芦ノ湖スカイラインとは、箱根外輪山の西側を縦断する全長約10.7kmの有料道路である。
概要
芦ノ湖周辺の観光開発の為に1959年に工事が始まり、1962年に供用が開始された。芦ノ湖西側の稜線沿いに、南側の箱根峠と北側の塩尻峠を結ぶ観光に最適な有料道路で、箱根峠からは北に富士山を見ながら走ることになる。途中南から順番に3つの展望スポットが並ぶ。最初の山伏峠からは東の芦ノ湖とその向こうに連なる神山や駒ケ岳・屏風山を望むことができる。山伏峠からすぐの杓子峠からは、美しく裾野を広げる富士山の姿が視界に飛び込んでくる。3つ目の三国峠からは、駿河湾から富士山、遠く南アルプスまで見渡す大パノラマが広がる。
有料道路にはドライバーが退屈しないように走行に伴いメロディが聞こえる道路(メロディロード)というものがあるが、杓子峠~三国峠間には、上り線に童謡「ふじの山」、下り線にアニメの主題歌「残酷な天使のテーゼ」が流れる区間がある。ここを走る『新世紀エヴァンゲリオン』のファンはきっとニンマリすることであろう。また北から南に走れば熱海・伊豆への入り口となる。
富士・箱根という日本でも屈指の観光地を走るワインディングロードで、近隣にはマスコミ向けの新車試乗会で使われることもある箱根ターンパイクもあることから、芦ノ湖スカイラインは、クルマやドライブが好きな人にとって一度は走ってみたい道路のひとつである。
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