「重桜所属、駆逐艦花月、挨拶申し上げます。秋月型ゆえ対空・対潜が得意ですが、わたしにできることならなんなりとお申し付けくださいませ」
花月(アズールレーン)とは、STGアプリゲーム『アズールレーン』に登場する、第二次世界大戦時の駆逐艦、秋月型13番艦〈花月〉をモチーフにしたキャラクター、KAN-SENである。
デザイン:しろきつね、CV:黒木ほの香
おかえりなさい指揮官さん。お仕事を続けますか?なにか気になることがおありでしたら仰ってください。お力添えいたします
KAN-SEN名 | |
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花月 IJN Hanazuki |
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基本情報 | |
所属 | 重桜 |
艦種 | 駆逐艦 |
レアリティ | SR |
CV | 黒木ほの香 |
イラスト | しろきつね |
艦歴 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 京都府舞鶴市 |
造船所 | 舞鶴海軍工廠 |
艦級 | 秋月型駆逐艦13番艦 |
進水日 | 1944年10月10日 |
就役 | 1944年-1947年(大日本帝国海軍) |
最期 | 1948年2月3日(標的艦として処分) |
備考 | |
優しい性格と雅やかな身ごなしが印象的な、秋月型の13番艦。カンレキの関係か、手伝う仕事の順序から飾る花の種類までよく躊躇ってしまうほど、「選ぶ」ことには苦手な様子。指揮官として上手くリードしてあげましょう。
2020年4月23日より開始されたイベント「縹映る深緋の残響」(復刻)で限定建造の追加枠として実装された、重桜所属のKAN-SEN。レア度はSRで、建造時間は29分。当初はボイスが無かったが、およそ1ヵ月後の5月24日に無事実装。声優を担当した黒木ほの香氏は「丁寧に、ゆったりと。清らかな彼女のイメージに寄り添うように収録させていただきました。」と自身のツイッターで報告している。しろきつね氏が担当したキャラクターは現状花月のみ。愛着を持って接しているようで、Pixivに描き下ろし絵を数枚投稿している。
2021年1月21日、小型建造のラインナップに入った事で恒常入手が可能になった。
「菜の花や月は東に日は西に」 この景色が見られれば嬉しいものです
物柔らかな性格で、プレイヤーの事を「指揮官さん」と呼ぶ。積極的に指揮官の力になろうとする献身的なKAN-SEN。艦名に「花」が入っているだけあって花に関する台詞が多く、知識も豊富。様々な花が開く春の季節を好み、指揮官を花見に誘う一面も。表情差分が8種類もあり、色とりどり花のように豊かな彼女を見る事が出来る。姉妹艦との関係も良好で、春月の面倒を見に行っている模様。また仲間意識が強く、敗北すれば自分の責任だと詫び、仲間の身を案じる。一方で「選ぶ」事は苦手なようで、園芸に興味があるものの、どの花を植えるかで迷ってしまい結局始められずにいる。SDでもよくアワアワしている様子が見られ、彼女自身にも優柔不断の自覚もある。上記の「菜の花や月は東に日は西に」は江戸時代中期に活躍した俳人与謝蕪村が詠んだ句。親密度が上がると、園芸や生花に挑戦して、その中で指揮官との仲を深めていく姿を見ることができる。ガーデンつながりでロイヤルのオーロラとも交流を持っているようだ。
ピンクの長髪にエメラルドグリーンの瞳を持つ。大正浪漫を感じさせる和服に、番傘とアズレンでは非常に珍しい純和風の人物。全体的にピンクを基調としており、桜の花を象った髪飾りや桜模様の袴を身に着けるなど、その姿は桜の木を髣髴させる。それもそのはず、花月は歌語では「桜」を意味するからである。ちなみに艦船擬人化ゲームで花月が登場したのはアズレンが初。
パッと見普通の和装だが、実は袴にスリットが入っていて両足の太ももを露出している。両肩も露出しており、意外と肌色が多い。
初登場となった「縹映る深緋の残響」は復刻だったため出番が無く、3周年記念イベント「刹那観る胡蝶の夢」で実質初登場。信濃の護衛兵力を務めた。
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今回はデザインをしろきつね氏が担当しており、本人のツイッターでも紹介されている。
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同時実装として、水着着せ替え「白昼月 海辺の華」が販売されている。ピンク髪をツーサイドアップにし、水着というよりは華やかなドレスのような出で立ちである。
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この水着姿に目を奪われた指揮官はショップにいらっしゃいにゃ。
花月、支援に参ります!
