『聖闘士星矢Ω』とは、2012年4月1日(日)からテレビ朝日系列で放送が開始されたテレビアニメである。
制作は東映アニメーション。
概要
車田正美原作『聖闘士星矢』シリーズの新作であり、アニメオリジナルの続編企画。
テレビアニメとしての制作は実に23年ぶりとなる。原作から派生した公式作品は複数存在するが、
これらの作品の時間軸上において最も新しい物語となる。
メインとなるのは主人公・光牙をはじめ、旧作の次世代にあたる若き聖闘士たち。
星矢や沙織など原作の人気キャラクターはサブキャラクターとして登場する。
スタッフ
- シリーズディレクター:畑野森生(~51話)、長峯達也(52話~)、暮田公平(73話~)
- シリーズ構成:吉田玲子(~51話)、成田良美(52話~)
- キャラクターデザイン・総作画監督:馬越嘉彦(~51話)、市川慶一(52話~)
- 美術デザイン:秋山健太郎(~51話)、須和田真(52話~)
- 音楽:佐橋俊彦
主題歌
作詞:竜真知子
作曲・編曲:松澤浩明、山田信夫
編曲:平松建治、河野陽吾
歌: MAKE-UP feat.中川翔子
作詞:岩田秀聡
作曲・編曲:加藤裕介
歌:√5(ルートファイブ)
「未来聖闘士Ω〜セイントエボリューション〜」(52~77話)
作詞:森由里子
作曲:岩崎貴文
編曲:大石憲一郎、流田Project
歌:流田Project
作詞:SAKI
作曲:YUI、Akio Shimizu
編曲:Akio Shimizu、Cyntia
歌:Cyntia
登場人物
光牙一行
- 天馬座(ペガサス)の光牙(こうが)/CV:緑川光 属性:闇(表向きは光)
主人公。沙織を育ての母に、シャイナを師匠として育つ。人里離れたところで暮らしていたせいか、
世間知らずで敬語を殆ど使えない。(今のところ敬語を使ったのは瞬のみ)何故かシャイナからは小宇宙の使い方を教えてもらっておらず、そのため、当初は自分の小宇宙を持て余しており、ピンチに陥らないと
実力を発揮できていない感があった。考えずに突撃をかます癖があり、
ユナと蒼摩からはバカと言われたことがある。意外にメンタルが弱い。小宇宙の属性は闇であるが、
幼少期から沙織に護られてきたこともあってか、光属性の技も使える。 - 鷲座(アクィラ)のユナ/CV:雪野五月 属性:風
当初は女聖闘士の掟に従い仮面を被っていたが、旗魚座(ドラド)のスピアとの決闘後は自ら仮面を外す。
理知的な性格で突撃バカの光牙の手綱を握る役でもある。 - 仔獅子座(ライオネット)の蒼摩(そうま)/CV:小西克幸 属性:火
光牙の親友。父の一摩(かずま)は南十字座(サザンクロス)の白銀聖闘士だった。
普段は明朗快活だが、カッとなると自分でも感情をコントロール出来ない性格。特に父を侮辱された時は
その傾向が顕著である。ナンパな一面があるが、女性に対するアプローチは今のところ全滅状態。
ただし、地元では結構人気。料理をさせると一般人が悶え苦しむほど辛く味付けする癖がある。 - 龍座(ドラゴン)の龍峰(りゅうほう)/CV:柿原徹也 属性:水
龍星座の紫龍とその恋人だった春麗の子。母親似の女性的な顔立ちをしている。才能、実力ともに高いが、病弱。好青年ぶりとは裏腹に計算高い策士の一面も。 - 狼座(ウルフ)の栄斗(はると)/CV:鈴木達央 属性:土
忍者の末裔。光牙がパライストラに来る前にマルス軍に拘束され、ずっと牢に閉じ込められていた
・・・はずなのだが、光牙との協力があったとはいえ、比較的あっさりと脱出に成功した。忍術と聖闘士の技を
組み合わせた攻撃を得意とする。一部を除いてアテナに使用を禁じられているはずの武器を普通に使っている。
汚いなさすが忍者きたない。慣れ合いを好まない一匹狼な性格で、光牙たちの前から消えたり現れたりを
