芦屋四郎とは、電撃文庫作品『はたらく魔王さま!』の登場人物であり、悪魔大元帥兼、専業主夫であるサブヒロイン。
貴様ら…人間の分際でこのような概要を!!
真奥貞夫の同居人であり、日本では専業主夫として真奥を支えている長身の青年。真奥の朝食・バイト先で食べている弁当・夕食などの食事を作っているのは彼、真奥の寝る布団を干すのも彼、真奥のパンツを洗っているのも彼である。CVは小野友樹(アニメ)、子安武人(ドラマCD)。
本名はアルシエル。魔王軍の四天王である悪魔大元帥の一人であり魔王の腹心の一人。性格は几帳面でとても紳士的、魔王に心酔している。現状に不満を持っているが、真奥に仕えることを辞めるつもりはまったくない。
魔王に対して敬語を欠かすことはなく、魔王本人がその場にいない時やモノローグにおいてすら、基本的には常に「魔王『様』」と敬称をつけており、心からの忠誠がうかがえる。ただし初対面の鈴木梨香に真奥について語る時などは、「他人に対して身内のことを語る時には、たとえ上司であっても敬称はつけない」という日本の慣習を重視してか「真奥」とあえて呼び捨てにしている。
なおアニメ版が公式海外配信された際の英語字幕では、芦屋の「魔王様」という台詞は「my lord(マイロード。「わが主」、「閣下」)」や「Milord(ミロード。「閣下」、「旦那様」)」、「sire(サイアー)」などと訳されていたようである。「sire」は現代の英語では「動物(特に馬や犬)の男親、種馬」という意味だが、古風な英語においては「わが主君」「陛下」といった意味で使用される呼びかけ語でもある。
敵対したものにはとことん辛辣な態度をとるが恩を仇で返すことはない。
専業主夫としては倹約家(悪く言えばケチ)、日本に来て初期の頃の赤貧生活がよほどこたえたらしい。主夫業の傍ら、空いた時間を利用して都内の博物館などで魔力回復の手段を探している。
「魔王軍一の知将」と呼ばれていたとのこと。日本についてからの情報収集によって大よその社会情勢や文明、経済などに詳しくなっており、知将と呼ばれるにふさわしい知性の冴えを見せる。魔族としては念動力を得意とすると同時に、魔王軍最硬と言われるほど体が硬い。日本では真奥と同じく20歳としているが、実年齢は1500歳を超えている。
人間を見下していたが、佐々木千穂などの真奥を取り巻く人間たちと触れ合ううちにその考えを改めていく。
一巻発売時のインタビュー記事で和ヶ原氏が好きなキャラクターを聞かれたとき、「アルシエル」と答えている(「全員好きだが、強いてあげるなら」という条件だが)。「作品中で一番理想と現実の狭間で苦悩しているキャラだと思うから」とのこと。
また、同記事で触れられているが、本作の登場人物では唯一実在の人物のモデルが居る。作者である和ヶ原聡司氏が芝居をやっていた頃の役者仲間で、長身であるのもその人物からの影響だという。アニメ版のBlu-ray/DVD一巻の初回生産限定特典である解説リーフレットによると、体格のみならず、「真面目で女性には紳士的、綺麗好きで手先が器用、何かと多才」等の行動・性格面についてもその人物からとったものであるとのこと。
そういった作者のお気に入り振りを反映してか、作者の実体験(食中毒で倒れ、朦朧とする意識の中でも医療費などを心配して救急車を呼ばずに我慢した)を作中で再現させられているようだ。
関連動画、なるほど力強い響きだ、興味深い。
魔王様、この関連静画は?………なるほど
魔王様は関連チャンネルを甘く見すぎです!
関連項目にこのような者を…魔王様も甘くなられた…
- 5
- 0pt