義務教育で教えてほしいとは、「これは知っておくべきことだ」という意味の表現である。
概要
「この内容は義務教育とされる小中学校で扱うべき」とする書き込み。特にインターネット上では「確定申告」「保険」「年金」「税金」などお金にかかわるものや、「料理」「掃除」などの家事にまつわるものでよく言及される。
意味合いとしては「全人類は○○すべき」のようなスラング・ジョーク的なものから、「もっと早く知っておきたかった」というニュアンスのちょっとしたつぶやき程度のもの、本当に小中学校で行うべきだとする真剣なものまである。
なぜ義務教育で教えないのか
もちろん、「新しい内容や見落とされていた内容であり、教育がその内容をカバーしきれていない」という場合もあり、その場合は「義務教育で教えてほしい」という意見も筋が通ることがある。
しかし、
- 実感のない小中学生に教えるより、大人や当事者になってから自分で調べた方が理解しやすい
- 制度や手続きを細かいところまで教えても、数年後にやり方が変わり、教わったことがあまり役に立たなくなる可能性がある
- 「漢字」「計算」などの基本的な内容に加え、英語教育やプログラミング教育等も加わり、既に教員の負担が大きく、授業の時間も限られているため、義務教育で十分に教えられない
- そもそも義務教育で扱っているが、本人が忘れている
という事情がある場合もある。
人生におけるすべての内容を義務教育で取り扱うのは難しく、ある程度自分で調べたり考えたりすることも必要なのかもしれない。
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関連項目
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