繰り返している。それなんていう一輝? - オリオン座のエデン/CV:諏訪部順一 属性:雷
マルスの息子。実力は極めて高く、振る舞いは高貴。父の野望成就のために聖闘士になる。
父の認めたアテナであるアリアに執着している。一人称は「僕」。 - アリア/CV:能登麻美子 属性:光
マルスによってアテナの身代わりにされている少女。当初は感情表現に乏しく、光牙以上の世間知らずだったが、光牙たちと旅を続けているうちに感情豊かになっていく。
13年前の聖闘士とマルス軍の戦いの最中にまだ赤子だった彼女をアプスの闇から守るためにアテナの光で守られ彼女の小宇宙を受け継いだ云わば疑似アテナとも言える存在だがマルスに攫われ幽閉され続けていた。
闇の遺跡でのマルスとの決戦でアテナとして目覚める。
が、力及ばず、マルスに胸を貫かれ、光牙たちの見守る中息を引き取った。
死後もその思いは光牙やエデンを導き、全てが終わった後は光で全ての魔傷を癒した。 - 鋼鉄聖闘士(スチールセイント)→小馬座(エクレウス)の昴(すばる)/CV:水島裕
2期から登場した鋼鉄聖闘士の少年。光牙に勝るとも劣らぬ突撃バカ。 「俺は神になる男だ」が口癖で、
よく人に突っかかる。度々強大な小宇宙を爆発させている。
小馬座(エクレウス)の青銅聖闘士ケレリスから聖衣を受け継ぎ、新生聖衣化させて纏う。
黄金聖闘士
登場するだけで主人公の存在感を奪い取ってしまう人たち。
彼らに全力で正義の為に働かれてしまうと主人公が完全に空気になってしまうので、
大概は不自然なくらいのものぐさな性格にされるか、敵にされたりしてしまう人たちである。
その一方で、活躍具合が足りなかったり弱かったりするとその星座の人の恨みを受けてしまう存在でもある。
- 牡羊座(アリエス)の貴鬼(キキ)/CV:中原茂
原作の聖衣修復師兼牡羊座の黄金聖闘士だったムウの弟子。最後の聖衣修復師としてパライストラでその存在を教えられるなど聖闘士の世界では有名人らしい。原作における別名はアッペンデックスの貴鬼。アッペンデックスの意味はおまけ。ムウェ・・・
十二宮編で遂にファン念願の黄金聖闘士として登場、ムウ同様、セブンセンシズの存在を教え、光牙たちの聖衣を修復し、そして十二宮を登ってきた火星士達に立ち向かっていった。 - 牡牛座(タウラス)のハービンジャー/CV:矢尾一樹
牡牛座の黄金聖闘士。金牛宮に骨を集めたり、骨の砕ける音が好きという骨フェチ。
白羊宮があっさり主人公一行を通したため実質的な黄金十二宮最初の壁として立ちはだかる。
強い奴の骨と心そして自らの死亡フラグをも折って折って折りまくる黄金随一のツンデレ荒くれ者。 - 双子座(ジェミニ)のパラドクス/CV:ゆかな
双子座の黄金聖闘士。ゲームを除きアニメ・漫画版を含めて初の女性黄金聖闘士。先代同様、二重人格者。
幼いころ紫龍に救われ、彼と息子の龍峰に歪んだ愛情を持つ。 2期では女神というだけで皆から愛される
アテナ城戸沙織が嫌いという理由で忠誠を誓わなかったためカノンよろしくスニオン岬の牢獄に囚われる。
その後ガリアに誘われスタッフ(スカーレット・ジェイナス)のパラドクスとして自らを打ち負かした龍峰、
そして昔から憎み続けていた妹インテグラに憎悪を向ける。 - 双子座(ジェミニ)のインテグラ/CV:ゆかな
パラドクスの双子の妹。見分けるポイントは瞳の色。双子座妹だが先代双子座弟とは逆に清廉潔白な善人。
手から発するエネルギー波で戦う。 当初は女聖闘士の掟に従い仮面をつけていたが戦いの中で破損。
アテナの許しを貰った以後はそのまま仮面をつけていない。 戦闘力は姉曰く「昔から自分の方が強かった」
らしく、インテグラも自分の方が劣っていることを認めている。 - 蟹座(キャンサー)のシラー/CV:松野太紀
