- 無敵の巨体が今、途方に暮れる!!
置き場がない!とは、AKABEi SOFT2(あかべぇそふとつぅ)から発売されたアダルトゲームである。
概要
2010年5月27日発売。2009年12月21日にホームページが正式にオープンした。
シナリオは、『こなたよりかなたまで』、『遥かに仰ぎ、麗しの』、『そして明日の世界より――』のライターとして知られる健速が、原画は、あかべぇそふとつぅではお馴染みの有葉(キャラクターデザイン)とikki(ロボットデザイン)が手掛ける。
漫画化もされ、月刊コミックREX5月号(4月9日発売)より連載が開始される。
2011年11月25日には本作の続編である『やや、置き場がない!』が発売された。
置き場がない!
発売の際には通常の初回版と特装版の2種が用意されたのだが、この特装版はヒロイン・シャノンの1/6フィギュアが同梱された。しかし、1/6フィギュア付きともなるとそれだけ箱が巨大になり、エロゲー売り場では本当に置き場がない!事態となった。さらにはこれを購入した歴戦のエロゲーマーたちもただでさえ置き場に困るエロゲーの箱たちに加え、さらに一際デカい箱が仲間に加わることになり「置き場がない!」と言わんばかりのことになった。どこまでも作品に忠実な現象を引き起こす、あかべぇクオリティである。
登場キャラクター
主人公
- 天ノ川星至(あまのかわ せいじ)
- 主人公。過去にいろいろあったことから超人の良い性格となり、捨て犬やら捨て猫やらを見捨てられず、連れ帰る癖を持つ。趣味は園芸。恋歌、純友とは幼馴染で、二人からは男らしい性格になるよう求められているが(いろんな意味で)、これまた人の良さからかどちらかと言えば力関係は強い。本編では途方に暮れるスーパーロボット・ヤルセナイザーを捨て犬と同じような感覚で連れて帰る。
- ヤルセナイザー
- 本作のもう一人の主人公。宇宙空間を探索する調査用ロボットで、自律回路(自律意思)や自動修復など数々の機能を持つ。あくまで調査用に製作されたロボットだが、戦闘用と言われても違和感は無い。ロボット故に喋る事ができないものの人間以上に人間くさく、表情が豊か。やはり人が良く、テンションの浮き沈みが激しい事もあり星至とはすぐに意気投合する。任務であった調査の帰りの航行中、運悪く隕石にぶつかって地球に不時着した。破損した飛行機能が修復されるまで星至を頼り地球に居座ることになるのだが、ここは日本。日本特有の住宅事情や経済事情などの人情無き洗礼を味わうことになる。
ちなみに本名はアルテリアナウターというのだが、作品中ではごく一部でしか呼ばれない。
メインヒロイン
- シャノン 声:みる
- ヤルセナイザーのサブシステムを担当する生体コンピューター。ヤルセナイザーをお兄様と呼び、ヤルセナイザーとは精神感応のように離れた場所からでも瞬時に連絡、及び意思疎通が可能。ロボットを運用する都合上、パイロットの命令には絶対に逆らえないようプログラムされている。
ヤルセナイザーの修理が完了するまでの間、地球で星至達と行動を共にする事に。
ちなみにシャノンとは星至が命名した名前で、本来は名前と呼べるものは製造IDしか無かった。 - 磯崎恋歌(いそざき れんか) 声:有栖川みや美
- 星至の幼馴染にして、星海町有数の資産家のお嬢様。彼女の家は財産だけではなく広大な山林も所有している。
しかしお嬢様然とした性格というわけでもなく、気さくで親しみやすい人格。
甘いものには目がなく、あんドーナツをいつも携帯している。その為ダイエットに度々失敗しているのが悩みの種でもあり、その事を誰かに触れられると激しく落ち込んでしまう。 - 牧島天音(まきしま あまね) 声:真琴ひろ
- 星至達の先輩にして、星海学園の生徒会長を務める人物。星至とは中学時代から生徒会の役員を務めた仲として繋がりがあり、今でも星至を書記扱いしては恋歌と度々衝突している。
