荒金久雄単語

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荒金久雄（あらかね　ひさお、1978年8月1日-）とは、大分県出身の元プロ野球選手（外野手）である。現在は福岡ソフトバンクホークスの球団職員。

概要

PL学園時代に投手から外野手に転向。3年次に甲子園に出場。青山学院大学を経て2000年ドラフト5位で福岡ダイエーホークス（後の福岡ソフトバンクホークス）に入団。身体能力は高く、ポスト秋山幸二として期待された。

2004年、村松有人の退団で出場試合数が増加。プロ入り初ホームランと初打点を挙げるが、打率は.213と奮わなかった。

強肩と打球判断に関しては定評があり、以降は主に外野の守備要員として起用されるようになる。フェンス直撃の打球に対して捕球体勢に入ってみせることでランナーの進塁を防ぐような頭脳プレーを見せるなど守備面での評価は高かったが、いかんせん打力がパッとせず、同じタイプの辻武史とともに一軍と二軍を行ったり来たりを続けていた。

2006年以降、出場機会が減少。辻とともに毎年「どっちかはクビだろう」と言われながらも生き残る。2008年には怪我人の続出で出場機会を取り戻し、4年ぶりの本塁打や、日本ハム戦で1試合4安打を放つなど55試合に出場した。が、秋山幸二監督となった2009年には城所龍磨が外野守備要員に定着したため、辻ともども一軍に居場所を失う。

2010年のシーズン途中、J.D.ダービンの獲得のため支配下選手の枠を空ける目的で、金子圭輔と共に金澤健人との2対1の交換トレードでオリックス・バファローズに移籍。_{なおダービンは3試合に投げただけで解雇されたが、金澤がまさかの復活を遂げたため結果的に成功トレードに。}

オリックス移籍後は即一軍登録されると、移籍後初出場となる古巣のソフトバンク戦で代打出場し初安打。その後、交流戦から主に2番ライトとしてスタメン起用されるようになる。もともと定評のあった守備に加え、打撃も開眼したのか安定して率を残すようになり、解説の福本豊に「よう（こんな良い選手を）ホークスが手放したなぁ」と言われるほどの活躍を見せ、チームの交流戦優勝に貢献した。夏場以降はフランシスコ・カラバイヨの加入と森山周の台頭によって出番が減ったが、64試合に出場、打率.269、3本塁打16打点と自己最高の成績を残す。

2011年は開幕からしばらく二軍暮らしだったが、6月に一軍昇格。7月3日のソフトバンク戦で李承燁の代打として出場し、森福允彦からサヨナラタイムリーを放った。しかし調子の良かった時期には田口壮がライトに定着していたため出番に恵まれず、その後は調子を落とし、38試合で打率.205、2本塁打8打点とホークス時代に見慣れた感じの成績に落ち着いてしまった。

2012年は川端崇義の台頭などにより僅か3試合の出場に終わり、二軍でも結果を残せず、戦力外通告を受けて現役を引退。

引退後

古巣のソフトバンクに戻り、スカウトに就任した。スカウトとして担当した選手は、曽根海成、茶谷健太、高橋礼、椎野新、奥村政稔など。

2020年までスカウトを務め、2021年からは編成育成本部の育成部スタッフに異動。

応援歌

球団	レス	No	プレイヤー
オリックス	荒金久雄#6	7031

ソフトバンクからオリックスに移籍してからも使用されていた。

成績

通算打撃成績

通算:11年	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	死球	三振	併殺打	打率	出塁率
NPB	399	734	644	90	148	44	3	10	55	3	16	2	46	26	168	7	.306	.354

通算守備成績

機構	守備位置	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
NPB	外野手	333	356	5	6	0	.984

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• プロ野球選手一覧
• 福岡ソフトバンクホークス
• オリックス・バファローズ
• 前川勝彦 - PL学園時代の同期。
• 辻武史
• 金子圭輔　/　金澤健人 - なぜかトレードに関わった3人とも苗字に「金」の字が入っている。