概要
音を遮断するための道具。大音響や騒音から耳を保護するために着ける。
または睡眠時や勉強に集中したい時に外部からの音を遮断、音楽系においては音響機器や歓声といった大きすぎる音域を抑え全体的な音を聞き取りやすくする為や、シンクロナイズドスイミングや水泳で使用する耳栓のように、競技中耳の中へ水が浸入しないよう装着する場合もある。
基本的には耳の穴を塞ぐように装着する形状の耳栓が知られるが、ヘッドホンのように外耳全体をすっぽりと覆う事で耳全体を保護するタイプの耳栓もあり、こちらは「防音耳覆い」とも呼ばれる。
昼寝などにおいては外光を遮断できるアイマスクなどもオススメである。
一定以上の音響をカットしてくれる耳栓もあるため、類義語として「イヤープラグ」「イヤーディフェンダー」「イヤープロテクター」などで検索してみるのも有効。
大音響による影響
人間の耳は大きな音に晒されると、聴覚のみならず平衡感覚や脳の機能にまで影響を与えるため、大音量が発生する場所にいる時や大きい音が出る環境で仕事をする際に耳栓を用いる。
例えば競技の場合は、モータースポーツでピットスタッフが着けていたり、射撃を行う際に銃声で耳の機能へ影響しないように耳栓を着ける。特に前者の場合、モータースポーツの分野では公道とは違い騒音に関する規制が設けられていないため、大出力を発揮するマシンの間近にいると物凄いエンジン音になるため、耳栓が欠かせない。
聴覚過敏体質の人に対しては、周囲の音量を抑えることでパニックを防ぐために必需品となっている。こちらは防音耳覆い形式が多い。
欠点
耳栓は必ずしも自宅や安全な場所での装着とは限らない。
- 場合によっては、必要な情報まで遮断してしまう。
- 耳栓自体が小さく、付け外しや装着が甘いと落失する場合もある。
- 耳栓自体が小さい、跳ねて転がり入り込むなど探す/拾うのに手間取る場合もある。
- 屋外や暗闇などで落としてしまうと探すのに一苦労。
- 耳の穴に押し込むため、咄嗟に装着しづらく異物としての違和感がある。
- 装着が甘いと、装着時の違和感が増幅されてしまう。
- 戦場など、音声/命令という情報が大きく遮断される。
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関連項目
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