芥川賞単語

アクタガワショウ

芥川賞とは、日本文学会(文藝春秋社)が催する、日本で一番有名な純文学の新人賞。

最新の受賞作は、上田「ニムロッド」と町屋「1R134」(第160回)。

概要

正式名称は「芥川龍之介賞」。選考は年2回、1月7月直木賞と同時に行われる。発表とともにNHKで速報が流れる文学賞芥川賞直木賞だけ。そのため、特に本好きでもない普通の人でもたいてい存在は知っている。

普段あまり本を読まない人の中には、その知名度や扱いの大きさから「日本で一番良い小説を選ぶ賞」だと思っている人も多いのだが、実際は、期間内に要文芸誌(『新潮』『群像』『文界』『文』『すばる』の五誌。それ以外では『早稲田文学』などから補作が出ることもあるが稀)に掲載された作品から、まだ芥川賞を獲っていない新鋭作家の作品が選ばれる。上限はだいたい原稿用250枚で、短編~中編作品が対。なので、日本小説の中でも非常に狭い範囲を対とした賞に過ぎない。スポーツにたとえれば、箱根駅伝夏の甲子園がいくら世間的な注度が高くても陸上競技全体や野球全体の最高レベルの大会ではないように、芥川賞も別に日本小説全体の最高レベルの賞でもなんでもない。

現在の選考委員は小川洋子、川上美、島田、高のぶ子、堀江敏幸、宮本山田詠美、吉田修一の9名(第159回以降)。ちなみに選考委員の中で受賞作家でないのは山田島田の2人。山田は3回芥川賞を落ちて結局直木賞を受賞、島田芥川賞史上最多タイの落選6回の記録を持つ。

受賞作は雑誌『文藝春秋』に全文掲載されるため(選考委員の選評も同時掲載)、文藝春秋芥川賞受賞作の載る号だけやたらと発行部数が増えることがある(第131回で綿矢りさとひとみが受賞した際には100万部以上を記録した)。このため芥川賞直木賞は、雑誌の売り上げが落ちる2月8月に話題を作るために始めた賞であると言われているが、この説はどうやら都市伝説であるらしい。

勘違いしている人をたまに見かけるが、芥川賞は作品を募するタイプの新人賞ではない芥川賞を獲ろうと思ったら、まずは前述の純文学雑誌の新人賞を受賞するなどして、雑誌に作品が掲載されなければならない。

ほぼ中堅作家の賞となっている直木賞と違い、こちらはより新人賞に近く、デビュー作でそのまま受賞する例もままある(既に他の新人賞の選考委員をしていた阿部和重が受賞したりもするが)。そのため、芥川賞を獲った「だけ」で消えていく作家も多い。受賞自体が大きなニュースになるため受賞作がベストセラーになるのもよくあることだが、そもそも普通の人は純文学なんて読まないのでそのまま忘れ去られていく作家もまた多い。もちろん、一般的には忘れ去られても作家としてはしっかり活動を続けている場合もある。ひとみとか。

海外文学賞と違い、選考委員の顔ぶれがなかなか変わらないことについては批判も多い。現在一番の古は第114回(1995年)から務めている宮本。近年は池澤黒井千次、石原慎太郎などの古が次々と退任したため選考委員の若返りが進んだ。

太宰治が受賞できなかったことは有名だが、中島三島由紀夫村上春樹なども受賞していなかったりする(三島由紀夫デビューしたのが戦後芥川賞中断期間だったため、補にすらなっていない)。他、落とされ続け受賞できなかった作家として有名なのは島田(当時選考委員だった安岡太郎に嫌われていたらしい)だったが、当の本人は第144回から何の因果か選考委員に就任した。

直木賞とは全く別のジャンルのようで意外と接近しており、芥川賞補からのちに直木賞を獲った作家(最近だと山田詠美や角田代)や、子のように芥川賞補→直木賞補となって結局芥川賞を獲った作家もいる。社会ミステリで知られる松本清張も受賞作家。第119回で長吉が直木賞(と藤沢周)が芥川賞を獲った際には「受賞作家が逆だ」と言われたりした。

144回以降、直木賞とともに受賞記者会見の模様がニコニコ生放送で中継されている。特に西村賢太田中慎弥がそれによって大きな話題をさらった。

大百科に項目のある受賞作家

大百科に項目のある候補作家

似たような賞

ほぼ同じポジション純文学の新進作家が対)の賞に、新潮社三島由紀夫賞と、講談社野間文芸新人賞がある。

詳細はそれぞれの記事を参照してもらいたいが(簡単に言えば三島賞はトンガってて野間新人賞はオーソドックス)、大きな違いは芥川賞が「文学誌に発表された中短編」を対としているのに対し、三島賞・野間新人賞はどちらもそれに加えて単行本を対にしている。なので、芥川賞を落ちた作品が単行本にまとめられてから三島賞・野間新人賞を獲る例は結構ある。

