美少女遊戯ユニット クレーンゲールとは、2016年4月6日より放送していたアニメ作品である。
この記事では2016年10月5日より放送されていた2期である美少女遊戯ユニット クレーンゲールギャラクシー(ニコニコ動画の公式チャンネルでは クレーンゲール Galaxy表記)についても記載する。
概要
2016年4月~6月に放送されていた、『JKめし!』のスタッフによって作られたクレーンゲームを主題にしたアニメ。20分枠だが、アニメパートはおおよそ4分で、残りは出演声優たちがクレーンゲームに挑戦するなどを描く実写パートである。
また、副音声では副音声番組「地球防衛隊って何するの?」が放送され、事実上オーディオコメンタリーと化していた。
さらに、2016年10月~12月に2期が放送され、こちらではアニメパートが13分ほどに拡大した(もちろん残りは実写パート)。1期から伏線があったとはいえ、真面目にクレーンゲームをやっていた1期と異なりライバルキャラとのアイドル対決がメインとなった(クレーンゲームの影が本編で相当薄くなったことは作中でも散々ネタにしていたが)。ただし、代わりにアニメの最後2分ほどはオンラインクレーンゲームの販促のおまけパートとなっている。
ちなみに2期のTV放送のほとんどが、ナゾトキネとのセットになっており、美少女遊戯ユニット クレーンゲールギャラクシー作中でネタにされたことも。
もちろん1期・2期共に各動画配信サービスでは実写パートはカットされており、実は完全な状態で視聴するのは結構難しかったりする。
なおアニメパートでは明言はされていないものの、アニメ・実写パートにおいて1期・2期共に販促されているオンラインクレーンゲームとは、2018年9月2日4時をもってすでにサービス終了しているPrizeHunterウホウホオンラインである。
ちなみに公式チャンネルのあらすじを読む限り1期と2期の間に数年の開きがあるようだが、キャラクター紹介の年齢が変わっていないなどで詳細は不明。
ストーリー
1期
巨大隕石群が地球に近付いている。このままでは地球が滅亡してしまう!地球を守れるのは、響子・彩日花・みらいと言う3人の少女だけ。謎の組織の美女小夜は、上司の命により半信半疑のままアイドル候補生として3人を集める。アイドルになる気満々の3人であったが、連れてこられた先はゲームセンターで……。
2期
あれから数年の時が流れ、地球には平和が訪れ、クレーンゲールは、新しくマネージャーとなった時子の手腕で、次々とヒットを飛ばし、不動の世界的アイドルに成長していた。
宇宙ステーションでは、熱気にあふれたライブが開催され、クレーンゲールの人気は確固たるものになっていた。
そのころ、ダークゴリラの惑星では、小夜がある思惑を持って懸命に3人組アイドルユニット「ダークチェリー」を育て上げていた。それに満足したダークゴリラは、人口惑星ダークスターに小夜と「ダークチェリー」を乗せ、再び地球征服のため急接近する。
「ダークチェリー」のために開発されたクレーンゲーム機は、宇宙空間でアイドル用ステージに早変わりにし、その姿をクレーンゲールの前に現す。
再び、地球を守るミッションを負う「クレーンゲール」の3人。
しかし、対峙したのはダークゴリラではなく、3人の少女。自分たちと同じアイドルたち。
戦うことに疑問を感じながらも迎撃するクレーンゲール。
クレーンゲールを宇宙アイドルにするために改良が加えられていた伝説のクレーンゲーム機“クリスタル”が再びその姿を現し、宇宙空間に放たれるとアイドル用ステージへとトランスフォームする。
容赦なくダークゴリラにより地球攻撃の指令が下される。
ここに再び、地球の存亡を賭けたアイドル対決がはじまる。
登場人物
地球防衛アイドル クレーンゲール
地球を救うためにWSA(世界宇宙局)によって目を付けられ、エージェントである小夜にアイドルにするからと丸め込まれふんわりと集められた3人組。
真実が明らかになった際、主にみらいに対する引き留め策として本当にアイドルを目指すこととなり、1期で地球を救ったこともあって、2期までに世界的アイドルとなってしまった。
- みらい(CV:原奈津子)
- 名古屋出身の15歳。お金持ちの一人っ子でわがままなお嬢様。自分に甘いため、いやなことからはすぐ逃げ出す。
- 口癖は「がんばろまい」。
- 彩日花(CV:徳井青空)
- 千葉出身の17歳。漁師と肝っ玉母ちゃんの間にうっかり可愛く生まれてしまったロマンチスト。
- 口癖は「あんとんね」。
- 響子(CV:佐々木李子)
- 秋田出身の18歳。あまり裕福でない農家の5人兄弟の長女。そのせいで真面目で苦労性なおっとりした人物。
- 口癖は「さねばね」。
地球侵略アイドル ダークチェリー
2期から登場。
危機に瀕したダークゴリラの惑星を救うという名目で、小夜に丸め込まれふんわりと集められた3人組。
地球侵略のためクレーンゲールとアイドルバトルを行っていくが、圧倒的な実力差の前に一度は挫折。しかし、小夜の思惑は別のところにあり…?
