(特に1戦目)ことから、プレイヤーからは「可愛い」「モフモフしたい」「ぬいぐるみが欲しい」というまさかのマスコット的な人気を得ている。通称「封印ちゃん」。
終焉さんに変化した時は、可愛い封印ちゃんを返せと思った人も多かったとか何とか。
ゼルダ無双にも巨大魔獣として登場。元々の設定からか他の巨大魔獣とは様々な面で異なる。ちなみにゼルダ無双のガノンドロフは長髪であり、モーションの中には終焉の者を基にしたものがある。
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関連項目
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