蟹座の黄金聖闘士。倒した敵をコレクションにして操る。ユナを追い詰めたが…末路はお察しください - 獅子座(レオ)のミケーネ/CV:仲野裕
マルス側につく黄金聖闘士。額のペケ字傷が特徴でいかにも武人といった感じの性格。 - 乙女座(ヴァルゴ)のフドウ/CV:関智一
乙女座の黄金聖闘士。仏陀ではなく不動明王の化身と呼ばれている。現在の黄金聖闘士の中でもトップクラス - 天秤座(ライブラ)の玄武(げんぶ)/CV:檜山修之
水の遺跡に現れた謎の青年。龍峰の持っていた天秤座の聖衣を持って行ってしまう。
かつて五老峰で童虎の元紫龍と修行をしており、才能はあったがサボリ魔だったため師から頻繁に説教を受け、
天秤座の聖衣を持ち出す際にも紫龍から信用されず威嚇される出来の悪い教え子。
師童虎や兄弟子紫龍が体現してきた「正しき意思」を途切れさせないために天秤座の聖衣を纏い、
「正義はアテナにあり」と龍峰達の味方をする。 時間を操る相手にそれを越える速度で戦う車田理論の体現者。
2期では聖闘士の指揮を執り若き聖闘士達に心得を説くも、 時を止められたパライストラの人々を救うために
ハイペリオンの聖剣・天地崩滅斬を受け… - 天秤座(ライブラ)の紫龍(しりゅう)/CV:成田剣
パラスベルダでは怪我人の救護を行っていたが龍峰から天秤座の聖衣石を渡され、天秤座の聖衣を纏う。
パラス城突入後はぼっちになった龍峰に同行し束の間とはいえ親子水入らずで過ごしたり
龍峰の秘めたる力の導き手となるなど親バカっぷりを披露した。 - 蠍座(スコーピオン)のソニア/CV:久川綾
オリオン座と蠍座の神話になぞらえて反逆したエデンを正すために義母メディアから蠍座の黄金聖衣を渡される。 ハイマーシアン時代は腰まであった髪を肩まで切り、仮面は上半分だけを隠すものになっている。
迷いや心の乱れを抱えたままに奥義アンタレス・メイルストロームを放とうとするも… - 射手座(サジタリアス)の星矢(せいや)/CV:古谷徹
先代の天馬星座の聖闘士で、10年以上前にマルスと戦い、行方不明になっていた。
その後、幻影という形で登場し、光牙たちにアテナの守護を託し、いずこへと消えた。
光牙達が十二宮を駆けあがった際、人馬宮は無人でかつての射手座の黄金聖闘士アイオロスのメッセージが
変わらず残されていた。流石に人馬宮アスレチックは撤去した模様
実は自らマルスの闇に飛び込み、計画が失敗しアプスが制御できなくなった時のためにマルスにより
火星の地底に封印されていた。 沙織たちの声とアリアの杖の破片により復活。
光牙を救い、射手座の聖衣を最終決戦に赴く光牙に託した。
2期では地上に降臨した女神パラスを手にかけることを躊躇していたアテナの心中を察し、
自ら黄金の短剣を手にパラスを狙うも、幼い姿のパラスを殺すことはできなかった。
その落とし前をつけるため射手座の黄金聖衣を新生化させ、パラスを守る真のパラサイト、タイタンと交戦する。
黄金聖闘士になったがいまでも流星拳は「ペガサス流星拳」のままである。いいのか。
他に旧アニオリ射手座技のアトミックサンダーボルトも使う。 1期放映中に行われた人気投票では
主人公を差し置いて中の人念願の一位に輝いている。
青銅聖闘士時代の星矢については天馬星座の星矢を参照。 - 山羊座(カプリコーン)のイオニア/CV:大友龍三郎
アテナの聖闘士にもかかわらず、アテナを裏切りマルス側についた黄金聖闘士。パライストラの学園長でもあった。
遥か昔からアテナを支え続けた聖闘士だったが、城戸沙織が赤子の姿で降臨した時には引退していた。
赤子の沙織を見て彼女に魅了され、偏執的とも言える忠誠心を抱く。ペドコン彼女を護るため次代の育成に励むも、度が過ぎて教え子たちに反逆され、やむを得ず彼らを殺害する。 それを悔いて自ら牢獄に入るも、