- レイ(CV:影山灯)
- 15歳で宇宙最強の引きこもりで毒舌家。かなりの内弁慶で、アイドル活動もさぼりがちで言動も辛辣であるにもかかわらず、他二人は放っておけないようだ。
- 「レイ!」の掛け声とともに目からビームを放つことができる。
- ヒカル(CV:内田彩)
- 13歳で超絶バカ。ないない尽くしなのだが、愛されるバカである。実は極端な寂しがり屋で、アイドル活動をやっているのは他二人に置いていかれるのが嫌だから。
- 感情によって時折、犬ミミや犬しっぽが生えている
- ルミエ(CV:佐々木未来)
- 17歳で公式巨乳。リーダー格で常識人なのだが、壊滅的にセンスが悪く、趣味もどこか浮世離れしている。地球の文化オタクだが、妙にマニアック。
- プレッシャーやストレスがピークに達すると、デビルモードになる。
その他メインキャラクター
- 小夜(CV:八島さらら)
- 28歳で実はCIAのエージェント。特殊能力を持つ3人の少女を集めるために、タレント事務所の社長となった。クレーンゲームの達人で、クレーンゲールにテクニックを伝授する。
- 1期の終盤でダークゴリラに捕らえられ、最終決戦後ダークゴリラがアイドルに興味を持ったことから地球侵略の時間稼ぎのためにこれに協力。2期でダークチェリーのプロデューサーとなる。機が熟すまでは正体を隠すため仮面をつけ「サヤ・ザ・ゴリラックナイト」と名乗っていた。
- 時子(CV:鈴木愛奈)
- 25歳のパシフィックTVのアナウンサーで、本格的な登場前はクレジットはニュースキャスター表記であった。
- 小夜の後輩で、彼女のことは偏愛している。小夜に利用されてクレーンゲールを世界に広める役割を担うこととなり、1期の最終決戦にたまたま立ち会ったことから、小夜失踪後に彼女を引き継いで、退職してクレーンゲールのマネージャーとなった。
- アースゴリラ(CV:1期では水谷彰孝、2期では八島さらら)
- WSA(世界宇宙局)の地球救護のミッションを負ったアバター。1期では本人とは別に小夜がクレーンゲールに指示を与える時にも外見が使われたが、正体はバレバレだった。
- 思わせぶりな存在だったが、2期ではおまけコーナーにしか登場せず、正体は不明。
- ダークゴリラ(CV:藤田奈央)
- 地球征服のミッションを負うダークゴリラ惑星のアバターで、1期で地球に隕石を降らせまくっていた張本人。
- 野望を阻んだクレーンゲールに興味を持ち、アイドル育成を進めていく。ほとんど表には姿を現さないが…?
スタッフ
1期
- 監督:日野トミー
- シナリオ:井上うえまつ
- キャラデザイン:冬梨。
- 背景作画:後藤しずか
- アニメーション:ナミキヒロシ/徳丸尚子
- 音効:ウォリ
- 監修:Dr.中島
- 協力:(一社)全日本アミューズメント施設営業社協会連合会/(一社)日本アミューズメントマシン協会
- 制作:京風とまと
2期
主題歌
1期
- オープニングテーマ「ドリームクライマー」
- 作詞 - NuTz / 作曲 - 83 / 編曲 - 大西省吾 / 歌唱 - 佐々木李子
- エンディングテーマ「おまかせクレーンゲール」(第3話-)
- 作詞・作曲 - テルジヨシザワ / 編曲 - tkr / 歌唱 - みらい(CV:原奈津子)、彩日花(CV:徳井青空)、響子(CV:佐々木李子)
2期
- オープニングテーマ「Galaxy Party 〜宇宙の真ん中でパーティーしよう!〜」
- 作詞 - 細井タカフミ / 作曲・編曲 - 矢鴇つかさ
- 歌(第1話 - 第6話、第8話 - 第12話) - 宇宙防衛隊[みらい(CV:原奈津子)、彩日花(CV:徳井青空)、響子(CV:佐々木李子)]
- 歌(第7話) - aki a.k.a 出口陽
- エンディングテーマ「絶対的晴天青空」
- 作詞 - UNO Blaql / 作曲 - ジョーイ目黒 / 歌 - aki a.k.a 出口陽
放送局
1期
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|
TOKYO MX | 2016年4月6日 | 水曜 22:00 - 22:20 | |
BSフジ | 2016年4月12日 | 火曜 1:00 - 1:05 | |
とちぎテレビ | 2016年7月9日 | 土曜 0:30 - 0:50 | |
西日本放送 | 2016年7月11日 | 月曜 2:00 - 2:20 |
2期
放送局 | 放送開始日 | 放送時間 | 備考 |
---|---|---|---|
TOKYO MX | 2016年10月5日 | 水曜 22:00 - 22:20 | |
とちぎテレビ | 2016年10月6日 | 木曜 0:30 - 0:50 | |
BSフジ | 2016年10月12日 | 水曜0:30 - 0:50 | |
西日本放送 | 2016年10月17日 | 月曜2:00 - 2:20 |
関連動画
関連リンク
関連項目
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- 0pt