電 雷
撃 光
聖闘士星矢EPISODE.Gとは、原作:車田正美、漫画:岡田芽武による「聖闘士星矢」の外伝漫画作品である。略称は「エピソードG」「エピG」など。
概要
「聖闘士星矢」本編から約7年前の聖域を舞台に、少年時代の獅子座のアイオリアを主役に据え、ティターン神族らとの戦いを描いた漫画作品。
『チャンピオンRED』(秋田書店)にて2003年2月号から2013年8月号まで、二度の長期休載を挟んで連載された。単行本は全21巻(20巻+0巻)。
2002年に刊行されたノベライズ「聖闘士星矢 ギガントマキア」と並び、今日まで続く「聖闘士星矢」の公式派生作品の嚆矢となった作品である。
シリーズ作品
- 聖闘士星矢EPISODE.G アサシン
- 並行世界から別の時間軸の世界にやってきた山羊座のシュラを主役に据え、「顔の無い者」や剣闘士などとの戦いを描いた作品。
『チャンピオンREDいちご』2014年Vol.43より連載され、同誌の休刊を経て秋田書店のウェブコミック誌『チャンピオンクロス』(2018年7月に『マンガクロス』に統合)に移動、2019年8月27日掲載分を以て完結した。単行本は全16巻。オールカラーの連載である。
前作では黄金聖闘士が主役であったが、本作では瞬や氷河などの青銅聖闘士たちも活躍している。
また原作の正統続編「聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話」や、アニメ作品「聖闘士星矢 -黄金魂 soul of gold-」の設定も幾つか受け継いでおり、オールスター的な意味合いが強くなっている。 - 聖闘士星矢EPISODE.G レクイエム
- シリーズ最新作。『マンガクロス』にて2020年1月28日より連載中。こちらもオールカラーである。
作風
後発の派生漫画作品「聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話」や「聖闘士星矢 セインティア翔」が原作漫画の画風や作風をある程度意識しているのに対し、本作は非常に独特な画風・作風をしており、いわば「岡田芽武版星矢」ともいうべき作品を作り上げている。
大まかな特徴としては、
- 決めゴマならぬ決めページで、吹き出しを用いない巨大写植文字で表現される必殺技
(例:ライトニングプラズマ→雷光電撃、エクスカリバー→聖剣抜刃) - 現代社会を意識した日常描写が比較的多い
(聖域と各国政府とのやり取りがある等。「アサシン」ではより顕著に…というか日本ご当地観光?) - 細かく精緻に描き込まれた聖衣
- とにかくハッタリを効かせた、理屈を超えた勢い任せのバトル・作風(伏線は犠牲になったのだ…)
などが挙げられる。良くも悪くも癖が強く、好みが分かれる作風である。
しかしながら黄金聖闘士をはじめとした原作キャラクターの活躍や少年漫画らしい熱い展開などから、一定の支持を得ており、続編として「アサシン」や「レクイエム」が連載されるなど、「聖闘士星矢」の派生作品の中でも長寿作品となっている。
ドラマCD
『チャンピオンRED』2007年4月号、及び単行本11巻の初回限定特装版にてドラマCDが製作されている。
キャストは以下の通り。
関連動画
関連静画
関連リンク
関連項目
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