群れバトルとは、『ポケットモンスターX・Y』にて新たに登場した対戦方式である。
概要
こちらのポケモン1体と野生のポケモン5体の群れによるバトルである。戦闘開始時のカットインが通常と少し異なっており、画面右から黒いラインが伸びてくる。
群れと言っても必ずしも1種類のポケモンだけで出てくるとは限らず、対になっているポケモンや姿が似ているポケモンが混ざっていることがある。公式サイトの画像や動画では、ケンタロス4体+ミルタンク、オーロット4体+ウソッキーが確認できる。更に、各バージョンに出現しないポケモンが一匹まぎれている…なんてことも。
天敵同士で有名なザングースとハブネークが一緒に出てくる様は一見の価値あり。「ザングースとハブネークがこちらを無視して互いを攻撃し合う」という面白い光景を見る事ができる。結果的に種族の戦いを邪魔する事になるこちらもこちらだが。
群れで出てきたポケモンの中には、隠れ特性を持っている個体が混ざっていることもあるが、それを引き当てるのは決して容易ではない。さらに、戦闘開始時に発動表示が出る特性であっても、その特性を持つ個体が混ざっているという事がわかるだけで、どの個体がその特性を発動させたのかを瞬時に識別する事もできない。加えて、捕獲するためにボールを投げられるようになるのは相手が最後の1体になってからなので、しらみつぶしに捕まえていくという芸当も不可能。スキルスワップやなりきりで1体1体特性を入れ替えるなりコピーする作業が必要になる。
更に面倒なのは稀に出現する同じ種類4体+違う種類1体の群れでこの1体の隠れ特性を引き当てること。4体+1体の群れは各エリアでの出現率が低く、数十分に1回程度の割合でしか出会えない。その中から更に低確率で出現する個体を引き当てるのは相当な根気が必要。群れバトルの隠れ特性を粘っていたら先に色違いが出たという報告例もあるとかないとか。
1vs5という数の面では圧倒的に不利なバトルなので、複数体を同時に攻撃できる技がないと厳しいものがある。相手が1体ならさほど苦しくもないいかくや変化技も、1ターンに何度も喰らえばさすがに苦しい。その代わり、群れで出てくるポケモンのレベルは、そのエリアの平均的なレベルより低めに設定されている。
一方で、ほとんどの場合で同じポケモン5体が出てくるという性質上、努力値振りにも最適。X・Yではがくしゅうそうちが大切なものになった関係で強制ギプス及びパワー系と両立できるようになっているので、全体攻撃技を持つ別のポケモンに倒させて一気に努力値を稼ぐといった芸当もできる。フィールド技のあまいかおりを使えば(群れが出現しうるエリアでは)必ず群れバトルになるので、努力値振りの際にはぜひ有効活用したい。
ちなみに、『オメガルビー・アルファサファイア』ではなんと、トレーナーが群れバトルを挑んでくる。
どういうことなの……。
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