聖輦船(せいれんせん)とは、『東方星蓮船』及び『東方心綺楼』に登場する大型の空飛ぶ船。星蓮船Stage3,4の舞台及び心綺楼のステージ「雲上の宝船」の背景になっている。
概要
『星蓮船』本編で霊夢たちが追う宝船の正体。船長は村紗水蜜。雲居一輪が雲山とともに周辺を警護していた。宝船と誤解されたが、金目のものは積んでいない。
聖輦(せいれん)とは天子(比那名居天子のことではなく、天下を治める君主のこと)の乗る車。「輦」一文字でも同じ意味であり、要するに「聖輦船」とは「聖白蓮の乗る船」という意味。タイトルになっている「星蓮船」は船の正式名称ではないので注意。
元々は、聖白蓮の弟である命蓮の法力が込められた飛倉だった。それを白蓮が、村紗と出会った際に自らの力で村紗が生前乗っていた船に似せた姿に改造したもの。
白蓮が封印された際、村紗や一輪とともに地底に封印されていたが、『東方地霊殿』での間欠泉騒ぎの際に地上へと脱出。白蓮の封印を解くべく魔界へと向かうため、幻想郷中に散らばっていた飛倉の破片を集めていたのに霊夢たちが気付いたのが『星蓮船』の事件の発端である。
白蓮の復活を果たしたあとは、人里近くに着陸して元の倉に戻り、改装されて命蓮寺となった。EDによっては、その後幻想郷上空を遊覧する定期遊覧船となったり、魔界を行き来する巡航船となったりして命蓮寺以外の活躍もしている。
『心綺楼』ではステージ背景として登場し、公式作品で初めて聖輦船全体の外観が確認された。
木造の大型帆船で一本のマストが立ち、帆には大きく「寶(宝の旧字体)」と書かれている。ここまでされていれば、霊夢達が宝船だと思わないほうが無理である。
余談だが、心綺楼の聖輦船は「なにわの海の時空館」に展示されていた「浪華丸」に外観がそっくりである。平安時代に大型の菱垣廻船が作られていたとなれば、時代を500年以上も先取りした超未来テクノロジーであり、いかに飛倉と命蓮の法力がすごいものだったのかを伺うことができる。
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