絵金祭とは、高知県香南市赤岡地区、旧香美郡赤岡町で行われている祭りである。
絵金て何ぞや
絵金とは『町絵師・金蔵』の略で本名は広瀬金蔵。幕末から明治時代に活躍した画家である。
1812年、現在の高知市の生まれで、絵の才能があり土佐藩から江戸留学を認められ帰国後は藩家老の御用絵師を務めた。ところが狩野探幽の贋作を描いて売ったという疑惑を持たれ御用絵師を首だけでは済まされず、高知市を追放されてしまう。その後どうなったかよくわかってないがいつのまにか現在の赤岡の地に住まい絵を描き続ける傍ら絵の先生として活動していた。弟子の中に武市瑞山がいたというのは有名な話である。晩年、大政奉還後に高知市に舞い戻り1876年死去。
その画風は一言でいえば『おどろおどろしい』。血まみれの絵とかも多く不気味さの中に妖艶さを漂わせる。
というのを踏まえての概要
本来赤岡町には須留間八幡宮という神社があり毎年夏のお祭りを7月に行っていたのであるが、昭和52年より赤岡町の古くからある商家が持っていた絵金の屏風絵をこの時期に合わせて店先に飾り公開するようにした。これが絵金祭である。
絵金祭の期間は地元赤岡町の醸造元、高木酒造の酒蔵開放とビヤガーデン、地元有志による歌舞伎公演(そのための芝居小屋を新築している!)などが行われる。肝心の絵金の屏風絵公開は19時から(=夜のみ公開)。闇夜に照明で浮かび上がるおどろおどろしい絵金の絵に心奪われることであろう。
余談であるが絵金の絵は『絵金蔵』という美術館が赤岡町にあり年中見られたりする。
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