聖グロリアーナ女学院(St. Gloriana Girls` High School[1])とは、神奈川県に所在する高等学校である。
概要
イギリスに縁のある、名門のお嬢様学校。
母港は神奈川県横浜港で、学園艦はアーク・ロイヤル級航空母艦の近似型である。
校章は薄い青色の古フランス式エスカッシャンにティーポットとカップをチャージしたもの。エスカッシャンの上には金縁赤地のスクロールに黒文字で“ST・G・GC"と校名の略称を配置している。
校風
英国式の格式と作法を学ぶ名門校であり、生徒には学業のみならずスポーツや芸術、ボランティアといった課外活動に邁進することが奨励されるなど、その教育内容は多才で気品ある淑女を養成することに特化している。学科としては整備科や情報処理学部があり、特にGI6こと情報処理学部第6課[2]は、戦車道チームにも協力している。
特に生徒の社交性を重視しており、生徒全員が定期的にお茶会を開催する義務を有しているほど。若干独特なイギリス風の聖グロリアーナ流ジョークを始めとするユーモアセンス、会話の話題、高貴さなども必要とされるため、話し方から外部の人間にプライドが高く付き合いにくい人間と思われてしまうことも少なくない。
なお、イギリス的なだけに紅茶へのこだわりは他校にも知れ渡っているが、食事の扱いは軽い。
戦車道について
第63回戦車道全国高校生大会時の聖グロリアーナ女学院戦車道チーム
ダージリン隊長ならびに隊長車装填手オレンジペコ・砲手アッサム
聖グロリアーナ女学院チームは、全国大会での優勝経験こそ無いものの、上位入りの常連と認められるだけの高い実力を持つ。得手とするところは強固な装甲を有する各車の完璧な隊列機動を軸にした浸透強襲であり、その突破を阻止するのは至難の業とされる。また、試合中も戦車内で紅茶を嗜み、「どんな走りをしようと、(戦車内で)一滴たりともティーカップの紅茶を溢さない」と豪語するほど、各自が高い操縦技術を持っている。なお、好敵手と認めた相手にティーセットを贈る伝統でも有名。
主力はチャーチル歩兵戦車Mk.Ⅶ、マチルダⅡ歩兵戦車Mk.Ⅲ/Ⅳ、クルセイダー巡航戦車の三種。その他、カヴェナンター巡航戦車、クロムウェル巡航戦車も保有しているが、稼動状態になく戦力としては数えがたい。訓練用にはMk.Ⅵ軽戦車を、輸送用にはレストアに当たる整備科の趣味が色濃く出た各種装輪車輌を使用する。
聖グロリアーナにおいて戦車道は花形であり、なかでも、紅茶に因む呼び名を与えられる幹部・幹部候補生となるには戦車関連の各種技能のみならず学業成績、気品や優雅さ、礼儀作法から人望に至るまで完璧を求められる。そのため、彼女たちの使用するクラブハウス“紅茶の園”は全校生徒の憧れの的。在校時代の搭乗戦車から「マチルダ会」「クルセーダー会」「チャーチル会」の三組織に大別されるOG会の力も極めて強く、学校運営にも影響力を行使している。
現在の戦車道チーム
第63回戦車道全国高校生大会終了後の現在において、戦車道チーム隊長は三年生のダージリンが務めている。「ノブレス・オブリージュ(高貴なる義務)」を掲げて先陣を切るダージリン隊長は、チームの核として各車の連携機動を司る、気品溢れる指揮官。隊長車の砲手アッサムと装填手オレンジペコが、参謀役として彼女を補佐する。
昨今では戦力面の強化に力を入れており、クロムウェル巡航戦車の動態復帰を果たした。更にはコメット巡航戦車の導入など高火力車輌の導入も画策しているが、保守的な校風に加えてマチルダⅡを偏愛するOGの影響のため、遅々として進んでいない様子である。
第63回大会においては、一回戦でBC自由学園、二回戦でヨーグルト学園を撃破し準決勝に進出。黒森峰女学園相手となった準決勝では新戦力としてクロムウェルを投入したものの、激戦の末に惜しくも敗れた。その他、大会前にはチーム新設直後の大洗女子学園と、大会後にはエキシビション・マッチとしてプラウダ高校と組んで大洗女子学園・知波単学園合同チームと対戦している。
同年度冬の第41回無限軌道杯では、第一回戦にてワッフル学院と対戦し撃破。つづく第二回戦ではアンツィオ高校と対戦することとなる。
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関連項目
脚注
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