肖とは、中国語圏の姓である。
人名
中国でも珍しい姓だったが、中華人民共和国で第二次漢字簡化方案が施行されたとき蕭姓の人が肖姓と書くようになり、第二次漢字簡化方案廃案後もそのまま定着した。
漢字として
- 意味
- 似ている、類する、象る、小さい、消失する、という意味がある。また俏と通じて嗣ぐという意味がある。
- 〔説文解字・巻四〕に「骨肉相ひ似たるなり」「其の先に似ず、故えに不肖と曰ふなり」とある。
- 字形
- 形声で声符は小。
- 音訓
- 音読みはショウ（漢音）、訓読みは、あやかる、にる、ちいさい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 肖を声符とする漢字には、削、哨、娋、屑、宵、捎、悄、消、莦、逍、陗、𨛍、梢、稍、硝、痟、綃、蛸、銷、霄、趙、鞘などがある。
- 語彙
- 肖象・肖像・肖似
関連項目
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