大の面白がりな性格であり、星至を困らせるのが趣味という困った先輩。星至がヤルセナイザーと仲良くなったと知ると、自分もヤルセナイザーへ近づくために行動を開始する。 - 栗林鳩子(くりばやし はとこ) 声:草柳順子
- 星至達のクラスの担任。幼げな外見なので星至達よりも年下に見えるが、実は6つもの工学博士号を取得している天才科学者。「自由な研究をしてもいい」という条件の下、星海学園で教師を務めている。
子供じみて我が儘な性格、さらにプライドも高いという有様で、平たく言えばマッドサイエンティストそのもの。ヤルセナイザーの存在を知ると、ヤルセナイザーを構成する科学技術を研究するべく星至達へ付き纏うようになる。
サブキャラクター
- 三井純友(みつい すみとも) 声:石川ゆうすけ
- 星至と恋歌の幼馴染。銀行を連想させる名前から、「銀ちゃん」「銀二」というあだ名でよく呼ばれる。
星至の親友であるが、自らの欲望に忠実で必要とあらば星至すら簡単に裏切る信用ならない性格。
「俺って・・・ もしかして・・・ 全編通してこんな役?」 - 牧島春菜(まきしま はるな) 声:冬宮メア
- 星海町町役場・地域振興課に務めている女性公務員。天音の姉。おっとりした性格で、人の話を聞かない。
町の経済状況に頭を悩ませていた折にヤルセナイザーと出会った事から、妹同様に何やら計画を企て始める。 - 天ノ川冴子(あまのがわ さえこ) 声:芹園みや
- 星至の母親。温厚な性格の夫・章至と星至とは対照的な、過激な性格をしている。
星至とヤルセナイザーが戦う、最初の敵。 - 天ノ川章至(あまのがわ しょうじ) 声:青島刃
- 星至の父親。星至と同様に穏やかな性格。かつては体力と根性を付けようと、星至に柔道を教育していた。
- まりあちゃん 声:とまとあいこ
- 近所に住んでいる女の子。5歳。ヤルセナイザーとはジョンを通して出会い、「ヤルちゃん」と呼んで親しんでいる。
- ジョン 声:J-一郎
- 近所で飼われている柴犬。ヤルセナイザーの第2の敵。飼い主はまりあちゃん。縄張りをパトロールしていたらヤルセナイザーと出会い敵対するも、いろいろあって打ち解けたあとはまりあちゃん共々ヤルセナイザーと親友に。
- 戦闘員の皆様方
- 防護用の黒いタイツに身を包んだ、不特定多数の男達。生徒会や科学部など様々な組織の手足となり、赤タイツの隊長の命令の元に行動する。ナンバリング毎にキャラ付けがされているらしい?「イー!イーッ!!」
- さくら・美穂・朝顔
- 園芸部に所属する、星至の先輩達。声はあっても立ち絵が無い所謂モブキャラであるが、朝顔先輩のメタ発言によって異様な存在感を放っている。ファンディスクがもし出たらヒロインに昇格されてくれないかな・・・
- ジャネット・ブラウン・カワラザキ 声:鈴峰りお
- 星至達のクラスに転入してくる少女。コメリア合衆国の、ある農家の生まれ。
特定のシナリオにしか登場しない。以下、ネタバレ含む解説。
『その正体はヤルセナイザーと同型の巨大ロボット「シュラウディアー」のパイロットであり、コメリア軍に所属する軍人。星至とはある事件がきっかけで出会った事からヤルセナイザーを巡って対峙、ひいては世界中を巻き込む騒動へと変わっていく。そしてそれは最終的にこの星の明日を賭けた戦いへと変わっていき・・・』
主題歌
- 『獣になれ!』
歌・作曲:福山芳樹、作詞:福山恭子、編曲:福山芳樹+F-BAND - 『ヤルセナイザー音頭』
歌:Barbarian On The Groove feat.カヒーナ、作詞:wight、作曲・編曲:mo2
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関連項目
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