成長した沙織にパライストラの学園長に任じられる。 しかしメディアに「沙織をアテナとしての宿命から解放できる」と囁かれ独善的な沙織への愛から「崇高なる裏切り者」としてマルス側につく。 - 水瓶座(アクエリアス)の時貞/CV:速水奨
水瓶座の黄金聖闘士。元は時計座の白銀聖闘士。栄斗の兄貴分だった芳臣を倒した。
時間を我が物とするためメディアの策に乗り、徐々に人間性を失う呪いを彼女にかけられた水瓶座の聖衣を纏う。 2期では「あのお方」に刻衣を与えられデスウォッチの時貞として栄斗たちの前に立ちはだかる。 - 魚座(ピスケス)のアモール/CV:石田彰
魚座の黄金聖闘士。メディアの弟で姉に心酔している。飄々とした態度で食えない性格であり、
ユナの足をさすり理想の足と評する変態足フェチ。黄金聖闘士を瞬殺してみせたり「ペガサス幻想」が流れる中
光牙の流星拳をキャンセルするなど最後の宮の守護者だけあって黄金聖闘士の中でも圧倒的な実力を持つ。
光牙たちの協力者達
- 紫龍(しりゅう)/CV:成田剣
龍峰の父で先代の龍星座の聖闘士。龍峰の幼少期にマルス軍との戦いで負傷してから五感を失い、現在は五老峰に座している。ただし、龍峰に小宇宙を通じて修行を付ける、龍峰のために天秤座の黄金聖衣を送る、
黄金聖闘士の玄武に不利を悟らせて何もさせずに返すなど小宇宙は健在。
2期ではアプスが倒されたため、魔傷が消えて五感を取り戻している。来るべき戦いのため龍峰を扱いていた。 - アンドロメダ座の瞬(しゅん)/CV:神谷浩史
かつての星矢の戦友の一人。マルスとの戦いの際に負った傷が元で聖闘士を事実上引退に追い込まれ、
現在はボランティアで各地を旅し地域の医療改善に貢献している。相変わらずサスペンダー付きの服を着ている。光牙たちにいつの間にか財布を渡しているなど、資金援助を行なっていた。
魔傷が回復した2期では新生聖衣を纏い光牙たち次世代を導く。
時を経ても舐めプ優しすぎる性格は相変わらずのようである。 - 白鳥座(キグナス)の氷河(ひょうが)/CV:宮野真守
瞬、紫龍と同じく星矢の戦友の一人。エデンに完敗し、戦意を喪失した光牙にさらなる成長を促し、
光牙の真の小宇宙を覚醒させた。キグナスダンスとマザコンぶりは相変わらず。
魔傷が回復した2期では新生聖衣を纏い参戦。1期では正体を明かしていないためクレジット上は
「謎の男」となっていたが2期76話で名乗りようやく「氷河」表記となった。
1期放映中に行われた人気投票では「謎の男」名義で二位になっている。
彼に限ったことではないが、技名は旧アニメ版に基づいているためホーロドニースメルチではなく
オーロラサンダーアタックでカリツォーではなく氷結リングである。 - 鳳凰座(フェニックス)の一輝/CV:杉田智和
1期には回想シーンやOPに登場していたが参戦することなく終わったが2期で満を持して参戦。
パラスとの戦いの背後に潜む存在を追う中でアイガイオンと交戦し、聖剣にヒビを入れたが自身も傷を負い
カノン島で療養していた。 パラス城突入後は瞬達のピンチに現れアイガイオンと再戦し相討ちとなった…
どうせ復活するんだろとかは禁句 - 邪武(じゃぶ)/CV:草尾毅
顎の無精髭以外は無印と変わらぬ若々しい姿を保っている。一応蒼摩が知っているほどの知名度はあるらしい。
現在は沙織のお馬さん聖闘士を引退して馬の牧場のJAB牧場を経営している。
蒼摩に先代の子獅子星座の聖闘士・蛮の技であるライオネットボンバーを教えた。
「お前、馬は好きか?俺は好きだ。」
2期では髭を剃ってかつての一角獣星座の意匠を施した鋼鉄聖衣を纏い世界中の刻闘士と交戦し
「パラサイト狩りのユニコーン」として名を轟かせていた。 - 檄(げき)/CV:梁田清之
パライストラの教師。元大熊星座(ベアー)の青銅聖闘士。細かいことは気にしない性格。
星矢を戦友と呼んでいるが、檄って星矢と戦友と呼べるほど共闘したっけ?
