概要
綺麗(きれい)な核とは、かつて日本共産党などの左翼勢力が「共産・社会主義国の核兵器は帝国主義の侵略に対抗するため必要である」という態度をとっていたことから生まれた表現である。すなわちアメリカの核は侵略のための極悪非道だが、共産主義の核は平和を守る正義の存在と考えていたということである。
きれいな核・Wikipediaに詳細が書かれているが、文章・録音などの物的証拠はないものの、日本共産党内で「アメリカの死の灰はどす黒く汚れているが、ソ連のそれは白く美しい」という発言があったと言われている。なお現在では(過去の社会主義国の核の正当化の明確な取り消しもなしに)すべての核兵器に反対している。また同じ左翼でも社会党系は当初から社会主義国の核にも否定的であった。
結局のところ、こういった左翼の言動や態度は「平和とか言ってくるくせに火炎瓶」に象徴されるように彼らお得意のダブスタ自己矛盾の典型であり、左翼自身の衰退に一役買ったのは明らかだろう。
また、かつて研究が行われていた「純粋水爆」(核融合発生に核分裂を使用せず、‘相対的に‘汚染が少ないと言われる核兵器)や、現在主流の3F方式(核分裂⇒核融合⇒核分裂)ではない、最終段の核分裂が存在しないためその分汚染が少ない兵器も比喩的な意味で「綺麗な核」と呼ばれることがある。
もちろん、爆発機構やましてや開発・使用者に関わらず核が危険で汚いのは言うまでもないことだが。
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