日本における春の風習として、桜の美しさを愛でる花見がある。桜の花は風雨により容易に散ってしまうため、その弱々しさ・儚さを胸に刻むこともまた、日本人の美徳の一つであると考えられる。
・・・というのは建て前で、実際には花見をしたという事実だけでは後に形として残るものがないため、団子(食事)をとる事で風流よりも実益を得ようという言葉が「花より団子」である。
ござやブルーシートを敷いて大勢が集まり、ドンチャン騒ぎをする様子などはまさにこの言葉の典型と言えるだろう。同義語に「名を棄てて実(じつ)を取る」がある(ことわざデータバンクより)。
人気漫画シリーズ花より男子(はなよりだんご)もある。
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