大人らしく度量の大きいところを見せたり、パライストラ崩壊に際しては聖衣もなしに火星士相手に孤軍奮闘して
大きく株を上げた。 - 那智(なち)/CV:島田敏
鋼鉄聖闘士養成所の指導者。元狼星座(ウルフ)の青銅聖闘士。引退して訓練生を指導していたが
パライストラ総力戦では鋼鉄聖衣を纏い参戦した。 - 蛮(ばん)/CV:稲田徹
鋼鉄聖闘士養成所の指導者。元子獅子星座(ライオネット)の青銅聖闘士のグレートティーチャー。
かつて昴の訓練にも携わっており、その才能に期待を寄せている。 - 蛇遣い座(オピュクス)のシャイナ/CV:小山茉美 属性:雷
光牙の師匠である白銀聖闘士。おばさんと言ってはいけない。女性なのに沙織の執事の辰巳と一緒に
親父代わり呼ばわりされた。雷属性持ち。 - 孔雀座(ピーコック)のパブリーン/CV:折笠愛
ユナの師匠で白銀聖闘士。白鳥座の氷河のホーロドニースメルチに酷似したピーコックブリザードという技を持つ。ちなみにパブリーンとはロシア語で孔雀の意。なので「孔雀座(ピーコック)のパブリーン」を日本語に訳すと
「孔雀座の孔雀」になる。 - 羅喜(ラキ)/CV:前田愛
貴鬼の弟子。かつての彼と同じく「アッペンデックス」を名乗る幼女。麻呂眉からおそらく師匠と同じく
チベットとインドの境に居るというジャミール族の出身と思われる。
師匠と同じくテレキネシスとテレポーテーションを使える。「なのだぁ~」口調が特徴。 - 小馬座(エクレウス)のケレリス/CV:安原義人
力と引き換えに装着者は戦いの中で死ぬという逸話を持つ小馬座の聖衣を纏う青銅聖闘士。
大らかで優しい性格で、ケレリスの方が年上なのだが天馬座と小馬座が兄弟星座と呼ばれる所以から
光牙を「兄よ」と呼んだ。 - セレーネ/CV:本多真梨子
パラスベルダ地下のアジトで避難してきた人々と過ごす金髪赤リボンの少女…ん?
皆を守ってくれるケレリスやエデンを慕っている。
鋼鉄聖闘士
財団Bの干渉により登場した旧アニオリ黒歴史聖闘士が2期で20数年ぶりにまさかの再登場。
鋼鉄聖衣は麻森博士によって作られた機械の聖衣で、小宇宙を十分燃やせない者や守護星座が見つからない者でも着用できるが 正規の聖衣に比べ耐久力は劣るようで、装着者の小宇宙を増幅する機能もないため、
鋼鉄聖闘士達は主に正規の聖闘士のサポート役として活躍している。
- エルナ/CV:白石涼子
昴が養成所で訓練していた頃からの仲間。礼儀正しく真面目な少年。いつか自分の守護星座を見つけることを
願って自らの鋼鉄聖衣に星を描いている。 - ケリー/CV:平井啓二
成人男性。かつてアテナとマルスの戦いで妻子を失ったためアテナもマルスやパラスと同じと考えて神を憎む。
戦場に希望は抱いていないが、 絶望もしていないので軽口を叩き、後輩を気遣う面もある。 - エマ/CV:藤井ゆきよ
真面目で感情の起伏が激しい少女。鋼鉄聖闘士と正規の聖闘士の力の差や正規の聖闘士のサポートに
徹し続ける鋼鉄聖闘士の存在意義に悩む。 正規の聖闘士ではないためか仮面はしていない。
オリジナル鋼鉄聖闘士
かつて旧アニメ聖闘士星矢で登場し視聴者の度肝を抜いた伝説の鋼鉄聖闘士三人。
