網走市はオホーツク総合振興局(旧網走支庁)管内の都市であり、またオホーツク総合振興局所在地である。
概要
網走市(2020年4月1日現在) | |
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面積 | 約471km2 |
人口 | 36,822人 |
市の花 | えぞむらさきつつじ |
市の木 | かつら |
隣接 市町村 |
オホーツク総合振興局 北見市 斜里郡:小清水町 網走郡:大空町 |
オホーツク海に面し、市域に能取湖・網走湖などの湖を持つ。オホーツク総合振興局の所在地であるが、都市としての規模は面積・人口共に隣の北見市のほうが大きかったりする。
内地の人に「網走といえば?」と聞くと高確率で刑務所か流氷と答えが返ってくるあたり、過酷な環境の最果ての地というイメージを持つ人が多そうだが、比較的大規模な湖が複数存在し流氷以外の水辺のレジャーも盛んだったり、かと思えば美瑛・富良野にも似た丘陵田園風景が広がっていたりと、観光地としてのバリエーションは実に豊かである。
北海道の港町では珍しく、中心街付近の住所に「条・丁目」の「条」がある。
名所・名物
▲あばしりフロックス公園 |
- 流氷
- 毎年流氷のシーズンになると砕氷船が運航され、流氷を間近で体験することができる。また、「あばしりオホーツク流氷まつり」と呼ばれる雪像祭りも開催される。
- 網走刑務所・網走監獄
- 網走刑務所は日本最北の刑務所として知られている。現在の鉄筋コンクリート建て舎房になる前の木造施設は、少し離れた天都山にて「博物館網走監獄」として公開されている。
- あばしりフロックス公園
- 丘にフロックスの花が咲き乱れ、遠くに網走湖を望む絶景を楽しめる。見頃は8月。
- フラワーガーデン「はな・てんと」
- サルビア・マリーゴールドなどを栽培する約3.5haの花畑。
- 能取湖
- オホーツク海のすぐそばにある海水湖。アッケシソウ(通称サンゴソウ)の群生地が湖畔の卯原内地区にあり、秋には一面を赤く彩る。
- 網走湖
- ボート競技の会場として利用されている他、冬には結氷しワカサギ釣りも楽しめる。
- 濤沸湖
- 隣の小清水町にまたがる湖。野鳥の飛来地でラムサール条約登録湿地。
- 大曲湖畔園地
- 網走湖の湖畔にある。道内では北竜町、名寄市と並ぶヒマワリの名所。9月頃に見頃を迎える遅咲きのヒマワリが特徴である。
- 網走ザンギ
- オホーツクサーモンを揚げた料理。
- ニポポ
- アイヌの伝統的な工芸品である、木製の人形。網走刑務所の受刑者が製作していることで知られる。
交通
道路
高速道路はない。
鉄道
網走駅は札幌からの特急列車の終着駅でもあるターミナル駅だが、市の中心部からやや離れた場所にあり、どちらかというと隣の桂台駅周辺のほうが栄えているイメージ。網走駅にある駅名を記した看板は「出所した受刑者が二度と横道に逸れないように」という願いを込め、縦書きになっている。
網走駅から東に4駅のところにある北浜駅はオホーツク海に最も近い駅として有名で、展望台も設置されている。
バス
網走バス等が網走市内に路線を持つ。市内の停留所には、「○○さん前」「○○宅前」等個人宅の名前のものがあり、珍スポットとして挙げられることがある。
空港
最寄りの空港は隣の大空町にある女満別空港で、網走市中心街から約20km程度の距離である。
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関連項目
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