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番組の途中ですがニュースをお伝えします（NHKラジオ第1冒頭部定型文）
臨時ニュースを申し上げます（社団法人日本放送協会の冒頭部定型文）
臨時ニュースとは、テレビやラジオ等で緊急もしくは重大なニュースを報じるために、通常番組を中断して放送するニュース。いわゆるテレビのニュース速報よりも緊急性・重大性は高い。
大枠で「報道特別番組」の一種とされるが、その中にはあらかじめ告知されているものもあり(選挙・公判・国会の重要案件など)、また時間的には少し前に起こった事象について枠をとって放送するものもある(当日の午前に起こった事故や災害を午後に群報するなど)。本項目では、番組を即時～数分前の告知の後に中断・中止し・あるいは番組案内などに割り込んで放送するニュースを「臨時ニュース」として扱う。
概要
NHKは公共放送であることや気象業務法の規定などもあり随時伝えるニュースが多いが、テレビであればニュース速報テロップやL字画面で対応できるニュースでも、ラジオでは音声で伝える以外に手段がないため、ニュース番組などアナウンサーが生放送でメインを担当している場合を除き、番組を中断させての臨時ニュースになる頻度が高い。
民放ラジオでも日中を中心に、番組内でアナウンサーやパーソナリティーが随時入ってきたニュースを読み上げることがあるが、これは番組の流れが中断するわけではないので、臨時ニュースとは呼ばれない。アメリカ同時多発テロでは「西川貴教のオールナイトニッポンSUPER」内でアナウンサーが登場し、複数回にわたってニュースを読み上げていたが、アナウンサーは西川との対話をしながらニュースを読み上げており、性質としては臨時ニュースだが、実際に番組を中断しての臨時ニュースであると感じるかは微妙なところである。
NHKはラジオに限らず、地域に関わらず震度5弱以上の地震があれば全国で番組を中断したり、ニュース速報で流したニュースのうち重大なものを情報が集まり次第臨時ニュースで流す、番組を中断するわけではないが番組紹介の1分間枠を予定を変更して臨時ニュースに振り替える、など全体的に臨時ニュースが多いが、その中にもチャイムが鳴る臨時ニュースと鳴らない臨時ニュースがある。前者がより重大なニュースであるが、多くは震度6以上の大地震、もしくは津波警報の発令である（津波の際は独自の警報音が鳴る）。これらの事象が確認できた時点で、原則としてチャイム・警報音が鳴動し、教育、ラジオ第2なども含むNHK全波での臨時ニュースに切り替わる。
地震以外では、最近で言えば1991年1月17日のイラク湾岸戦争の開戦、1989年1月7日の昭和天皇のご危篤・崩御、新元号決定(ご危篤の時点から臨時ニュース→報道特別番組の態勢であったが、それぞれの事象ごと、計3回のチャイムが流れた)、1980年5月16日の大平内閣不信任案可決(可決は27年ぶり。提出した野党側も多くが本当に可決されると思っておらず、いわゆる「ハプニング解散」につながった)がある。
民放も大事故や大災害などで臨時ニュースを流すことはあるが、NHKに比べれば頻度は少なく、特にテレビ東京の大事件への対応にはある意味で定評がある。
NHK臨時ニュース送出体制
NHKラジオで臨時ニュースが送出できる放送局は下記の通り。結構な頻度で「番組の途中ですが〜」と割り込んで報じている。
- NHK札幌放送局（北海道）
- NHK仙台放送局（東北）
- NHK放送センター（全国および関東甲信越）
- NHK名古屋放送局（東海北陸）
- NHK大阪放送局（関西）
- NHK広島放送局（中国）
- NHK松山放送局（四国）
- NHK福岡放送局（九州沖縄）
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