前線基地を守るため駆けつけた。登場回ではまたもやアイキャッチジャックを行なった。スタッフ自重しろ。
今作で彼らが旧アニメで途中退場したのはオリジナル鋼鉄聖衣の強大な性能と引き換えに受ける身体への負担が大きすぎたためという衝撃の事実が明かされた。
- スカイクロスの翔(しょう)/CV:中原茂
巨嘴鳥座をモチーフとしたスカイクロスの装着者。左腕のフィンはあらゆるエネルギーを吸収する。 - ランドクロスの大地(だいち)/CV:中村大樹
子狐座をモチーフとしたランドクロスの装着者。昔は狐耳ショタだったが厳ついおっさんに成長していた。
年月は残酷である。オリジナル鋼鉄聖闘士で唯一旧アニメ版から声優が変わっている。 - マリンクロスの潮(うしお)/CV:大塚芳忠
旗魚座をモチーフとしたマリンクロスの装着者。マスクはあらゆる波動をキャッチして妨害することができる。
マルス軍
現世界を破壊し、新世界を創造しようとする謎の男、マルスの率いる軍団。マルス直属の部下は
火星士(マーシアン)と呼ばれる。火星士の鎧は虫を象ったものであり、名前の前に昆虫の名前がつく。
- マルス/CV:柴田秀勝
火星士(マーシアン)を率い、聖闘士を配下にし、現世界を破壊し、新世界を創造しようとしている。
銀河衣(ギャラクシー)と呼ばれる衣装を纏っている。
元はルードヴィクという名の人間で、裕福な家で妻ミーシャと娘ソニアと幸せな生活を送っていた優しい人物だった。 しかしテロに巻き込まれミーシャは死に、復讐のためテロリストを処刑して回るも悪人たちの正体がちっぽけな人間に過ぎないことを知り、 妻の死が無意味であることを実感し世界に絶望。火星の影響を受け
炎の軍神マルスとして覚醒し「間違った現世界を破壊し、新世界を創造する」という思想に囚われる。
13年前の戦いの際には鎧の下に人間の顔が覗いていたが、光牙とエデンと戦った時には
顔面の半分が炎に覆われていた。 - メディア/CV:榊原良子
マルスの後妻でエデンの実母。名前の由来の王女メディアと同じく奸計と魔術に長け、目的のためなら
身内をも利用する非情さを持つ。 - ホーネットのソニア/CV:久川綾
マルスの実娘、エデンの異母姉で高位火星士(ハイマーシアン)。
数年前に蒼摩の父・南十字座(サザンクロス)の一摩を殺害している。
聖闘士ではないので仮面の掟は適用されないが、仮面をつけて表情を隠している。 - 海蛇座(ヒドラ)の市(いち)→水蛇座(ヒドラス)の市/CV:小野坂昌也 属性:不明
パライストラ最年長の生徒ざんす。扱いが良くなった檄に比べると完全にギャグキャラの情けないおっさんとして
扱われているざんす。パライストラ崩壊に際し てマルス側につくことで生き延び、さらに白銀聖闘士に昇格、
光牙たちの寝首をかこうとしたざんすが、最終的に光牙に敗北したざんす。他にもナルシストぶりが強調されたりと、檄と比べてディスられぶりが半端じゃ無いざんす。原作じゃ十二宮でのサガとの最終決戦で星矢に
小宇宙を分け与えたり、星矢の姉を死の神 タナトスの魔の手から命懸けで守ったりと星矢達レギュラー五人の
活躍に及ばないものの聖闘士としてそれなりの働きをしたってのに。Ωのスタッフたちは市に
個人的な恨みでもあるざんすか!?
