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概要
| 結いの党 | |
| 結いのとう - Unity Party | |
|---|---|
| 基本情報 | |
| 公用語名称 | 結いの党 |
| 国・地域 | 日本 |
| 本部所在地 | 東京都千代田区 |
| 成立年月日 | 2013年12月18日 |
| 解散年月日 | 2014年9月21日 |
| 機関紙 | -- |
| 国際組織 | -- |
| シンボル | -- |
| 公式サイト | yuinotoh.jp |
| 政党・政治団体テンプレートボックス | |
2009年に結成されたみんなの党は新自由主義的な経済政策や公務員制度改革を重点的に訴えつつ、イデオロギー色は抑えて自民党・民主党いずれとも一定の距離を置く第三極路線を推し進めた。この方針は一定の成功を収め、2013年の参院選後には衆参両院に36人の国会議員を擁する中堅政党にまで成長を遂げた。
しかし参院選で自公両党が衆参両院の過半数を制し、2016年までは政権の維持が確実な情勢になると、右旋回して自民党への接近を目指す渡辺喜美派と、従来の方針を維持して野党再編に繋げたい江田憲司派の路線対立が激化。
両派の対立は2013年末の特定秘密保護法案への対応をきっかけに爆発し、12月9日に江田派の14議員が一斉に離党、先にみんなの党を離党していた柿沢未途を含めた15人で新党「結いの党」を結成する運びとなった（翌年3月にみんなの党の比例名簿で当選していた藤巻幸大が死亡したため最終的には14人）。
党名は同党が他の各党を結ぶ結節点になるという意味が込められている。党名候補として結いの党の他に「民権党」「正義党」「新党ひびき」「あしたの党」などが挙げられていた。
主な政策として、地域主権の確立・脱原発・年金医療改革・東北復興事業の推進・日米同盟を基軸とした外交・既得権益の打破・消費増税凍結などがある。「保守とリベラルの対立を超えた政治を目指す」「憲法の見直しを進めつつも、日本国憲法が果たしてきた役割は正当に評価する」と提唱するなど、イデオロギー面では中道傾向が強かった。
当初はみんなの党が会派離脱の不承認を盾に比例当選議員の辞職を求めていたため、国会での活動は翌年2月頃まで停滞を余儀なくされた。国会外では日本維新の会との合併を目指して協議を進めていたが、国粋主義的なイデオロギーを持つ維新内の旧太陽の党出身議員らが中道寄りの結いの党との合併に猛反発。結局日本維新の会は旧太陽の党出身者を中心とする次世代の党と、橋下徹率いる日本維新の会（同名の新政党）に分党されることになり、結いの党はこちらの新しい日本維新の会と合流することが決まった。
2014年9月21日、結いの党は日本維新の会に吸収される形で消滅。同時に日本維新の会は維新の党に改称した。人数的に旧維新：旧結い＝3：1であるため党名や政策、党本部所在地などの選択では旧維新側の意見が多く通ったが、旧結い側では1年間の期限付きではあるものの、江田を橋下と同格の共同代表にすることで妥協した。
役員
| 役職 | 氏名 | みんなの党での役職 | 維新の党での役職 |
|---|---|---|---|
| 代表 | 江田憲司 | 幹事長 | 共同代表 |
| 副代表 | 寺田典城 | 政策調査会副会長 | - |
| 幹事長 | 小野次郎 | 倫理委員長 | 幹事長代理 |
| 政策調査会長 | 柿沢未途 | 政策調査会長代理 | 政務調査会長 |
| 衆議院国対委員長 | 畠中光成 | - | - |
| 参議院国対委員長 | 柴田巧 | 総務委員長 | 総務会長代理 |
所属議員
| 氏名 | 所属議院 当選回数 |
選出選挙区 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 江田憲司 | 衆4 | 神奈川8区 | |
| 柿沢未途 | 衆2 | 東京15区 | |
| 林宙紀 | 衆1 | 比例東北（宮城1区） | |
| 青柳陽一郎 | 衆1 | 比例南関東（神奈川6区） | |
| 椎名毅 | 衆1 | 比例南関東（神奈川9区） | |
| 井出庸生 | 衆1 | 比例北陸信越（長野3区） | |
| 小池政就 | 衆1 | 比例東海（静岡1区） | |
| 井坂信彦 | 衆1 | 比例近畿（兵庫1区） | |
| 畠中光成 | 衆1 | 比例近畿（兵庫7区） | |
| 川田龍平 | 参2 | 参院比例（2019年改選） | |
| 小野次郎 | 参1（衆1） | 参院比例（2016年改選） | |
| 柴田巧 | 参1 | 参院比例（2016年改選） | |
| 寺田典城 | 参1 | 参院比例（2016年改選） | |
| 真山勇一 | 参1 | 参院比例（2016年改選） | |
| 藤巻幸大 | 参1 | 参院比例（2016年改選） | 2014年3月15日任期中死去 |
地方議員は維新の党への合流時点で都道府県議会議員9人、市区町村議会議員39人の計48人が所属していた。うち20人は江田の地盤である神奈川県の地方議員だった（県議5人・横浜市議9人・その他市議6人）。
ネット世論調査
公式ニコ割アンケートのネット世論調査で毎月行われている政党支持率調査における結いの党の支持率の推移は以下の通り。概ね支持率1%前後と低迷していたが、20代以下の若年層ではやや高くなる傾向が見られた。
| 年 | 2014 | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
| 総合 | 0.9 | 1.3 | 0.9 | 1.3 | 0.9 | 1.5 | 1.4 | 1.1 | 0.8 | （維新の党） | |||
| 年齢別 | 50代以上 | 0.9 | 1.1 | 0.3 | 1.0 | 0.7 | 1.5 | 0.8 | 0.9 | 0.9 | |||
| 40代 | 0.7 | 1.0 | 0.6 | 1.3 | 0.8 | 1.3 | 1.3 | 0.9 | 0.6 | ||||
| 30代 | 0.9 | 1.1 | 0.8 | 1.1 | 0.8 | 1.2 | 1.1 | 1.0 | 0.9 | ||||
| 20代 | 1.3 | 2.0 | 1.4 | 1.7 | 1.2 | 2.1 | 2.0 | 1.6 | 1.1 | ||||
| 10代以下 | 2.4 | 3.4 | 2.1 | 2.4 | 1.7 | 3.4 | 3.1 | 1.9 | 1.6 | ||||
| 性別 | 男性 | 1.2 | 1.7 | 1.2 | 1.6 | 1.1 | 1.8 | 1.7 | 1.3 | 1.0 | |||
| 女性 | 0.6 | 0.9 | 0.6 | 1.1 | 0.6 | 1.2 | 1.1 | 0.9 | 0.6 | ||||
| 年 | 2013 | ||||||||||||
| 月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | |
| 総合 | （結成前） | 1.4 | |||||||||||
| 年齢別 | 50代以上 | 1.4 | |||||||||||
| 40代 | 1.3 | ||||||||||||
| 30代 | 1.2 | ||||||||||||
| 20代 | 1.8 | ||||||||||||
| 10代以下 | 2.7 | ||||||||||||
| 性別 | 男性 | 1.5 | |||||||||||
| 女性 | 1.3 | ||||||||||||
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関連項目
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