美川憲一とは、日本の演歌・歌謡界を代表する歌手の一人である。
概要
今ではすっかり女装して歌う歌手として有名な彼であるが、昔は男性・中性的なルックスの歌手であった。当初は「柳ヶ瀬ブルース」「新潟ブルース」「釧路の夜」といったご当地ソングや「みれん町」「大阪の夜」「おんなの朝」などの盛り場をテーマにした曲でヒット。しかし、代表曲である「さそり座の女」以降はヒット曲に恵まれず、2度の大麻取締法違反による逮捕でどん底まで堕ちていった。
しかし、時代はものまねブームを迎えたころから好転する。ものまねタレントのコロッケが美川からの依頼で行った美川の物まねが受け、後に競演をしたことで再び人気を取り返すこととなる。このころから現在の芸風となった。現在も恩人であるコロッケとの親交は続いており、たびたび各種番組やコンサートで共演している。美川自身「どん底から自分を復活させてくれたコロッケには感謝している」と公言。
本業の方はNHK紅白歌合戦での活躍がメインと思われがちだが、しっかりとコンスタントに曲を出している(中には吉幾三が提供した曲もある)。また、自身がシャンソンが好きであること、淡谷のり子から「美川の声はこぶしがなく一本調子だからシャンソンに合っている」と勧められた事がきっかけで、シャンソンにも力を入れている。実際に2005年の紅白歌合戦にて、地味だが質が高い衣装で「愛の賛歌」を歌っている。
エピソード
- 芸名は当時のマネージャーが岐阜県出身だったことから、岐阜県を流れる木曽川・揖斐川・長良川の3つの美しい川にちなんで、「川のように息が長く、美しい歌手であるように」という意味が込められて付けられた。美川自身は長野生まれの東京育ちで、デビュー当初は岐阜県とは何のゆかりの無い歌手であった。
- 旅行と買い物が大好き。アメリカン・エキスプレスのセンチュリオンカードを所持していることから、かなりド派手な買い物や旅行を嗜んでいると思われる。
- 柳ヶ瀬商店街振興組合連合会名誉理事長
- 北陸自動車道からよく目立つ石川県の美川下水処理場の水槽塔に書かれた「美川 県一の町」は美川本人も快諾している。が、残念ながら老朽化に伴い水槽塔は2010年に取り壊された。
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関連項目
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