自撮り棒とは、スマートフォンなどで利用される自分を写真するための棒の事
概要
自分が被写体となり後ろの風景や建物などの写真を撮りたい場合において、 これまで写真という媒体の専門機器であるカメラだと、 三脚を設置しその三脚にカメラを固定したうえで「セルフタイマー機能」や「リモコン操作」などでシャッターを切る。 もしくは、近くに通りかかった人にカメラの操作方法を教えてシャッターを切る方法が一般的であった。
時代は変わりデジタルカメラが一般的になりカメラ機能などが小型化したことなどにより 携帯電話やスマートフォンなどにカメラが付属するとなった現在では、 いつどこでも気軽に写真を撮ることができるようになった反面、 上記のような、「自分が被写体になる」状況では、 同じようにスマートフォン用の三脚を買って設置し「セルフタイマー機能」を利用して写真を撮る必要があるか 携帯電話・スマートフォンを他人に渡して写真を撮ってもらう必要がある。
しかし、この方法では、「三脚の持ち運びが面倒」「高さが足りない」といった根本的な問題や 「他人に個人情報の塊である携帯電話やスマートフォンを渡すことができない」といった個人的な問題が発生する。 これらの問題を回避して写真を撮るならば、「腕を伸ばして写真を撮る」といった行動をする事になるが、 この状態で撮影された写真は「腕の長さが足りず背景が写っていない」「自分が近すぎて間の抜けた写真になる」といった求めた写真と異なる結果になる事が多い。
この問題を解決するために販売されたのが「自撮り棒」で、 「腕の長さをカバーし、あたかも他人にカメラを渡したような距離」で写真が撮れるためそれなりに自分が求めた写真が撮影できる事 また後に「手元にシャッターボタンを押す機能」がついたものが販売されたことによりセルフタイマー中に第三者が入り込んで悲劇の写真となることが回避できヒット商品となった。 自分撮り以外の用途として、ゲームセンターなどでは操作ボタンなどの手元を録画するなどのために設置していたり、簡易防犯カメラの利用、磁石などを先頭に付属しねじ拾いなど多目的に利用される場合もある
上記のように「一定の距離」を撮影することが便利な反面、 鉄道などの公共交通機関において、本人が駅構内のプラットホームにいながら線路上にカメラを設置して撮影をすることで進路妨害となった事や 上に高圧電線が流れているにもかかわらずそういった棒を振り回すなど危険な行為が増えた事。 混雑したコンサート会場などで有名人をとるために棒を伸ばして撮影し、衝突などでカメラ(スマートフォン)などが落下し暴力沙汰になるなど モラルや安全面などの問題が発生することから、使用を禁止したり利用を控えるように案内する事が多くなってきている。
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関連項目
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