概要
聖刻とは2012年2月18日発売”GALACTIC OVERLORD”より登場したテーマカテゴリである。それぞれの名前がエジプト神話のエネアドと呼ばれる、ヘリオポリス創世神話に関わる九柱の神と女神を示している。
モンスターおよび関連カードの合計17種類。モンスターが12種類、魔法・罠が5種類。モンスターの内訳は通常モンスターが1種、デュアルモンスターが1種、エクシーズモンスターが2種、存在する。
5種類のモンスターが以下の効果を持っている。
このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
上記の効果以外にも、ドラゴン族の通常モンスターを特殊召喚する効果モンスターが何枚か存在する。
リリースされた時のため、アドバンス召喚やなんらかのコストでリリースすれば連れてこられる。リリース場所は手札でもよいため儀式召喚のために消費されてもよい。
この効果によって特殊召喚したドラゴン族通常モンスターは攻守が0なため、戦闘には使えない。しかし星の指定がないため、上級でも問題なく連れてこられる。
使い道としては、やはりエクシーズ及びシンクロ召喚のための素材であろう。
デッキ運用としては多様な戦略が存在しているが、基本的には聖刻を何体も並べてエクシーズ召喚。一気にきめるのが聖刻デッキの使い方であろう。リチュアと混ぜて儀式を利用してリリースするタイプなども存在。
弱くはないが弱点もあり、第八期では征竜・魔導の影に隠れがちだった。
第九期では、EMやM・HEROなどが大暴れするなか、細く長く健闘していた。中堅レベル。現在では、「守護竜」リンクモンスターが登場して展開力を上げたものの、《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》の禁止指定で下火だが、「ドラグニティナイト・ロムルス」が登場したり等何かしら生命線を探っている模様。
カード説明
以下、遊戯王カードwikiより。
2012年2月18日発売”GALACTIC OVERLORD”
神龍の聖刻印/Hieratic Seal of the Sun Dragon Overlord
通常モンスター/星8/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
謎の刻印が刻まれた聖なる遺物。 神の如く力を振るった龍の力を封じたものと伝承は語る。 黄金の太陽の下、悠久の刻を経て、それはやがて神々しさと共に 太陽石と呼ばれるようになった。
聖刻唯一の通常モンスター。星8でありながら攻守0。
その攻守のために特殊召喚方法が様々にある。使い道としてはやはりエクシーズ召喚の 利用が一番に考えられる。
聖刻龍-ドラゴンヌート/Hieratic Dragon of Nuit
効果モンスター/星4/光属性/ドラゴン族/攻1700/守 900
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが 魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時に発動する。
自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
ヌトとはエジプト神話における天空の女神。
何らかの対象になった時にドラゴン族の通常を連れてくる。
一部のEMモンスターと相性がよく、第九期の始めに注目された。
聖刻龍-ドラゴンゲイヴ/Hieratic Dragon of Gebeb
効果モンスター/星4/光属性/ドラゴン族/攻1800/守 400
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
また、このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地から「聖刻」と名のついた通常モンスター1体を特殊召喚する。
ゲブとはエジプト神話における大地の男神。
相手モンスターを戦闘破壊した時にドラゴン族通常を、リリースされた時に聖刻を連れ てくる。
上記のヌートとこのゲイヴの二種だけが聖刻内で下級である。
聖刻龍-アセトドラゴン/Hieratic Dragon of Eset
効果モンスター/星5/光属性/ドラゴン族/攻1900/守1200
このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1000になる。
1ターンに1度、フィールド上のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して発動できる。 フィールド上の全ての「聖刻」と名のついたモンスターのレベルは エンドフェイズ時まで選択したモンスターと同じレベルになる。
また、このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
アセトとはエジプト神話における天上・星の女神。
攻撃力を下げた妥協召喚・聖刻のレベルをドラゴン族通常に合わせる・リリースされた時にドラゴン族通常を連れてくる、と3つの効果を持つ。
星5ではあるが下級モンスターと同じ扱いができる上に、その効果でエクシーズ召喚が狙いやすい。
聖刻龍-ネフテドラゴン/Hietaric Dragon of Nebthet
効果モンスター/星5/光属性/ドラゴン族/攻2000/守1600
このカードは自分フィールド上の「聖刻」と名のついた モンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の 「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、 相手フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。
また、このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
ネフティスとはエジプト神話における夜の女神。
特殊召喚効果・手札か場の聖刻をリリースしてのモンスター破壊・リリースされた時にドラゴン族通常を連れてくる効果の3つの効果を持つ。
リリースする事で効果が発動する聖刻のためのリリース効果である。
聖刻龍-トフェニドラゴン/Hieratic Dragon of Tefnuit
効果モンスター/星6/光属性/ドラゴン族/攻2100/守1400
相手フィールド上にモンスターが存在し、 自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、 このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したターン、このカードは攻撃できない。
このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
トフェニスとはエジプト神話における湿気の女神。
サイバー・ドラゴンを意識したような妥協召喚効果と、リリースされた時にドラゴン族 通常を連れてくる効果。
攻撃ができなくなるデメリットがあるが、エクシーズ召喚などの素材にすれば問題ない 。
聖刻龍-シユウドラゴン/Hieratic Dragon of Su
効果モンスター/星6/光属性/ドラゴン族/攻2200/守1000
このカードは自分フィールド上の 「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、このカード以外の自分の手札・フィールド上の 「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースする事で、 相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
このカードがリリースされた時、 自分の手札・デッキ・墓地からドラゴン族の通常モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