「勝敗は常に顔で決まるのだよ」
2期でもやっぱり情けない先輩として描かれているざんす。けれどパラスベルダ総力戦では他の聖闘士と共に
刻闘士の大軍相手に奮闘したざんす。海蛇座の青銅聖闘士に戻ったはずが、何故か登場するたび
海蛇座の青銅聖衣と水蛇座の白銀聖衣をかわるがわる装着してるざんす。 - アプス/CV:飛田展男
1期終盤で明かされた闇の神で1期真ボス。声は男性だがおっぱい。
原初の神を自称し、他の神々から世界を取り戻し闇で包もうと企む。 由来はシュメール神話の地底の淡水の海。「エヌマ・エリシュ」では淡水から生まれた原初の神として描かれている。 - 白銀聖闘士の皆さん
アリアを誘拐するべく光牙たちに襲いかかるが、その度に返り討ちにあう噛ませ犬かわいそうな人達。味方が何人倒されようが白銀聖闘士の絶対的優位を信じきっている。
「青銅ごときが俺に勝てるとでも思ってたのか?」→「燃えろ俺の小宇宙!」→「あじゃぱァー!」が
いつものパターン。1期で生き残った者たちの中には2期でパラサイトたちと交戦する姿が見られる者もいる。
メンバーは以下のとおり。
- 烏座(クロウ)のヨハン/CV:伊藤健太郎 - 光牙一行に敗れた白銀第一号。
- 猟犬座(ハウンド)のミゲル/CV:松本保典 - 岩盤サーファー。
- 蝿座(ムスカ)のフライ/CV:塩屋浩三 - キモヲタ。
- 矢座(サジッタ)のシャム/CV:岡本寛志 - パブリーン討伐隊。
- レチクル座のバラード/CV:高橋剛 - 同上
- 御者座(アウリガ)のアルマーズ/CV:松原大典 - 同上
- 彫刻具座(ケーラム)のミケランジェロ/CV:島田敏 - 戦わずに逃走したヘタレ。
- 地獄の番犬座(ケルベロス)のドーレ/CV:小野健一 - 天津飯。
- ペルセウス座のミルファク/CV:竹本英史 - 先代と比べて弱体化した?
- 盾座(スクトム)のエネアド/CV:長嶝高士 - BINKAN!ヨロイ男。あと、蒼摩のかませ。
- 牛飼い座(ブーテス)のバイエル/CV:田中大文 - ムチ男。
- 麒麟座(カメロパルダリス)のバルチウス/CV:藤巻恵理子 - 女性なのに何故か男性名ェ・・・
- 鯨座(シータス)のメンカル/CV:福原耕平 - いかにもなパワーファイター。
パラス軍
女神パラスに仕え、刻衣(クロノテクター)を纏う刻闘士(パラサイト)と呼ばれる者達。
徒手空拳で戦うアテナの聖闘士と異なり武器を使って戦う。 聖闘士のように一級・二級・三級・四級(雑兵)
といった階級が存在する。一級の4人はパラサイト四天王とも呼ばれる。
実はパラスは傀儡の主に過ぎず、真の主は刻の神サターンである
- パラス/CV:鶴ひろみ
愛の女神。金髪褐色幼女の姿で地上に降臨し、腕に巻き付いた螺旋状の腕輪からアテナの力を吸収し、
力を増し成長していく。 神話の時代からアテナのことを姉のように慕っており、「お姉様」と呼んでいる。
かつてアテナが自分だけでなく人間にも愛を向けるようになったため アテナの愛を独り占めしようと
人間を滅ぼそうとし、アテナに殺されたクレイジーサイコレズ - サターン/CV:水島裕
一部の刻闘士達から「あのお方」と呼ばれる存在。刻の神であり、パラサイト四天王に聖剣を授け
パラスの刻衣を作った。 その存在に気付いた一輝に追われていたが突然姿を消す。
記憶を封印し、姿を変えて人間の少年として活動していた。
一級パラサイト(パラサイト四天王)
- タイタン/CV:竹本英史
パラスの命を絶とうとした星矢の前に現れ、彼女を連れ去っていった。 冷酷非情で任務に忠実だが、パラスを守り育てる内に任務を超えた感情を抱くようになり、 彼女が成長し最初から四天王の目論見を知っていたことを
暴露した後も女神パラスを守る真のパラサイトとして側につくことを誓った。光源氏計画
神がこの世界を形作るかの如く全てを切り裂く聖剣・天神創世剣(てんじんそうせいけん)を持つ。
装着する創世刻衣(ジェネシステクター)は双子座・乙女座・射手座のキメラ。何このチート… - ハイペリオン/CV:黒田崇矢
