花笠まつりとは、東北四大祭りの一つ、山形県を代表するお祭りである。
例年8月5日~7日の3日間にわたって、山形市で開催される「山形花笠まつり」が有名。
概要
威勢のいい掛け声と花笠太鼓の勇壮な音色。 華やかに彩られた山車を先頭に、艶やかな衣装と紅花をあしらった笠を手にした踊り手が、 山形市のメインストリートを舞台に群舞を繰り広げます。
花笠まつりは、菅編みの笠に紅の花飾りを付けた「花笠」を手にし、「花笠音頭」に合わせて街をねり歩く山形県のお祭りである。
花笠の花飾りは、山形県の花ベニバナに見立てたもの。また、花笠まつりの振り付けはベニバナ摘みの様子をもとにしており、その楚々とした踊りは女性らしさを感じさせる。そのため踊り手は基本的に女性が務めるが、「正調花笠踊り -蔵王山暁光-」が1999年に振り付けに加わって以降は男性の踊り手も増えた。
東北N大祭り
山形花笠まつりは「東北四大祭り」の一つであるが「東北三大祭り」には含まれない(東北三大祭りは「仙台七夕まつり」「青森ねぶた祭」「秋田竿燈まつり」である)。これは、東北三大祭りがいずれも戦前から祭りとして確立していたことや、観客数が山形花笠まつりよりも多いことなどによる。
また、「東北五大祭り」とすることもあり、これは東北四大祭りに「盛岡さんさ踊り」または「郡山うねめまつり」を加えたものとなる。
ちなみに、「東北二大祭り」や「東北六大祭り」という括りもあるが、その内訳はさまざまである。また、東北三大祭りに入っていない山形花笠まつりが仙台七夕まつりと一緒に東北二大祭りとされることもある。これは、仙台市と山形市が近く(市が隣接しており、電車やバスで1~2時間程度)、観光ツアーを組みやすいため。山形花笠まつり公式ホームページではあくまで東北四大祭りとしている。
東北六魂祭
山形花笠まつりは、山形県を代表する祭りであり、県庁所在地で催されるお祭りであるため、東北六県の各県庁所在地の祭りを一堂に会する「東北六魂祭」の一つとして数えられる。
2011年の東日本大震災の鎮魂と復興を目的として始まった東北六魂祭の、第4回目の開催地として山形県山形市が選出された。2014年5月24日、25日に予定通り開催され、2日間で26万人の人出があった。[1]
東北六魂祭実行委員会は、「山形市には、福島をはじめ、宮城県、岩手県などの被災地から避難してきた人々が今なお数多く生活している。長引く風評被害の影響もあり、街はまだ震災前の活気を完全に取り戻すには至っていない。東北全体の復興なしに、真の復興はなしえない」[2]としている。
関連動画
関連静画
関連項目
脚注
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