シューとはエジプト神話における大気の男神。
特殊召喚効果・聖刻をリリースしての魔法罠破壊・リリースしてのドラゴン族通常を連 れてくる効果の3つの効果を持つ。
特に魔法・罠の破壊は重要であり、採用率は高め。
聖刻龍-ウシルドラゴン/Hieratic Dragon of Asar
効果モンスター/星7/光属性/ドラゴン族/攻2600/守 700
このカードは自分の墓地のドラゴン族・光属性モンスターと ドラゴン族の通常モンスターを1体ずつゲームから除外し、 手札から特殊召喚できる。
フィールド上のこのカードが破壊される場合、 代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する 「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースできる。
オシリスとはエジプト神話における豊穣・冥界の男神。
墓地除外による特殊召喚効果と、聖刻を身代りにする効果を持つ。
攻撃力は2600とそこそこだが、他にも使い道のある墓地モンスターを除外が必要な点と 、唯一の星7なのが難点。
聖刻龍-セテクドラゴン/Hieratic Dragon of Sutekh
効果モンスター/星8/光属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター3体を ゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、自分の墓地のドラゴン族モンスター1体をゲームから除外する事で、 フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
セトとはエジプト神話における砂漠・異邦の男神。
聖刻版のダーク・アームド・ドラゴンとも言うべき効果。効果は強力なのだが、除外が条件な点が厳しい。
聖刻龍王-アトゥムス/Hieratic Dragon King of Atum
エクシーズ・効果モンスター/ランク6/光属性/ドラゴン族/攻2400/守2100
ドラゴン族レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、 デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、 攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
アトゥムとはエジプト神話における天地創造の男神。
連れてくるドラゴン族は効果モンスターでもよく、聖刻を特殊召喚できる。一時期は値段が異様に高く、現在も値が張る。
聖刻神龍-エネアード/Hieratic Sun Dragon Overlord of Heliopolis
エクシーズ・効果モンスター/ランク8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2400
レベル8モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分の手札・フィールド上のモンスターを任意の数だけリリースし、 リリースしたモンスターの数だけフィールド上のカードを破壊する。
エネアドとはエジプト神話のヘリオポリス創世神話に関わる九柱の神と女神を示す言葉。
縛りのない星8エクシーズモンスター。やはり聖刻などのリリースして効果が発動する タイプをコストにしたい。
召集の聖刻印/Hieratic Seal of Convocation
通常魔法
デッキから「聖刻」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
超力の聖刻印/Hieratic Seal of Supremacy
通常魔法
手札から「聖刻」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
反射の聖刻印/Hieratic Seal of Reflection
カウンター罠
自分フィールド上の「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。
抹殺の聖刻印/Heiratic Seal of Banishment
通常罠
自分フィールド上の「聖刻」と名のついたモンスター1体をリリースして発動する。
相手フィールド上のカード1枚を選択してゲームから除外する。
2013年5月18日発売”EXTRA PACK -SWORD OF KNIGHTS-”
龍王の聖刻印/Hieratic Seal of the Dragon King
デュアルモンスター/星6/光属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、 通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、 このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードをリリースして発動できる。
自分の手札・デッキ・墓地から「龍王の聖刻印」以外の 「聖刻」と名のついたモンスター1体を選んで表側守備表示で特殊召喚する。
デュアルモンスター。二回召喚が必要だが、対象が幅広い特殊召喚効果を持つ。
復活の聖刻印/Hieratic Seal From the Ashes
永続罠
相手ターンに1度、デッキから 「聖刻」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。
また、自分ターンに1度、ゲームから除外されている 自分の「聖刻」と名のついたモンスター1体を選択して墓地に戻す事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが墓地へ送られた時、 自分の墓地の「聖刻」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
聖刻専用の永続罠。デッキ及び除外ゾーンからの墓地送り効果と、墓地に送られたときに聖刻蘇生効果。
セットしたターンにサイクロンで破壊されないように気をつけなければならない。
2017年11月25日発売"LINK VRAINS PACK"
天球の聖刻印/Hieratic Seal of the Heavenly Spheres
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター
リンク2/光属性/ドラゴン族/攻 0
【リンクマーカー:左下/右下】
ドラゴン族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手ターンに1度、このカードがEXモンスターゾーンに存在する場合、
自分の手札・フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールドの表側表示のカード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。
(2):このカードがリリースされた場合に発動する。
手札・デッキからドラゴン族モンスター1体を選び、
攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。
ドラゴン族汎用リンクモンスター。そのためエクシーズモンスター等もリンク素材に出来る。(1)効果で自分のモンスターをリリースして手札へ戻す効果だが、このカード自体の攻撃力の低さもありこのカード自身をリリースするのも手。またこの効果や聖刻のアドバンス召喚にこのカードをリリースすればドラゴン族をリクルート出来る。
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関連項目
- 1
- 0pt