美間優槻単語

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美間優槻（みま ゆうき、1994年5月26日-）とは、徳島県出身の元プロ野球選手（内野手）である。

美馬学と混同されてか「美馬」と書かれることも多いが、「美間」である。

概要

兄の影響で幼い頃から野球を始める。鳴門工業高校に進学し、投手を務め、2年夏から4番・エースとしてチームを牽引。3年時には学校の統合で新設された鳴門渦潮高校の4番エースとして、夏の県大会初戦でノーヒットノーランを達成。決勝まで勝ち進んだが、鳴門高校に敗れ甲子園出場はならなかった。

最速144km/hの右の本格派投手としても注目を集めたが、高校通算28本塁打の打撃と遠投115mの強肩に野手としても注目され、2012年のドラフト会議で広島東洋カープに5位で内野手として指名され入団。背番号59。

広島時代

1年目から二軍では主に三塁手として起用される。2年目の2014年には二軍の三塁レギュラーに定着し、フレッシュオールスターにも出場。9月には4本塁打・20打点の活躍でファーム月間MVPを受賞し、打率.274、10本塁打の成績を残す。

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2015年は初めて開幕一軍入り。開幕2戦目の東京ヤクルトスワローズ戦に7番・三塁でスタメン出場するも3打数無安打に終わって二軍落ち、その後は二軍で好成績を残すものの一軍に戻れないままシーズンを終える。

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2016年は二軍でも打率1割台の不振で一軍出場なし。

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2017年は元日に8歳年上の女性と結婚。二軍では打率3割、10本塁打の好成績を挙げ、9月のファーム月間MVPも受賞したが、安部友裕と西川龍馬が争う一軍のサード争いには割って入る余地がなく、一軍出場なしに終わる。

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2018年は3年ぶりに開幕一軍入り。主に三塁・一塁のバックアップ、ときどき三塁スタメンという形で起用されたが、守備はともかく打撃では打率.139と結果を出せず一軍と二軍の往復になった。

7月22日、曽根海成との交換トレードで福岡ソフトバンクホークスに移籍。松田宣浩の後釜となる右打ちの三塁手を求めていたホークスと、二遊間のバックアップが手薄だったカープとの間でのトレードになった。

ソフトバンク時代

ソフトバンクでの背番号は交換相手の曽根がつけていた69に。二軍で三塁手として起用されるが、打率.238ともうひとつ結果を出せず、移籍後は一軍出場なしでシーズンを終える。

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2019年は二軍で好成績を残し、一軍の故障者続出もあって4月11日に一軍昇格。4月21日の埼玉西武ライオンズ戦で代走から途中出場し、9回に齊藤大将からプロ初本塁打を放った。一塁、二塁のほか、チームの外野が壊滅状態だったため、広島時代を通じて二軍でも一度も経験がない外野手（右翼手）としても起用されたが、打率.091と結果が出ず、5月末で二軍落ちとなった。

その後は一軍に戻れずシーズンを終え、オフに戦力外通告を受ける。「やり切った感はあるし、自分の中では野球に対してひと区切りおこうかなと思っています」と現役引退を表明した。

プレースタイル・人物

本職は三塁手で、一塁、二塁も守る。ホークスでは前述の通り急造で外野も守った。遠投115mの強肩には定評があり、広島時代から守備なら一軍でも上位レベルと評価されていた。しかし二軍では好成績を残すが、一軍ではさっぱり打てない帝王気質の打撃のため一軍に定着できずに終わった。

ルーキー時の歯科検診で、咬合力（噛む力）で常人の倍以上の数値を叩きだし、それを報じたスポーツ紙の記事にいわく「メガピラニア級」。そのため広島時代は新人が歯科検診の咬合力テストで高い数値を出すたびに比較材料として美間の数字が挙げられていた。

通算成績

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
2015年	広島	1	3	3	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.000	.000
2018年		30	38	36	2	5	0	0	0	1	0	1	0	1	0	11	2	.139	.162
2019年	ｿﾌﾄﾊﾞﾝｸ	15	22	22	4	2	1	0	1	1	0	0	0	0	0	5	0	.091	.091
NPB：3年		46	63	61	6	7	1	0	1	2	0	1	0	1	0	17	2	.115	.129

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

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• 広島東洋カープ
• 2012年度新人選手選択会議
• 曽根海成