菅義偉(すがよしひで)とは、日本の政治家である。
衆議院議員(神奈川2区選出、7期)。第7代総務大臣(第一次安倍内閣)、第81代内閣官房長官(第二次・第三次安倍内閣)、第26代自由民主党総裁、第99代内閣総理大臣。
概要
高校卒業後に集団就職で上京。段ボール工場で働きつつも法政大学法学部法律学科に進学、卒業した。
卒業後に就職するが、その後小此木彦三郎氏(当時衆議院議員)の秘書を務める。
1987年に横浜市議会議員に当選、2期務める。1996年に神奈川二区より衆議院議員選挙に出馬し、当選を果たす。
自民党の派閥においては、いくつかを巡った後、派閥への所属を行っていない。
2006年の自民党総裁選で安倍晋三を擁立する原動力となり、内閣発足後に総務大臣、のちに内閣府特命担当大臣に就任、兼務した。総務大臣としては、ふるさと納税の提唱、法案作成に尽力し、NHKの受信料値下げ(2割目標、ただし義務化による徴収率の向上が条件)を提案している。
安倍内閣の退陣後は麻生太郎を支持、麻生内閣の閣僚にはならなかったものの、党内での調整役を務めた。
2012年に第二次安倍内閣が発足すると、内閣官房長官に就任。内閣改造や第三次安倍内閣でも留任した。
2019年4月1日に新元号「令和」の発表を担当した。そのため「令和おじさん」とも呼ばれている。
2019年4月28日にはニコニコ超会議2019に来場。この場で「令和おじさん」と呼ばれていることについて「自分でもビックリしている。」と語った。
2020年9月14日、安倍晋三の辞任を受け自由民主党総裁の後任を決める選挙が行われ、岸田文雄・石破茂に大差をつけ当選。第26代自由民主党総裁となった。
2020年9月16日、臨時国会での首班指名を経た後、親任式での天皇陛下による任命を以て、第99代内閣総理大臣となった[1]。
2021年10月4日、菅内閣総辞職。自民党総裁選の対策と新型コロナ対策の両立は出来ないという理由から、9月に行われた自民党総裁選に出馬しなかったため、総理大臣職も降りることになった。前月から辞職の意向は示していたため、総辞職に関して大きな混乱はなかった。自民党総裁と総理大臣の後任は岸田文雄。
2022年9月27日に、7月に凶弾に倒れた安倍晋三の国葬に際して「追悼の辞」を読み上げた。その中ではあえて故人を「総理」と呼び、長年のパートナーだった故人をしのんだ。[2]
人物像
安倍晋三、麻生太郎を総裁選の頃より支持をしており、その頃より最大の側近として活動をしており、そのことが内閣官房長官就任のきっかけとなっている。
一方で、 各派閥に所属するも離脱することも多く、各派閥の議員、党員からは反感を買われることが多い。
総務大臣就任時には、NHKの報道に対する命令や受信料に対する議論を起こすなど、強権的と言われた。
日韓議員連盟に加入している。
niconicoにおいては、コメントに賞賛するユーザーコメントが多く「ガースー」という渾名も与えている。
パンケーキが好物。
関連動画
関連項目
- 政治
- 自由民主党
- 内閣総理大臣
- 安倍晋三 - 前任の首相。尚且つ政権二期時に菅は官房長官であった。
- 麻生太郎
- 梶山静六
- 小渕恵三 - 平成おじさん。菅と同じく官房長官時に元号を発表し、後に首相となっている。
- GSF
- 望月衣塑子
第96代,第97代,第98代 | 第99代 | 第100代 |
安倍晋三(自由民主党) 2012~2020 |
菅義偉(自由民主党) 2020~2021 |
岸田文雄(自由民主党) 2021~現職 |
脚注
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