自由の女神とは、アメリカのリバティ島にある「自由」を象徴する銅像である。
概要
アメリカ合衆国の独立から100年が経過したことを祝って、フランスからアメリカに贈られた。
およそ47mの高さの台座の上にはちぎられた鎖と足枷があり、それを踏みつける形で天に掲げた右手に聖火、胸くらいの高さの左手でアメリカの独立記念日(1776年7月4日)が記された独立宣言の書を持った、足から松明まで46mほどの高さの女神が立っている銅像である。
これはすべての弾圧や抑圧からの解放・すべての人類は自由かつ平等であることを象徴している。
銅像ではあるが、海岸に設置されていることから急速に酸化して像の表面に緑青ができたため、現在は青緑色になっている。
女神の顔は設計者である彫刻家のフレデリック=オーギュスト・バルトルディ(フランス人)の母親をモデルにしていると言われており、正式名称は「Liberty Enlightening the World(世界を照らす自由)」である。
かつては灯台だったためニューヨーク港の方を向いていたが、光が弱いことなどを理由に現在は灯台リストから除外されている。
自由の国であるアメリカの象徴として世界的に有名で、1984年に文化遺産に登録されている。
銅像の内部に入場することも可能で、女神の頭頂部の王冠部分(展望台)まで登ることが可能である。
展望台はとても狭いが、ガラス窓になっているためニューヨーク港を見渡すことができる。
王冠には突起が7つついており、これには「7つの大陸、7つの海に自由を広げる」という意味がある。
また、アメリカ(ニューヨーク)を象徴するランドマークなどとしても映画などの作品にしばしば登場する。確かにアメリカにあるものが最も有名ではあるが、実はアメリカ以外の国でも各地にレプリカが点在している。
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