概要
日常的に左手の薬指につけて生活するため、ゴテゴテした装飾のないシンプルなデザインのものが多い。
また、給料の三か月分だのダイヤモンドだのと言われるのは、「婚約指輪(エンゲージリング)」であり、これは一般的には男性から女性に贈られ、婚約期間中につける。
普通は一度つければ死ぬまで、あるいは離婚でもしない限り外す事は無いが、職業柄指輪が邪魔になる人は外すこともある。職場でアクセサリーが禁止されているなどの理由により外す場合もあるだろう。
創作の中の結婚指輪
結婚と言う愛の儀式で使うのが結婚指輪であるが、未婚の男女によるラブストーリーでは結婚指輪をつける=幸せな結婚をしてエンディング、ということになってしまうので長期エピソードの中心に添えるには不適となる。
夫婦の日常を描く話にしても、結婚指輪は二人の愛の証明になるが、それを一々見せるよりも隣によりそう、抱きしめ合うなどの動きを伴った描写を行った方が絵的にも映えるし、読者としても分かりやすい。夫婦二人で手をそろえて結婚指輪を並べて眺めて笑みを交わす、などのシーンはあっても、それを何度も繰り返すことは難しいだろう。
むしろ、結婚指輪は二つ揃っていないときの方がなにかと波乱を引き起こすアイテムである。既婚者であるということを端的に示すアイテムであるがために、逆説的に浮気や不倫物の創作でも重要なキーアイテムとなってしまうことも多い。
例えば、久しぶりに会った男女の一方の左手に結婚指輪があった場合、「へえ、結婚したんだ…」あるいは「結婚したのか、俺以外のヤツと...」となり、相手との新しい関係性に戸惑うシーンと言うのはよく見られる。
あるいは未亡人がしている結婚指輪は亡くなった夫への操を立てているというメッセージであるが、そこから新しい恋が生まれた場合などは、その結婚指輪をどう扱うかが登場人物の心情を探るのにわかりやすいバロメーターとなる。以前はしていたはずの結婚指輪がなくなっている、という描写が入れば、それは過去の夫への思いを振り切った事の暗喩である。
その他の創作での結婚指輪エピソード
ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョの奇妙な冒険第二部「戦闘潮流」において登場したアイテム「死の結婚指輪(ウェディングリング)」が登場する。
ワムウとエシディシから主人公であるジョセフに贈られた、1か月後の戦いから逃がさないように毒が仕込まれたリングであり、心臓と喉に埋め込まれた。1か月経つとリングが溶解して毒が漏れ出し死に至る。
外科手術で摘出することは困難で、埋め込んだ本人である柱の男の持つ解毒薬を飲む以外に助かるすべはない。
「死がふたりを分かつまで」を物理的に強制する嬉しくない指輪である。
レベルE
ドグラ星のバカ王子と、マグラ星のルナ王女の結婚に際し使用される結婚指輪は装着者の体と一体化し、二度とはずれないようになっている。
しかし、この結婚に反対するテロリストが変装した偽者に扮した本物のルナ王女が結婚指輪をはめてしまったため、バカ王子はある決断を迫られる。が、じつはそれこそが本物のルナ王女の策略だった。
ドラゴンクエストⅤ
ゲーム中盤のイベントでフローラ(ドラゴンクエスト)の婿を募集する際、フローラの父ルドマンが出した花婿試験が「結婚指輪探し」である。
結婚指輪と言ってもそれらは伝説のアイテム「ほのおのリング」「みずのリング」であり、「ほのおのリング」は溶岩流れる火山の奥深くに眠るという代物である。危険極まりないこの花婿試験だったが、主人公(ドラゴンクエストⅤ)はルドマン家に伝わる【天空の盾】を手に入れるために挑むことになる。
これらのリングは実際に主人公と嫁の結婚式に使われるが、ゲーム終盤にはとある事情で外して使用する必要がある(特定の条件を満たせば再度回収可能)。
艦隊これくしょん~艦これ~
艦娘のレベルキャップ解放のためにはケッコンカッコカリというシステムを使う必要があるが、その際に必要なアイテムが「書類一式&指輪」となっている。これらを艦娘に贈ることで、ケッコンカッコカリは成立する。
名前的にはどう考えても結婚指輪であるが、アイテム画面で確認できる指輪は一つしか存在していないため、プレイヤーである提督が結婚指輪をしているかは不明。見えない所でちゃんと艦娘から指輪をもらって交換が成立しているかもしれない。
ただ、このゲームでは課金すればケッコンカッコカリはいくらでも出来てしまうため、そのすべてで指輪交換をしていたら、提督の指は両手どころ両足を足しても指の数が足りなくなる。お前はソロモン王かとツッコまれることは間違いないだろう。
アズールレーン
好感度:愛のKAN-SENに「誓いの指輪」を渡すことでケッコンすることができる。
これもアイテム画面では指輪は一つしか映っていない。もちろん、見えないだけで指輪の交換をしている可能性はある。
関連動画
関連静画
関連項目
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