背泳ぎ(英・backstroke)とは、泳法の一種である。競技者の間では「バック」と呼ばれることもある。
概要
主要4泳法(クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ)のうち唯一仰向けになる泳ぎ方である。個人メドレーでは2種目目、メドレーリレーでは1種目目に泳ぐことになっている。
オリンピックでは1900年のパリ大会より採用されており歴史も古い。
ルール
- スタート時は入水し、スターティンググリップを持ち静止する。このとき壁や溝に足の指をかけてはならない。
- 折り返し動作中は競技中は常に仰向けの姿勢(肩が胸に対して垂直未満)でなければならない。
- スタート・ターン後は15m潜水してはならない。→次項「バサロ泳法」で解説
バサロ泳法
背泳ぎで用いられる仰向けの潜水泳法のことをアメリカの水泳選手の名からバサロ泳法と呼ぶ。背泳ぎよりも潜水のほうが早く泳げることから、1980年代には多くの選手がこのバサロ泳法で好成績を残した。
日本の鈴木大地はバサロ泳法を得意とした選手の一人で、1988年ソウル五輪の100m背泳ぎで30m潜行し金メダルを獲得した。
しかし、背泳ぎという競技の形骸化、長時間の潜水による危険性が指摘されており、ソウル五輪直後に潜水は10mまでと制限が設けられた(現在は15mまで)。
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関連項目
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