給油とは主に車やバイク、飛行機などの動力機械へ燃料を補給する行為のことである。また、家庭用ストーブやファンヒーターへ灯油を入れる意味でも使われる。
概要
一般的に給油というと車、またはバイクにガソリン等を入れることが多い(exガソリンスタンドで給油する)。
しかし、給油に用いられるガソリン、軽油などは揮発性が極めて高く作業時にはエンジンを切ることが法律で義務付けられている。また、ガソリンなどの給油作業には危険が伴うためガソリンスタンドのみでの給油、それもスタンド従業員しか作業を行うことができなかったが、1998年の法改正によりドライバー自身が給油をする、いわゆる「セルフ給油」が可能となった。
上に書いたように車やバイクなどの動力車への給油はガソリンスタンドのみでしかできないが、家庭用ストーブやファンヒーターに用いられる灯油を給油するときは、厳しい規制はない。宅配や軽トラックなど
に灯油を積んでの巡回給油などが行われている。しかし、ガソリンに比べれば安全とはいえ、灯油も可燃性なので給油の際には注意が必要である。
ガソリンのセルフ給油解禁により、セルフのガソリンスタンドが増加した。そしてそれらは従来型のスタンドに比べて人件費を削減できるため、燃料費が安いというメリットがあるが一方でデメリットもある。それは静電気がガソリンに引火する、給油口の閉め忘れ、ガソリンと軽油の入れ間違いなどである。そして、それらの小さなミスが故障や大きな事故につながることもある。燃料費を安価に抑えたい気持ちは分かるが、セルフで給油する際は危険が伴うことを十分に承知した上で利用するべきである。
尚、航空機への給油は極めて危険なため、有資格者でないとできないことが多い。また、場合によっては飛行中に航空機から航空機へと給油する、いわゆる「空中給油」が行われることもあるが両機の速度・方位も含めた連携が必要となる。
ちなみによくガソリンスタンドにて聞く、「満タン」という言葉の「タン」は「タンク」を意味しているが、燃料自体にも重量がある=燃費に影響するため必ずしも良いとは限らない。
災害時・被災地などは給油量が制限される場合もある。(緊急車両・支援車両を除く)
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関連項目
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