自由研究とは
日本の小中学生が夏休みなどの長期休暇中に学校から課される宿題である。
概要
よくある自由研究としては
本来、自由研究は、その名の通りテーマ・方法を児童・生徒が自由に決めて自主的に取り組む研究で、自ら課題を見つけ、自ら考え、問題を解決する能力といった、社会に出た時に不可欠になるスキルを身に着けさせることなどが狙いとされている。
堅苦しい授業とは異なり題材は自由であるため、内容はアイデア次第で無限の可能性がある。好奇心旺盛な人には楽しい思い出になるかもしれない。
欠点
しかし、この狙いが児童・生徒にうまく伝わっておらず、形だけやってとりあえず提出されるといったケースも少なくない。
休業期間の終わりが近付いても手が付けられていなかったりで、困り果てた子どもを保護者が手伝い、妙にクオリティが高いものが提出されることもままある。
近年では、自由研究の代行をビジネスとする業者まで出てきており、吸収力の高い時期における貴重な経験が失われることも増えているようだ。
自分でテーマを決めるという点が児童・生徒には難しいものだが、それさえ決まれば意外とすんなりと進むものなので、子どもが立ち止まってしまった時、保護者としてはヒントだけを提示して、どう取り組んで行くのかを見守る程度に留めるのがよいのではないだろうか。
また、自由研究のテーマをまとめた本やサイトなども存在しているので、時にはそれらを有効活用するのもよいだろう。
やる気が起きない
※やる気が起きない人向けの文章になります
題材は自由である。(ここ大事)
好奇心旺盛で何を書こうか迷う人のほうが珍しいかもしれない。「何を扱えば良いのか分からない」「やるのが面倒臭い」「なんでこんなクソ暑い中…」のコンボで早々に撃沈されるのがオチである。
最初に「史上最高の自由研究を作らなくてはいけない」という思い込みはゴミ箱に捨てておこう。
ぶっちゃけ小学生・中学生の自由研究にプロ級の期待なんてする教師はいないし、ド素人の子供に史上最高の内容を勝手に望んでいる教師がいるならお門違いであるし、史上最高の自由研究を作ったところで給料も賞金も出ない。この辺りは読書感想文のコツと共通している。
素人が頑張って書いたところで、10年後に見返すといびつな文字と歪んだイラストが並んだ発表用紙になっているのがオチであるため、時には開き直りや不真面目さも必要である。
要するに、やりたくもない事を難しく考えるだけ大損である。
調べる
過去の自由研究においては、図書館・書店・現地に行くか経験者に聞くくらいしか方法がなかった[1]。
現在はインターネットにさえ繋がりさえすれば多彩な情報が検索できるため、それがなかった時代と比較して桁外れに調べやすくなった。中には誤った情報もあるが、検索自体は24時間受け付けているなど使い勝手が良い。
簡単な例
本当に自由で良いもの
教科を問わず、本当に何を題材にして良い自由研究であれば最もラッキーである。
最も簡単なものは「皆が知らなそうな知識を並べる」もの。事象の紹介でも良い。不思議に思ったもの、興味を持ったもの、マニアックな事象を掘り下げよう。趣味や時事ネタをヒントにしても良い。当たり前な事象の知識を掘り下げてもいい。
- でっかい紙を用意する。
- ドドンと左上のほうにタイトルを書く。
- 皆が知らなそうな知識・単語・雑学などを並べる、それを関係性や矢印で結ぶ。
- 挿絵イラストは落書き程度で構わない。薄い下書きがあれば多少は安定する。
逆を言えば、自分の興味のある事象を布教し放題という最強のメリットもある。…それは恥ずかしいという人は、身近な物品などのトリビア・雑学などを並べてみよう。
教科や方向性など、一定の条件がついたもの
自由に研究して良いが、理科の授業、図画工作・美術の延長線上など
一定の条件のついた自由研究は少々幅が狭まる。
だだし「夏休み 自由研究 オススメ (+条件)」と検索すればアイデアはゴロゴロ転がっている。
高価な実験器具を購入せずとも、家の中にあるもので可能な自由研究などもオススメである。
始める
いざ始めてみたら、拍子抜けするくらいあっさり終わる場合もある。
- 書き出したいものを別紙にまとめておき、並べていくと結構スムーズ。
- それっぽい形になりさえすれば完成である。誤字脱字には気を付けておく。
- ちょっと歪んでる?傾いてる?こまけぇこたぁいいんだよ!(結構大事)
お疲れさまでした。
関連動画
関連項目
脚注
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