若桜鉄道(わかさてつどう)とは、鳥取県の第三セクター鉄道である。
概要
赤字に陥り特定地方交通線に指定された国鉄若桜線存続の為に設立された第三セクター会社。
1987年10月に西日本旅客鉄道(JR西日本)から若桜鉄道に転換され、若桜線の経営を引き継いでいる。
しかしながら、車社会となって以降赤字が続いていた路線であった事から経営は厳しいものであり、鳥取県のホームページにて公開されている収支状況においても平成13年から平成19年は毎年赤字を計上する等している。
この為転換時に積み立てた赤字補てん基金が枯渇する事態に陥る事が明らかとなり、経営方針を転換。現在線路と施設は地元自治体が保有しており、若桜鉄道は第2種鉄道事業者として車両や乗務員を保有する形を採っている。
その一方で若桜線を観光資源として活用する事に力を注いでおり、若桜駅では蒸気機関車等の保存運転が行われている。年齢制限はあるものの、応募すれば参加出来る事もあり人気を得ている。
また、線路の枕木のオーナーも募集しており、こちらは1本5,000円。有効期限は3年で若桜駅入構料が無料となる。
復興応援切符
熊本地震で被害を受けた南阿蘇鉄道への復興応援活動として、2016年4月29日からひたちなか海浜鉄道・由利高原鉄道・若桜鉄道・いすみ鉄道・南阿蘇鉄道の五社による復興応援切符が販売される。金額は1,000円で印刷販売コストを差し引いた700円ほどが南阿蘇鉄道に支援金額としてわたることとなる。
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関連項目
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