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荒木雅博(あらき まさひろ、1977年9月13日-)とは、熊本県出身の元プロ野球選手(内野手)である。2019年からは中日ドラゴンズのコーチを務める。
「アライバ」の「アラ」。
概要
中日ドラゴンズ #88 一軍内野守備走塁コーチ |
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荒木雅博 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 熊本県 |
生年月日 | 1977年9月13日 |
身長 体重 |
180cm 74kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 二塁手、遊撃手、外野手 |
プロ入り | 1995年ドラフト1位 |
引退 | 2018年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
1995年のドラフト会議で外れの外れで中日ドラゴンズから1位指名を受け入団。当初は身体、技術とも未熟でしばらくは一軍に定着できなかった。イップスになったこともあり一時は外野での出場が多かった。また、一時的にスイッチヒッターに挑戦したこともある。
2002年からセカンドのレギュラーを獲得すると2004年には打撃が開花。イチローの持つシーズン1試合4安打以上の日本プロ野球記録を塗り替えるなど打率.295、39盗塁で初のベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得。
2006年には初の打率3割をマーク、2007年には初のタイトルとなる盗塁王を獲得。
2010年はショートにコンバートされるも、開幕前に左前脚を負傷し二軍スタート。夏場から調子を挙げ3割近い打率、キャリアハイとなるOPS7割など活躍した。一方脚の故障もあり盗塁数は減り、守備では不安定な送球が目立ち20失策を記録して7年連続ゴールデングラブ賞の受賞はならなかった。
2016年は93試合に出場。8月6日の横浜DeNAベイスターズ戦で通算370盗塁を達成し、高木守道が持っていた球団記録を更新した。
2017年6月3日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦で史上48人目の2000本安打を達成した。中日では4人目。
2018年は選手兼任コーチとなったが、ベンチに入れるコーチの人数が決まっているため、コーチの職については名目上では解任となった。
前年よりもさらに試合に出場する機会も減り、10月6日に引退会見の場を設け正式に引退を表明した。10月13日の対阪神タイガース戦で同じく引退する岩瀬仁紀と共に出場。この日は元同僚の高橋聡文との対戦もあり、5打数2安打で選手生活に別れを告げた。
引退後
2019年から中日の二軍内野守備走塁コーチに就任。2020年からは一軍内野守備走塁コーチ。
プレースタイル・人物
- 二塁手で6年連続ゴールデングラブを獲得した守備と、盗塁王獲得経験もある俊足が売りの選手。特に守備範囲が極めて広く、2008年度まではほとんど動かない一塁手のタイロン・ウッズをよくカバーしていた。出塁率が高くないのとバントが上手くないのが課題。打撃もパワーに欠くが、前述の1試合4安打以上のプロ野球シーズン記録が示す通り固め打ちが多い。
- 自他ともに認める練習の虫。監督時代、選手に地獄のような猛練習を課した落合博満ですら「お前はやりすぎだからもうやめろ」と止めたただ一人の選手だったと述懐している。
- ニックネームとして選手会長であることから「会長」、顔から「馬」などと呼ばれる。特に活躍すると「名馬」、凡退などであれば「駄馬」などとも言われる。もっともチームメイトからは「トラ」と呼ばれているらしい。
- 2015年に山本昌が引退したことで、2016年から18年までは中日ドラゴンズの現役最古参となった(年齢としては岩瀬仁紀が3歳年上だが、岩瀬は大学、社会人経由で99年に入団したため在籍期間は荒木の方が長かった。なお、二人は共に2018年に引退している)。
応援歌
球団 | レス | No | プレイヤー |
---|---|---|---|
中日(旧) | 荒木雅博#9 | 7051 | |
中日 | 応援歌のピコカキコ一覧#1214 | 13251 |
成績
通算打撃成績
通算:22年 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 2220 | 8416 | 7639 | 954 | 2045 | 275 | 27 | 34 | 468 | 378 | 284 | 26 | 431 | 36 | 1043 | 129 | .268 | .309 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
NPB | 一塁手 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1.000 |
二塁手 | 1687 | 3970 | 4699 | 111 | 926 | .987 | |
三塁手 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | |
遊撃手 | 289 | 447 | 800 | 38 | 139 | .987 | |
外野手 | 192 | 177 | 3 | 2 | 0 | .989 |
タイトル・表彰
タイトル | ||
---|---|---|
盗塁王 | 1回 | 2007年 |
表彰 | ||
ベストナイン | 3回 | 2004年-2006年 |
ゴールデングラブ賞 | 6回 | 2004年-2009年 |
オールスターゲームMVP | 1回 | 2008年第2戦 |
関連動画
関連項目
外部リンク
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