翌とは、日付、年月を表す言葉について、次の日付、年月であることを表す連体詞である。
たとえば、翌年であれば次の年、翌週であれば次の週、翌20時であれば次の日の20時、(相撲の)翌場所であれば今場所の次の場所をいう。
漢字として
翌
- Unicode
- U+7FCC
- JIS X 0213
- 1-45-66
- 部首
- 羽部
- 画数
- 11画
- 意味
- 明日という意味である。
- また翼と通じて、つばさの意味、助ける意味がある。一方、翼は書経で翌の意味で使われている(翼日)。
- 翌と翊は異構の字で、もともと同じ字であるが、現在では用法が異なり、明くる日の意味では翌を用いる。翌は〔説文解字〕には載っていないが、翊は〔説文解字〕に飛翔の意味で載っている。
- また昱も翌・翊と同じ字であったが、その後、別の意味も持つようになった。
- 白川静によると、翊・翌は甲骨文で祭日の名前として用いられ、五祀周祭の中の三日続いて行われる祭の、肜日の次の日が翌日であるため、明日の意味となったという。
- 字形
- 形声で声符は立。
- 音訓
- 音読みはヨク(漢音)、訓読みは、とぶ、あくるひ、たすける。名のりに、あきら、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校6年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 語彙
- 翌月・翌日・翌週・翌年
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