脱衣麻雀とは、男の戦いである。
概要
負けたものが衣服を脱ぐというルールで行われる麻雀であり、得てして二人麻雀である。
特にコンピュータゲームにおける脱衣麻雀は1980年代に日本物産が最初に開発して以来、90年代後期までの麻雀ゲームを支えたジャンルとして名を残している。
麻雀にエロい印象を与えたジャンルでもあり、特に年齢制限というものはなく小学生でも普通に遊べ、当時の家庭用ゲーム機(ファミコン)では絶対に描かれなかった乳首が拝めるこれらのゲームがきっかけで麻雀を覚えたという人も少なくないのではないだろうか?
可愛らしい女の子が脱ぐシーンがアニメーションで描写されるという衝撃はエロに飢えていた多くのプレイヤーを魅了し、人気ジャンルとして君臨した。
難易度もシステムもゲームによって様々だが、酷いものではコインを入れた直後に天和で和了られるものもあり。
難易度は店側に調整することが出来、なかなか勝てないようにしている店も少なくなかった。
それでも魅力的な女の子に惹かれてめげずにコインを投入するプレイヤーは数多く、全盛期だった当時は多くのゲーセンを支えていた人気ジャンルだった。(両替機を側に置いているえげつない店もあったが…)
脱衣シーンについては、中にはアダルトビデオの映像を流す作品もあったが、それらは主にサラリーマン層にターゲットに作られた為、青少年齢層にはあまり人気がなく、大多数はCGを用いた作品であった。
CGでもアニメ調のものと写実的なものとがあり、初期は写実的なものの方が優位であったが(ユーザーの年齢層もあったのであろうか?)、次第にアニメ調のものの方が優位となる。
ちなみに、当時は肖像権・著作権に対する意識が低かったこともあり、芸能人やアニメ作品そっくりなキャラがそのまま登場するという今考えるととんでもないゲームも多数存在した(もちろん名前はそのままではない)。
このジャンルに革命を起こしたのは、1987年にセタが発売した『スーパーリアル麻雀PII』であろう。当時としてはハイクオリティのアニメーションする脱衣シーンは当時のゲーマーに衝撃を与え、瞬く間に大ヒット作となった。以降もシリーズは多数作られ、脱衣麻雀はアーケードゲームのヒットジャンルの一つとなった。
しかし、上述のとおり小学生でも遊べるようなゆるゆるだった状態がそう長くも続くわけもなく、業界全体の自主規制もあって市場は徐々に衰退していった。ゲーセン自体が時代と共に変わったこと、リリースしていた中小メーカーが倒産及び撤退した事、規制が厳しくなり家庭用移植が不可能になったことなど様々な事情からゲーセン向けの新作が作られることは減っていった。
現在では自主規制団体JAMMAの規制強化により、脱衣要素付きのアーケードゲームは事実上リリース不可能になり、店の片隅にひっそり古い筐体が置かれる程度になっている。なお、一部の人気シリーズは脱衣要素を廃して新作をリリースしたが、全くウケなかったようだ。
…と思っていたら、2014年の4月にアーケードで脱衣麻雀の新作がリリースされた(でも脱衣は下着止まり…OTL)。
とはいえ新作を楽しみたいという需要は多く、現在は同人ソフトという形で様々な作品がリリースされている。
絵の素材があれば簡単に脱衣麻雀を作れるフリーツールもあり、表舞台に上がることこそ無いものの今尚多くのユーザーを楽しませているジャンルと言えるだろう
主なタイトル
- スーパーリアル麻雀シリーズ
- ファイナルロマンスシリーズ
- アイドル雀士スーチーパイシリーズ
- 対戦ホットギミックシリーズ
- 麻雀ハイパーリアクションシリーズ
- ラブリーポップ麻雀 雀々しましょシリーズ
- 麻雀学園祭シリーズ
- VS雀士ブランニュースターズ
- 麻雀レモンエンジェル
- E雀シリーズ
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関連項目
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