耐久値は姉の新月にほぼ匹敵する高さ。火力は標準的なレベルだが、主砲補正は105%と高くはない(それでも軒並み80%以下の他の重桜駆逐たちに比べれば高いが)。ただ、ミソは秋月型の限界突破時の独自の強化パターンにある。2凸において、主砲砲座が+1されるのである。つまり、1回の主砲発射で2回分の攻撃力を持つことが出来、見かけの数値以上に主砲攻撃の力は強い。軽巡の阿賀野、戦艦の三笠や、戦艦長門のバフスキルの火力増強を活かせる重桜勢では貴重な駆逐艦ということになる。
その代わり、魚雷の装填ストックが1回分のままのため、装填が終わったら一旦発射しないと次発の装填がされないことになる。つまり、魚雷の温存を意識し過ぎると回転率が落ちてしまう。もっとも、これは手動戦闘での問題で、装填次第発射してしまうオートの場合は大きな問題にはならない。
つまり、2凸、3凸させてこそ強みを発揮できるのが花月であり、いきなり戦線には投入せずに寮舎や委託でじっくり育てて、少なくとも2凸させてから活躍させたいところである。
そして、スキルは次のようなもの。
『対空支援』 対空攻撃範囲内で敵艦載機が撃墜された場合、8秒間、自身の火力・対空が5.0%(最大25.0%)アップ。 効果適用中にさらに同じスキルが発動した場合、効果は加算されず持続時間のみ上書きされる。
一見意味のわかりづらいスキルだが、要するに敵機を撃墜することで自らにバフがかかる仕組みである。つまり、対空の初撃で敵を1機でも落とせれば発動し、敵機を連続して落とし続ける限りバフは継続する。なので、航空艦隊などの継続的に航空攻撃をしてくる相手に対してより有利に戦えるのである。これによって、これまた重桜の前衛艦隊では貴重な対空要員として活躍できるだろう。
その特性上、対空砲の最初の一撃が大事になるため、装備はいいものを奢りたいところ。金装備の四連装ボフォース機関砲やルンバ砲こと113mm連装高角砲、消しゴム砲こと105mmSKC連装高角砲を装備したい。
…と、ここまで読んでいただいて感付かれたと思うが、性能面は姉の春月、宵月とほとんど同じ。どの娘を育てても変わりなく使うことができる。どの娘を使うかは完全に好みの問題。前衛を秋月型で固めるという浪漫編成にしてもいい。
おかえりなさい指揮官さん。我が家の如く安心できる母港に戻るのは嬉しいですね。そう思いませんか?
大日本帝國海軍が建造した秋月型駆逐艦13番艦。花月とは、花を照らす月を意味する。花月は後期の満月型(Ⅲ型とも)に分類されるタイプで、計画では5隻建造されるはずだった。しかし花月以外は全て建造中止となり、竣工に至ったのは花月ただ1隻のみだった。
1944年2月10日、舞鶴工廠で起工。8月25日に花月と命名され、10月10日に進水。12月26日に竣工した。起工から約10ヶ月程度で竣工と、非常に速い建造であった。竣工後、訓練部隊の第11水雷戦隊に編入される。秋月型でも最後の方に就役した花月は対空・対潜・火力・速力、どれを取っても高水準で、軽巡洋艦に相当する能力を持っていた。このためスラバヤで孤立中の五十鈴に代わって第31戦隊の旗艦に割り当てられ、さっそく旗艦設備を搭載する工事が行われた。魚雷2本を陸揚げし、代わりに電探と機銃を搭載。しかし花月が竣工した頃には既に連合艦隊は壊滅し、本土近海の制海権は喪失。動くための燃料さえ事欠く状態だった。
1945年1月20日に若狭湾を出発し、僚艦と合流するために敵が跳梁跋扈する危険な日本海を渡る。門司を通り、無事に瀬戸内海へ回航された。艦長こそ百戦錬磨の東日出夫中佐であったが、乗組員の大半は艦船勤務すら経験していない若輩者だった。航海長も駆逐艦での勤務は初めてという新人だらけの中、東艦長は何でも一度はやらせてみるという若干スパルタ気味な教育で対処。これが功を奏し、2月末までに艦隊運動が出来るほど錬度を向上した。錬度不足に悩む艦が多い中での練成完了は大きなプラスとなった。
3月19日、アメリカ軍による呉軍港空襲に遭遇。この時、花月は戦艦大和の護衛のため徳山に寄港していた。ベニントン艦載機48機から大和を守るべく他の駆逐艦とともに輪形陣を組み、対空砲を放った。無事大和を守りきり、花月は修理のため呉へと入港した。そして花月率いる第31戦隊は、大和ら水上特攻部隊へ編入され、沖縄に突撃する事になった。4月6日15時、徳山を出発。無数の敵が待ち受ける魔の海に飛び込む……直前で、大和から帰還命令が下る。地獄の入り口で引き返す事になり、花月は九死に一生を得た。
その後、回天母艦に改造する案が出てきたが終戦まで行われる事は無かった。燃料不足が深刻化したため、花月は山口県柳井沖で投錨。本土決戦に備え、擬装したうえで温存される事に。そしてそのままの状態で終戦を迎えた。仮に本土決戦が行われた場合、回天母艦に改造された駆逐艦を率いて瀬戸内海を出撃し、出来る限り肉薄して回天を射出。その後は敵の輸送船団や艦隊に夜襲を挑むという生還を期さない作戦となっていた。
ほぼ無傷に等しかった花月は特別輸送艦に指定され、復員任務に従事。およそ2万人の軍人や邦人を外地から連れ帰った。1947年8月28日に青島で賠償艦としてアメリカに引き渡され、本国で性能調査を受ける。そして1948年2月23日、五島列島沖で撃沈処分された。
より詳細は次の記事へ→花月(秋月型駆逐艦)
お喜び申し上げます!流石は指揮官さん、関連動画の完成評価が完璧です
新しい関連静画ですね。整理すべきものはご指示くださいませ
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