網干線単語

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網干線とは、山陽電気鉄道（山陽電鉄･山陽電車）の姫路市内を走る支線である。

概要

山陽電鉄本線飾磨駅からに西方向へ分岐し姫路市の西端網干まで8.5kmを結ぶ全線単線の電化路線。
一応複線化できるだけの用地はあり、また飾磨-夢前川間の高架区間は山陽電車の中では
本線の明石付近の高架よりも早く建設されたらしい、最初のコンクリート製連続高架構橋。
終点の網干駅はJRの網干駅と数km離れているが、こちらが本家。と言うかこの駅の周辺が本来の網干。

そもそも兵庫県内のみの路線にもかかわらず、岡山広島方面を含む表現である「山陽」が
社名になっているのは、この網干線が当初は岡山方面へさらに延伸する計画が有った事由来する。
広畑近隣にある現新日鉄広畑製鉄所の通勤路線として戦前に開業。
戦後の燃料事情悪化を受け赤穂付近までの免許が下りたものの揖保川の長大橋梁や
急速に鉄道以外の輸送が回復した為、実現性が低下、最終的に免許失効を持って現在の
飾磨-網干間の路線となる。

また新日鉄の高炉停止などに伴い現在は通勤路線ではなく生活路線へと転換している。

全線単線でワンマン運転。途中駅はすべて無人駅であるが自動改札を有しPiTaPa及びICOCAが
使用できる、そしてデータイムでも上下線とも15分間隔で運転されている。
播但線や姫新線も少しは山陽電車を見習っていただきたい。同じ市内のワンマン路線でどうしてこうも違うのかｗｗ
網干線と違って姫路駅に直結している割には本数や設備面が品疎なのが悲しい・・

本線が阪神電鉄との直通特急による直通運転を開始するまでは飾磨駅で折り返しながら
姫路-飾磨-網干　という運転もされていた。
飾磨駅の改良に伴い（6両でドアカットをしなくてもよいようにホームを延ばしエレベーターをつけてみた）
網干専用の線路が1線となった為か、直通運転は廃止、現在の飾磨-網干間の折返し運転のみとなる。

昔の山陽電車のCIが左側で上と左に線が分かれていたのは、飾磨駅での本線と支線の分岐を示している。

駅名	駅番号	営業キロ（駅間）	乗り換え・周辺施設	所在地
飾磨駅	SY 40	0.0	山陽電鉄：本線　○飾磨車庫 ○飾磨工業高校	姫路市	飾磨区
西飾磨駅	SY 51	2.4(2.4)			飾磨区
夢前川駅	SY 52	3.6(1.2)	○夢前川 ○新日本製鐵広畑製鐵所 ○製鉄記念夢前病院		広畑区
広畑駅	SY 53	4.7(1.1)	○新日本製鐵広畑製鐵所		広畑区
山陽天満駅	SY 54	5.6(0.9)			大津区
平松駅	SY 55	7.3(1.7)			大津区
山陽網干駅	SY 56	8.5(1.2)	○揖保川 ○綾部山　○新舞子海水浴場 ○ダイセル網干工場		網干区