羽生世代とは、将棋において羽生善治を含む同世代の強豪棋士を総称する際の概念的な名称である。
羽生世代(はにゅうせだい)の場合はこちらを参照 → 94年世代
概要
羽生善治と同世代の棋士にはA級順位戦・タイトル獲得を複数期経験している強豪棋士が集中的に存在しており、彼らが40歳を過ぎた2013年現在においても、依然その下の世代の棋士にとって非常に高い壁となっている。
これは将棋界の歴史上でも非常に特徴的な現象であるため、彼らを総称した「羽生世代」という呼称が生まれた。
羽生世代を構成する棋士
まず、「羽生世代」という呼称はあくまで概念的なものであり、構成する棋士の統一的な基準は存在しない。よって、誰のことを指しているのかは前後の文脈などから判断する必要がある。
羽生世代という言葉が用いられた際にほぼ確実に該当すると思われるのは以下の6名である。
彼らは全員が羽生と同学年または1つ上であり、A級順位戦所属・タイトル獲得を複数期経験している。
- 佐藤康光(1969/10/1生)
- 丸山忠久(1970/9/5生)
- 羽生善治(1970/9/27生)
- 藤井猛(1970/9/29生)
- 森内俊之(1970/10/10生)
- 郷田真隆(1971/3/17生)
また、タイトル獲得こそないものの、A級順位戦経験・棋戦優勝など優れた成績を残している以下の2名も羽生世代に含める者が多いと思われる。
さらに、羽生の1つ下の学年にも以下のような強豪棋士が存在するが、彼らはむしろ「ポスト羽生世代」として扱われる傾向にあり、羽生世代には含めない者が多いと思われる。
(広義の)羽生世代
タイトル獲得等の実績に関わらず、単に羽生と同世代の棋士を(広義の)羽生世代と呼ぶケースも存在する。
その場合、以下のような棋士が羽生世代に含まれることがある。
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