結婚行進曲とは、フェリックス・メンデルスゾーン作曲の曲で、劇付随音楽「夏の夜の夢」の中の一曲である。
概要
メンデルスゾーンが若干17歳で書き上げた傑作「夏の夜の夢序曲 op.21」の続きとして、20年近く後に作曲されたのが劇付随音楽「夏の夜の夢」op.61である。
スケルツォやメロドラマ、間奏曲からなる当作品の中の一曲が「結婚行進曲」である。
誰かの結婚式を祝うために作られたわけではなく、あくまで劇中の結婚式である。
しかし、今日ではこの曲の冒頭「パパパパーン」を聴くだけで結婚式が頭に浮かぶほど、結婚式や結婚披露宴、結婚を題材としたあらゆる場面において使用されており、クラシック有名曲の中でも、最も有名な曲の一つである事は間違いないだろう。
ただし、この曲がそもそもクラシックだという事を知らない人や、メンデルスゾーン作曲という事を知らない人は結構多いようである。
パイプオルガンでの演奏もよく耳にするが、あくまで管弦楽がオリジナルである。
ワーグナーの「婚礼の合唱」も日本で「結婚行進曲」と呼ばれることがあるため紛らわしい。「パパパパーン、パパパパーン」と始まる方がメンデルスゾーンによる本曲で、「ターンタータターン、ターンタータターン」と始まる方がワーグナーの曲だ、と覚えよう。
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