繁殖牝馬単語


ニコニコ動画で繁殖牝馬の動画を見に行く
ハンショクヒンバ
  • 2
  • 0pt
掲示板へ

繁殖牝馬(はんしょくひんば)とは、子を産むために牧場に繋養されているのことである。

肌馬(はだうま)ともいう。

概要

競走馬の生産牧場にとって、繁殖牝馬の存在そのものが生産牧場の機である。繁殖牝馬は牧場に繋養され、2月から7月にかけて一定の周期で発情する。発情した機会を捉えて牧場契約した種牡馬のいる「スタリオンステーション」などに連れて行き、種牡馬交尾させる。

なお、発情していないに近寄られると後足で蹴るなどすることがあり、高価な種牡馬に怪を負わせかねない。実際にこのような事態を避けるために試情馬を近付けて発情していることを確認する。

多いだと1年で100頭以上のを作る種牡馬と違い、繁殖牝馬は基本的に1年に1頭しかを産まない(双子で受胎した場合は片方を堕ろす)。なので頭数を確保するために選定基準は種牡馬よりも緩く、未勝利や未出走でもそこそこ血統が良ければ繁殖牝馬になるのが基本。
特に良血のが集まる中央競馬では「事に牧場に帰して繁殖入りさせる」ことも管理厩舎の大事な仕事のひとつであり、競走成績が頭打ちになれば繁殖入りを優先してめに引退させることも多い。ほとんどの一口馬主クラブでは、は一に6歳の引退と定めている(特例で現役期間延長を認めるクラブもある)。地方競馬では繁殖としての価値が低いが高齢まで走り続けていることもしくないが。

生産牧場にいる繁殖牝馬は、大別して牧場所有のと、馬主からの預託とに分けられる。牧場が所有している産駒の扱いは牧場が決められるが、預託産駒については馬主に決定権がある。

も高齢での出産リスクが大きくなるため、繁殖牝馬は概ね18歳前後から受胎率や出産状況などと相談して繁殖を引退するようになる(受胎率によほど問題がある場合などはもっと引退することもある)。繁殖を引退したは、牧場にいる当歳や1歳の面倒を見るリードホースを務めることもある。

パートIGI2頭+重賞/リステッド競走勝ち1頭以上を産んだ繁殖牝馬の名は「国際保護馬名」となり、以後使うことはできなくなる。

関連リンク

関連項目

関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

【スポンサーリンク】

  • 2
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

繁殖牝馬

1 ななしのよっしん
2024/04/07(日) 22:42:45 ID: uTfc8nKwu5
何につけても種牡馬の直系ばかりが見られがちだが、実際には良い繁殖牝馬を生み出してこそ競走馬の血統は不滅のものとなる
👍
高評価
4
👎
低評価
0

ニコニコニューストピックス