ちなみに三島賞、野間新人賞とも、芥川賞を受賞した作家は(暗黙の了解で)対外。この三賞を制覇しているのは、笙野頼子鹿島希、本有希子、村田沙耶香の4人。

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芥川賞

51 ななしのよっしん
2018/01/12(金) 19:58:03 ID: zCWMcqAxSh
>>lv308911678exit_nicolive
52 ななしのよっしん
2018/07/01(日) 01:45:10 ID: cdHI1LPz5L
Amazonだと5800円とか急騰してて。いや、話題性はかっさらったけど、流石に選ばれないよね。
>>azB07CLRYJMMexit_nicoichiba

>>sm33446610exit_nicovideo
53 ななしのよっしん
2018/07/03(火) 23:47:28 ID: uBW8mxiusn
芥川賞補作に盗用疑惑

芥川賞補作に参考文献つけず、掲載誌おわび
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20180629-OYT1T50043.html?from=ycont_top_txtexit
54 ななしのよっしん
2018/07/17(火) 23:23:24 ID: I5yAa+Vk5z
「すべてが大きなミノみたいになって
ごろごろしているのだけれどすべてがピタっと静止して」
お母さんと思われる特徴の番号があれば」

パクリ々以前にこんなのが補になるという事実
55 ななしのよっしん
2019/02/12(火) 19:55:48 ID: NXq/TiandB
太宰が異様に執着してたけど、昔の芥川賞ってそんなに権威のある新人賞だったん?
少なくとも選考の質が当時より下がったのは外野から見てもわかるけど
56 ななしのよっしん
2019/04/05(金) 03:27:10 ID: njtIgN3wLT
複数のノンフィクション作品との類似点を摘されていた北条裕子さん(33)の小説美しい顔」(「群像」2018年6月号掲載)について、出版元の講談社は4日、単行本を17日に刊行すると発表した。
https://www.asahi.com/articles/ASM443R0TM44UCVL005.htmlexit
57 ななしのよっしん
2019/04/08(月) 11:27:22 ID: +NQ2OnW7eJ
なお許諾を得てない模様

美しい顔」の出版について談話だと当方が協議や交渉を経て訂稿を認める形になっています。
そのような事実はなく、訂案が一方的に送られてきました。原作者が「剽窃」の疑われている
作品の訂への関与など断じてありえません。編著者の関与について撤回訂正をめます。

菱 清 (@kanabun0711) 2019年4月7日
58 ななしのよっしん
2019/04/11(木) 22:47:05 ID: s3/XCqIC1R
羽田センセはタレントになりたくて小説を書いたのかしら?ある時は芸を吹かし、またある時は「芥川賞作家」面をするわけか。

それと何年か前の「貰っておいてやる」とか抜かして結局賞を貰っちゃった田中センセね。本当にその気持ちだったら、いっそ受賞を辞退すれば良かったのにね。何やかんやで権威とブランドが大好きなんだね、今の若い作家連中は。
59 ななしのよっしん
2019/04/12(金) 12:55:40 ID: cdHI1LPz5L
お金がついてくるし仕方ないね。それをモチベーションにして作品が増えるなら結果オーライ。
60 ななしのよっしん
2019/04/13(土) 01:00:00 ID: s3/XCqIC1R
>>59
いいや、それは違う。芥川賞は「芥川賞のPR」の場になってしまってるんだよ。

羽田にしろ田中にしろ(あとはニュース番組のレギュラーになっちゃった又吉も?)エエかっこしいな性格を利用されて、文壇宣伝の為のピエロを演じている(演じさせられている)のだと思う。

羽田は軽薄なタレント化、小説執筆を除けば人生経験ゼロに等しい田中なんか人生南本みたいなの書いてんだよ。まあ気分はいいだろうな、作家の肩書きを利用して好き放題やりたいことやってんだから。田中パフォーマンスも文壇の(悪い意味での)エンタメ化が的だろう。

今後「ショーセツ書いて芥川賞取れば売れっ子作家になって将来安泰」みたいなイージーな発想を持った、と同じゆとり後期世代の連中がこの手の賞を取っちゃって、会見で「芥川賞欲しかったんで書きました」などと軽薄なことを抜かすんだろうな。
で、そんながセンセイ扱いされてちやほやされて(ホリエモンやイケハヤ、西野のように)セミナー開いてを集めたりなんかして「文筆業はどこいっちゃったの
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