冷徹で人間に一片の関心も抱かず、愚かと見下し一掃しようと考えている。 「あのお方」への忠誠心が篤く、計画の遂行を至上の目的とし、部下が劣勢と見るや自らの聖剣を貸し与え、 パラスに入れ込むロリコンタイタンや
人間に関心を抱くあまり本命の計画を疎かにするアイガイオンやガリアを気に掛ける四天王随一の常識人武人。 聖剣の中で最も高い破壊力を誇り原子を構成する陽子すら破壊する聖剣・天地崩滅斬(てんちほうめつざん)を
持つ。 装着する崩滅刻衣(デストラクションテクター)は牡羊座・牡牛座・獅子座のキメラ。 - ガリア/CV:山崎和佳奈
四天王の紅一点。人間を一掃しようとするハイペリオンを無慈悲と呼ぶが、それは人間への情けからくる言葉
ではなく、人間の醜悪さを好み 「おもちゃ」「虫けら」と蔑む故の言葉である。他の四天王や女神パラスとアテナに
対しても不遜な言葉を吐き四天王の一人にはテンプレ的な台詞で蔑んだ。 光速を越える速さで動く。
神が天罰を下すが如き光を放つ聖剣・武神光臨剣(ぶしんこうりんけん)を持つ。
装着する光臨刻衣(フォトンテクター)は蟹座・水瓶座・魚座のキメラ…そこ微妙とか言わない - アイガイオン/CV:江川央生
人間を「戦いを嫌いながら争いを起こす面白い生物」と考え、滅ぼすのは「もったいない」と考える。
大柄な体格ながら好奇心旺盛な知将で一輝と交戦した際に聖剣にヒビを入れられ、人間に興味を抱いた。
遥か昔から人間を縛り付ける重力と雷を操る聖剣・重爆雷斬刃(じゅうばくらいざんば)を持つ。
装着する重爆刻衣(グラビトンテクター)は天秤座・蠍座・山羊座のキメラ。
その他の刻闘士(パラサイト)
- エウロパ/CV:二又一成
二級パラサイト。スラッシュリーパーと呼ばれるチャクラムを扱う。 口調は丁寧ながらも道化のように
飄々としており、自ら戦うより誰かに戦わせショーを楽しむのを好む。 念動力と空中浮遊能力を持ち、
二級ながらエデンや星矢を軽くあしらうほど実力は高い様子。 意味深な言動が目立ち、トリックスターとして随所で暗躍する。 実は二級パラサイトとしての姿は偽りのもの - ミラー/CV:うえだゆうじ
聖衣破壊に秀でた武器、アルケミーグローブを腕に装備する。 階級不明のはぐれパラサイトだがタイタンに
「戦局を大きく動かす力をもつ」と評される実力者。 一輝をして外道と言わしめる破綻した精神の持ち主。
遊びとして聖闘士の命とも言える聖衣を破壊して回り、破壊した聖衣の聖衣石をコレクションしていた。
スリルを味わうためにあえて刻衣を纏わず光牙達と交戦するも栄人に一撃を入れられ本気を出そうとしたところを
エウロパに制される。 その後刻衣を纏い再び光牙達の前に現れるも、無限プチプチ鳳凰座の一輝にコレクションの聖衣石を奪われる。 エウロパと同じくサターン側のパラサイト
その他の登場人物
- 狼座(ウルフ)の芳臣(よしとみ)/CV:滝下毅
先代の狼座の聖闘士で栄斗の年長の親友だった。栄斗の幼少期に聖闘士になるために忍者の里を飛び出すが、パライストラでマルスとイオニアの陰謀を嗅ぎつけたことで命を狙われ、
忍者の里に危機を知らせた直後に殺害される。 - 南十字座(サザンクロス)の一摩/CV:古川登志夫
蒼摩の父で白銀聖闘士。人格高潔な聖闘士だったが、ソニアの初陣の相手として敗北、死亡した。 - 小馬座(エクレウス)のキタルファ/CV:川島得愛
ケレリスの先代の小馬座の聖闘士。世界を放浪し力無き者に手を差し伸べていたが、パラサイトの大軍相手に
最大奥義を放ち壮絶な最期を遂げる。彼の小馬座の聖衣石はケレリスに託された。 - 城戸沙織/CV:中川翔子 属性:光
ご存知女神アテナ。光牙の育ての親。1期ではマルスに拉致され、火星に監禁されていた。
2期ではパラスの出現に伴い腕に蛇のような螺旋状の腕輪が現れ、力をパラスに奪われ続ける。
パラスと神話の時代からの因縁に決着をつけるため命を削りつつもパラスの元へ向かう。
関連項目
外部リンク
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