『絶対可憐チルドレン』とは、小学館の『週刊少年サンデー』で2005年33号から2021年33号まで連載された椎名高志の漫画である。略称は『絶チル』。単行本は全63巻。
TV東京系で2008年4月から2009年3月までの間、アニメ作品として放映されていた。
概要
作者お得意の「SF×アクション×ドタバタコメディ」を織り込んだ作風の漫画。椎名高志の他の代表作としては『GS美神 極楽大作戦!!』が挙げられるが、こちらはかつて、現在プリキュアシリーズが放送されている枠で放送されていた。
なお、原作のメインターゲットは主に30代の男性と中高生女子と、プリキュアシリーズより若干上の世代を狙っている。
ただし、アニメ化を受けて小学生女子を取り込むことを狙っているようで、 制作側の意図としては、プリキュア→本作という流れを作りたかったものと思われる。
人気声優も勢揃いで、声優ファンにも楽しめる作品であると銘打っている。
スピンオフ作品としてアニメ「THE UNLIMITED 兵部京介」がある。当該記事参照。
あらすじ
内務省特務機関超能力支援研究所、通称B.A.B.E.L。
そこでは、超能力による未来予見によって、発生する災害や犯罪事件を未然に防いでいた。
そのB.A.B.E.Lには、世界でもトップクラスに属する、 レベル7の超能力を有する超能力者(エスパー)が3人いた。
レベル7の超能力者は極めて稀な存在であり、国家を動かすほどの力を持つ。
そんな人材が3人もいることは国家にとって最大の利益であった。
しかし、その超能力者たちは手のつけられない10歳のやんちゃ娘たち。
彼女たちのコードネームは“ザ・チルドレン”。
彼らのお目付け役を言いつけられた普通人(ノーマル)の皆本は、次第に彼女たちと心を通わせてゆく…
キャラクター紹介
B.A.B.E.L
- ■明石薫(CV. 平野綾)
- レベル7の念動能力者(サイコキノ)。チルドレンのリーダー的な存在。
女の子にモテモテ。男の子からの誘いはほぼ無し。
チルドレン現場運用主任の皆本とラブラブになる予定。 - ノーマルとエスパーの全面戦争の鍵となる彼女の運命を変えようとバベル他関係各位が奮闘中。
- ■ 野上葵(CV. 白石涼子)
- レベル7の瞬間移動能力者(テレポーター)。移動と間接攻撃を担当。
大体どこにでもいる関西弁担当かつメガネっ子担当。縁の下の力持ち的存在。
知的な彼氏がいたが局長(と薫)に妨害され、破局? - 普通人に絶望した薫の説得で普通人との戦争に加担する運命。
- ■ 三宮紫穂(CV. 戸松遥)
- レベル7の接触感応能力者(サイコメトラー)。サポートを担当。
いざとなったら懐の銃が火を吹く。能力との併用で百発百中の鉛玉をお見舞いする。
スポーティーな彼氏がいたが局長(と薫)に妨害され、破局? - 普通人に絶望した薫の説得で普通人との戦争に加担する運命。
- ■ 皆本光一(CV. 中村悠一)
- ザ・チルドレンの現場運用主任。特に能力は持っていないが、天才エリート。
小学生の段階で高校卒業レベルの学力を有していた。
薫のサイコキネシス攻撃に耐えられるように目下筋トレに励んでいる。 - 将来は部下の薫とイチャイチャする予定。
しかし、そんな幸せな未来は長くは続かないこともすでに判明しているのであった。
P.A.N.D.R.A
- ■ 兵部京介(CV. 遊佐浩二)
- パンドラのリーダーであり、エスパー史上最悪の犯罪者とされる。見かけは若いが、実年齢は80歳以上。
超能力でテロメアをコントロールすることで若い肉体を保っている。
レベルは不明だがあらゆる超能力を使いこなす。
自身が体験した過去の出来事から皆本を極度に嫌っており、一方で薫を極度に気にしている。 - 未来に起こる超能力者と普通人の戦争のことも知っており、いっそのこと皆本を殺してしまおうと考えるものの、それは薫の死に繋がることであり、かといってそのままにしておいても薫は死ぬことになる。
そんなジレンマに悩みながら日々を過ごしている。 - ■筑紫澪(CV. 釘宮理恵)
- 瞬間移動能力者(テレポーター)で、体の一部分のみをテレポートさせる「部分テレポート」を得意とする。
能力をフルに利用すると自分自身を分身させることもできる。 - 兵部によってパンドラに保護されるまでは、苛酷な環境にいたらしい。
詳細は明らかになっていないが、研究施設で実験動物さながらの扱いを受けていた、両親による虐待などが噂されている。
こういった経緯から兵部に対して強い想いを持っており、また色々な出来事を通じて、皆本にも若干の好意を寄せており、そんな2人から大切にされる薫に嫉妬心を持っている。
だが、次第に薫の持つ資質に惹かれるようにもなっている。
澪は薫の将来に重要な影響を与えるキャラとされる。 - なお、第35話でのツンデレっぽくお願いは原作者の要望だったという。
キャラクター名の由来
キャラクター名は源氏物語(紫式部、平安時代)の登場人物の名前を基にしている。
が、最近は特に関係のない名前も出てくるようである。
その他には、
主な楽曲
関連動画
アニメ関連
ゲーム
MADなど
関連商品
関連リンク
関連項目
- 7
- 0pt