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臭い玉（くさいたま、匂い玉（においだま）とも）とは、ゲロ以下の臭いがプンプンする喉の排泄物である。
英語ではTonsil stoneといい、youtubeではそれなりの数のTonsil stoneにまつわる動画がある。
概要
臭い玉は正式名称を膿栓（のうせん）というが、膿をフタしているわけではない。
人間ならば大にしろ小にしろ男でも女でも美少女でも老婆でも誰しも形成される可能性がある臭い物体である。
ウソだと思うなら口腔内を鏡と懐中電灯で覗いて見るといい。
発生要因
喉の奥、のどちんこの裏には「扁桃（扁桃腺）」という部分がある。ここは非常にやわらかく、喉の奥に侵入しようとする雑菌や異物を取りこんだり、叩き出す役目を持つ。喉の奥に指を突っ込むと吐き気がするのはこの扁桃の働きによるものである。
さて、扁桃はその性質上、雑菌の死骸や食べ物のカスや脂肪酸、さらに喉の粘膜の老廃物や鼻の奥に入ってきたチリなどをまとめておくゴミ箱のような部分がかなり存在する。
そこにこれら死骸やゴミやチリが滞留し、腐敗し、鬱積し、栓のように凝固した物体がこの臭い玉（膿栓）である。
特に細菌性の扁桃腺炎（扁桃炎）にかかると扁桃腺上で菌が生死を繰り返すため、どんどん死骸が溜まって臭い玉が大きくなる。
この臭い玉は相当臭く、これがたくさんあると口臭がえらくキツくなる。運よく口中から飛び出してきても絶対に潰してはならない。天下のWikipediaにすら「潰すと下水道が逆流した際のような強い臭気を放つ。」と形容されているように、発酵が進んだ臭い玉はその内部に強い腐敗臭を忍ばせているからである。
除去・予防法
臭い玉は新陳代謝の一環を含んでいるため、発生を完全に予防する方法は扁桃腺摘出手術かレーザーで穴を塞ぐしかなく、他には鼻毛を伸ばせば吸引したチリが鼻くそになる、口を開けて寝ないようにする、扁桃炎を防ぐため健康な生活を送るといった予防法しかない。
臭い玉は通常それと知らない間に喉を転がり落ち、胃で消化される。が、多数が扁桃に滞留すると口臭の原因となる。
口臭が主なデメリットなので、食後に歯磨き・うがいをする、または緑茶や口臭対策グッズなどで臭いは抑えられる。
扁桃は菌の影響をうけやすい部分であり、その柔らかさゆえにすぐ裂傷や流血が起こるため、素人が直接いじってはならない。舌や綿棒で取り除くこともできるが、あまりにも多く出るようなら最寄りの病院の耳鼻咽頭科で膿栓の除去について受診する方が無難である。
関連動画
除去手術に際し、担当医師は内視鏡で扁桃腺を観察する必要がある。
そうした際における滞留した臭い玉を取り除く過程を録画した手術動画がいくつかある。
粘膜をいじる上に、非常に臭いそうなため食事中の閲覧は避けたほうが良い。
インドのテクニシャン、JANAKIRAM先生によるオペ。インド人の臭い玉は相当大きいようだ。
扁桃腺の柔らかさを見せつけるかのようなオペ。2:06付近の音量に注意。
関連コミュニティ
あってたまるか。
関連項目
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