自とは、自分、自己を表す漢字である。
また以下のことを表す。
漢字として
- 意味
- 自分、自ら、自然、自ずから、本来、最初、~から、用いるという意味がある。
- 字形
- 鼻の象形。〔説文解字・巻四〕に「鼻なり。鼻の形に象る」とある。鼻の初文。
- より~至ると読む起点を表す用法、みずからという自分を表す意味も古くからある。なぜ自分という意味を持つようになったかには、犠牲を用いるときにその鼻血を用いたから、など諸説ある。
- 音訓
- 音読みは、シ(漢音)、ジ(呉音)、訓読みは、みずから、おのずと、うぬ、はな、より。名のりに、これ・さだ、などがある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- 声符
- 自を声符とする漢字に、垍、洎、郋、臮、詯、などがある。
- 部首
- 自は部首自部を作る。鼻や首を表す意符である。
- 語彙
- 自愛・自慰・自意識・自運・自営・自衛・自益・自演・自火・自我・自画自讚・自戒・自害・自覚・自学自習・自花受粉・自活・自家撞着・自家発電・自記・自棄・自機・自虐・自給・自給自足・自供・自彊不息・自軍・自警・自決・自己・自業自得・自国・自己嫌悪・自己中心的・自己満足・自今・自今以後・自在・自作・自作自演・自殺・自讚・自死・自主・自称・自傷・自証・自乗・自縄自縛・自身・自信・自信過剰・自刃・自陣・自炊・自然・自尊心・自他・自体・自宅・自治・自転・自白・自費・自分・自暴自棄・自爆・自発・自慢・自明・自問・自問自答・自由・自由奔放・自余・自力・自立・自律
異体字
⾃
- Unicode
- U+2F83
互換文字
- 1
- 0pt
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